インディー・ロックの現在

今年、素敵な新作をリリースしているこの3バンドは、それぞれの仕方で、スロウコアをアップデートしてるような収録曲があるのが面白いよね。

Klan Aileen - "再放送"

BEACH HOUSE - "PAY NO MIND"

Iceage - "Catch It"

どの楽曲も、ロングトーンやセミ・ドローンを上手に使っていたり、音の繋ぎ目を曖昧にしてるような部分がとても良い効果をあげている。3バンドの新作の中でぼくがもっとも好きなのは、Klan Aileen『Milk』だけど、長い音を有効活用するということを一貫させてたのはBeach House『7』かな。

ドローンといってしまうにはもちろん短いけどw、そういった長い音、しかも空間を埋めるようなものではなく、どちらかといえば単線的な音を扱おうというのは、ロックのフォーマットを保ちつつドローンを導入するというところで考えると、けっこう頷ける着地点だとは思う。

ゼロ年代中盤以降、エクスペリメンタルな領域でドローン~アンビエントが強くなってきて、Iceage(デンマーク)なんかはその流れをどこか(ドゥーム・メタルあたり?)から受け継いできているのかなと思ったりもする。ドローンを飼いならそうという動きがロック方面から出てきているのかな。

彼らはどこかでゼロ年代後半以降における広義のドローン・ミュージックの余波を、どこかで受けている気がしている。かつてのシューゲイザー的なものとどこか違っているのはそういうところかな。あと、ドローンの現代的展開というところに焦点を当てると、ポストクラシカルもポイントになってくる。

それが特に顕著なのが、A Winged Victory For The Sullenだよね。なんてったって、Stars of the Lidの片割れであるアダム・ブライアンバウム・ウィルツィーが在籍している。

A Winged Victory For The Sullen - Requiem For The Static King Part One (...

A Winged Victory For The Sullenには以前インタビューしてます(下記リンク先)。というわけで、今、広義のドローン的表現に着目すると色々面白いかもです。

【Next For Classic】第3回 ア・ウィングド・ヴィクトリー・フォー・ザ・サレンがこの世でもっとも美しい~              http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/12729

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八木皓平

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