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出生前診断について その①

出生前診断をやる?やらない?

出生前診断については体外受精を行うようになってから漠然と「やりたい」と思っていた診断でした。

周りで障害を持った人がおり、私は自分では立派に育ててあげられない。精神的に脆い私は無理だろうって思いがもともとあったし、言い方が悪いのですが…此処まで大変な道のりを越えて来て、時間もお金も掛けて心身も削ってきた状態で更に過酷かもしれない道を選択する勇気がないのです。

なので、何歳で授かっても出生前診断は必ず受けたいと思っていた気持ちは妊娠後も変わらず、診断を行う決断をしました。

どの検査を行うのか?①

出生前診断には確定的検査と非確定的検査の2種類があり、基本t的な認識としては身体的障害というよりは染色体異常など身体の内側についての検査です。

確定的検査は誰もが聞いたことがある「羊水検査」と「絨毛検査」

非確定的検査は「妊娠初期コンバインド検査」「クワトロテスト」「NIPT」などが挙げられます。

非確定的検査は母体の血液やエコーなどで検査が出来るため、流産などの危険はなし。ただ、検査方法によっては精度も異なり、確定的検査には劣ります。費用は確定的検査より抑えられる傾向にあります。

確定的検査は膣や腹部から針などを使って検査を行うため、流産などの危険は0ではありません。ただ、精度は高いです。

勿論、非確定的検査を受けて陽性となれば確定的検査を再度受けるのが望ましいです(最終的に陰性の場合もあるので)

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こうやって考えれば精度の高い確定的検査を行うのが一番ではありますが…流産リスクと痛みが伴う検査を行うことには不安を感じていた為、非確定的検査「NIPT」を選びました。

*検査によって受けられる週数が異なりますので、受けられる週数であるかの確認は最低限必要です。

どの検査を行うのか?②

非確定的検査の中で何故NIPTを選んだのか。

その理由は以下の2つです。

「非確定的検査の中では圧倒的に精度が高かったから」

「不安なダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーが対象の疾患だったから」

非確定的検査はどれもダウン症候群は対象となりますが、その他の疾病がどこまで範囲となるかは検査方法によって異なります。

そして、NIPTの費用は他の2つに比べたらかなり高額となります。

不妊治療を終えてからも高額なお金を捻出するのはかなり大変ですが、それでも大事な検査なので費用面で選択肢を絞るという方法はやめました。

NIPT検査、どこで受ける?

大学病院など、NIPTの検査の認定を受けている病院では大半が「35歳以上でないと受けられない」という条件があります。

そのため35歳以下でNIPTを受けたい方は出生前診断のみを行っている非認定施設などで検査をされる方がとても多いそうです。

ただ、有難いことに認定を受けている成育医療センターでは35歳以上でなくても「強い不安がある妊婦」であれば年齢に関係なくNIPTを受けられるということが判明

成育曰く妊婦の実年齢が必ずしも卵の年齢と判断することはできず、ひとりひとりの状況によって年齢についての考えは様々であると捉えているからだそうです。

不妊治療をしている身としては若いから授かるものでもなく、若いから良い卵を採れるわけでもないことを経験してるからこそ…この成育の考え方は嬉しいです。

ただ、値段はやはり認定施設と非認定施設では全然違います。

成育では18万と高額ですが、確認出来るのはダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーのみ

非認定施設ではダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーに性別確認、それ以外の病気を調べられるオプションをつけても10万程度

この8万の差は大きい…けれど、最終的には成育での検査に決めました‼

決めるうえで自分なりに比べたのは以下のポイントです

☆☆☆成育☆☆☆

〇費用は高いが、陽性だった場合に出産予定の病院のため対応がきちんとしてるのでは?35歳以下でも認定施設で検査を受けられる場所は少ないのに、出産できる病院で検査できるのは有難いことなのでは?

〇検査を受ける前にカウンセラーとカウンセリングを受ける時間がある

△カウンセリングには極力夫婦で参加する必要がある

△性別を教えてくれないのはケチ‼‼でも、性別によって産むのをやめる人もいるらしく…そういったリスクを回避しようとしている考え方は納得

×結果が分かるまでに2~3週間と時間が掛かる

×費用が高い

☆☆☆非認定施設☆☆☆

△事前のカウンセリングが一切なし。時間がない人はすぐに検査を受けて帰れるが、予め自分で検査についてきちんと調べる必要性がある

×結果はオンラインや郵送で確認。陽性であっても検査後の相談などは出来ない(私の知らない施設では検査後の相談ができるかもしれないですが…)

〇結果が分かるのが1週間以内と早い

〇陽性だった際に、その施設で羊水検査をする場合は追加費用が一部免除になるようなオプションを事前につけられる施設も(勿論、このオプションも有料ですが…羊水検査をする際はかなりの割引率に)

〇低価格でダウン症候群、18トリソミー、13トリソミー以外の病気の検査も出来る(ただし、他の病気の検査の精度は低く、わざわざ追加費用を掛けてやる必要性はないと言っている某YOUTUBEの方も)

値段については最後までネックでしたが、やはり検査の前後のフォローが手厚い所を魅力に感じて決めました。

*生育は今年の11月からNIPTの検査が値下げとなり、今は10万で検査ができます。私も検査当日に値下げしたことを知り、結局は安いお値段で検査を受けられました(^^)

成育での検査の予約の仕方は?

成育は普段の妊婦検診の先生に頼んで予約する方法ではなく、別途自分で予約専用番号に電話をして予約を取るシステムとなってます(科が異なるため)

曜日や時間帯によっては、予約の際の電話で検査の方法などについて少し相談をすることも出来るそうですが…

私が電話した際は、予約専用のオペレーターの方しかいない時間帯だったので…質問などはできず。ただ、予約は希望通りの日にちですんなりと取れました。


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