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ふと考えてみた。

世界中のアニメファンや日本中に衝撃を与えた京都アニメーション放火殺人事件で、京都府警は27日、全身やけどで一時は瀕死の状態だった青葉真司容疑者(42)の逮捕に踏み切った。

発生から10か月余り。殺人事件としては平成以降、最多の36人が犠牲となり、事件の取り調べは、異例ずくめの形で始まった。

「青葉容疑者の治療に力を尽くしたのは、被害者と真相解明のためだ。罪に向き合ってほしい」。

近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)で約4か月、治療にあたった医師の一人が取材に経緯を語った。

やけどは全身の9割超に及び、最初に搬送された京都市内の病院では手に負えず当時の症状から計算した死亡率は「95%超」。医師は「救命は難しいかもしれない」と感じたという。

それでも「自家培養皮膚移植」により、皮膚再生治療を行った。8月中旬に1回目の培養皮膚移植を実施。体の表面の20%程度が覆われると、血圧など全身状態が徐々に改善した。3回目の移植で救命のめどが立ち、移植は9月中旬、5回目で終わった。10月上旬には呼吸管理のための管を抜き、会話もできるようになった。

青葉容疑者は近大病院でのリハビリ中、「意味がない」「どうせ死刑だから」「(自分は)意味のない命」などと投げやりな態度を見せた。

しかし、この医師が「私たちは懸命に治療した。君も罪に向き合いなさい」と繰り返し諭し、リハビリをさせると、次第に態度の変化も見られた。昨年11月の転院時、青葉容疑者は医師に「他人の私を、全力で治そうとする人がいるとは思わなかった」と漏らしたという。

この人は今までどんな人生を送ってきたのだろうか。きっと人の優しさに触れたり、愛をもらった瞬間もあったはずだ。でもその優しさを素直に受け取ってこなかったのだろう。

これから生きる上で、自分と向き合い、犠牲になった方の命に向き合い更には残された遺族や関係者に向き合い命の尊さや人の愛を知って、死を迎えるその日まで命を無駄にせずに生きて欲しいと思う。

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