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ブーイングする・しない論争について

恐る恐るですが、この話題に触れることにしました。

(※ビビって書いた分、100円の有料記事設定してますが、全部無料エリアにしてるので読めます。
なんかいい記事だな〜と思ってくださる人はご購入頂けると喜びますが、全然気を遣わず無料で読み散らかして、批評もして下さい。)

レノファは第31節終了時点で21位となり、ついに降格圏に足を突っ込みました。第31節では順位が1つ下だった徳島に、いわゆる6ポイントゲームで敗れての降格圏への突入です。

これを受け、SNS上は荒れに荒れています。
時期も時期ですし、割と降格に対する不安や不満、危機感を募らせている方も多いのではないでしょうか?

ちょっとした前置き

さて、ここ数年の低迷が続くレノファですが、今回のようにサポーターのフラストレーションが溜まると起きてくるのが、このブーイングする・しない論争です。いつも客観的に見てますが、これについては本当に終わと正解なき論争です。お互いに立場や考え方がありますし。

また、先日徳島ヴォルティスのサポーターの方と柿谷選手のやり取りがSNS上で話題になりました。

こういった経緯があるため、自分自身でこの話題についてしっかり考えてみようと思い、考え方の整理も兼ねてキーボードを打ち始めているところです。

なので、ゴール裏にもいく訳でもないいわゆる”ライト層”の1人が、客観的に見てどう思っているかの参考程度に読んでいただけると幸いです。

結論

この終わりなき論争について、私としては「ブーイングする・しないはどっちでもいいので、好きにしたらいい」が結論です。どちらも悪でもなければ正義でもない。

ただ最重要だと思うのが、「それを他人に強要したり、その立場でマウントを取り合うものほど、お互いや周りで見ている人に不快感を与えるものはない」という但し書き付きであるということ。

要は、「やりたければ各々が1人でやって、それに賛同すれば一緒にやればいい」という話です。
噛み砕くと、「最近弛んでるからみんなでブーイング!拍手なんかするな!」とか「このチームのサポーターは暖かいのが良い!だからブーイングは絶対ダメ」とかの強要が×ということになります。

(無論、この記事の内容も強要するつもりはないですので参考程度に読んで下さいね!)

SNSを見ている分には、割とこの但し書きの部分をすっ飛ばして論争が起こっていることが多い気がします。
なので、どうしても「ブーイングは悪・拍手は善」みたいな感じの立場になりがちです。

特にこれまで、選手を持ってしても「サポーターが暖かい」「優しすぎる」といわれ続けてきたレノファ山口サポーター界隈では、この立場が割と明確に対立しているように見えてしまうのです。

”必死さ”について

ブーイングする・しないという観る側の話をする前に、大前提として心得ておきたいことがあります。

それが「必死にやっていない選手はいない」ということ。もっと言うと現場の監督コーチ、そして強化部などのフロントも同様です。

このブーイング論争の中でよく出る話として「サポーターは必死なのに選手は必死さが足りない」みたいな話が出ます。
これについては、絶対そんなことないというのが私の持論です。

そもそも、他に仕事や生活がありながら応援を趣味としてサッカーに触れている我々サポーターと、短い選手生命の中で、いつクビを切られ、その先の保証も何もない仕事としてサッカーに触れている選手やスタッフとを同じ土台で比べること自体がナンセンスであり、ちょっとした勘違いをしているように思います。

もちろん、趣味の中でお金や時間・体力を削りながら必死に応援して、それが選手たちの原動力になっていることは認めますし、素晴らしいことですけどね。

ただ、語弊を恐れずに言うと、サッカーへの向き合い方と、そこに対する覚悟が、我々のものとは違うのです。

社会人としてのサッカー選手のすごさ

少し話が逸れますが、自分が社会人になってから改めてサッカー選手の凄さを感じるようになりました。

一般的なサラリーマンであれば、特に日本だと正社員として仕事をしていればクビになることは割とレアなケースです。
日本の雇用者のうち、正規雇用者の割合が約63%と考えると過半数上の方にはあまりなじみのないことです。

ただ、当たり前のことですがサッカー選手は違います。

プロ年数関係なく、翌年の契約がもらえる保証はどこにもありません。
単年の年俸も、プロ野球などと比べると決して高い水準にあるスポーツだとは言えません。カテゴリがJ2・J3になれば尚更です。

加えて、引退後にそれまでサッカー以外に社会人としての経験が無い方が仕事を探すことが、決して簡単ではないことも容易に想像がつきます。

それでも彼らは家庭を持ち、日々のサッカーに対して打ち込んでいるのです。その彼らが必死じゃない訳がない。

本当に尊敬しますし、それを思えば思うほど、自分のようなサポーターが選手に対して「必死・必死じゃない」という姿勢の部分を問うような投げかけをすることが、いかに愚問かを感じさせられます。

まとめ

すみません、文章を書くにつれて少し言葉が強くなってしまいました。
ただ、そうなってしまうくらいにサッカー選手という職業の方を同じ社会人として尊敬しています。

そして、考え方は違えど、きっと皆さんそれぞれにサッカーとの向き合い方や応援のスタイルがあるはずです。

なので、私も全員に「サッカー選手を尊敬しろ」というつもりはありません。無論、ブーイングをするなとも。

それと同じで、最初にも書きましたが、その考え方を押し付け・マウントを取ることはやめた方が良いのではないかなというのがこの記事で伝えたかったことです。

よく「ブーイングすると怖がってサポーターが減ってしまう」という言葉を耳にしますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

私はブーイング自体ではなく、強要したり、ブーイングしかさせない空気になっていることが、人を寄せ付けなくする本当の要因のような気がしてなりません。

みんな違ってみんな良いのです。

ただ、誹謗中傷や暴言・暴力だけは絶対ダメです。
ルールを守って、自分なりのサッカー観戦を楽しめると良いですね!

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