カリブの小さな島が空前のAIブームに乗って大もうけしている話。

　カリブ海に浮かぶ小さな島々、英領アンギラでは、昨今のAIブームにより、思いがけない幸運を手にしているとのこと。

　その秘密は、アンギラの「ドメイン」にあります。

　ドメインとは、インターネットアドレスのこと。.アドレスの末尾につくcomとか、.jpとは、目にしたことはございますでしょう。.comはcommercialという言葉から作られた商業ドメイン、.jpは日本国を表すJapanから作られたドメインであり、使用するにあたっては登録申請と使用料金の支払いが必要となりますの。

　そしてアンギラのドメインは──アンギラという字面からは意外かもしれませんけども──「.ai」なのです。現在、末尾をこの.aiにしようと、諸企業がこぞって取得申請を出しているそうで、その使用料金によって、潤っているというわけなのですね。その額、およそ3200万ドル（約48億円）！これはアンギラの昨年における国内総生産（ＧＤＰ）の10％を超える数値とのこと。

　世の中、何がどう転んで、どういう結果になるか、わかりませんわね。ひょっとしたら、身の回りの意外なものが、大金を生むかも...…？大切なのは、きちんと権利について学び、それを保持していることだと思いますわ。