見出し画像

【バイク教習日記番外編1】人の2倍努力しなさいは本当だった

50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした時のことを振り返りながらコーチングやカウンセリングの観点から分析していきます。

運動音痴が大型バイクの免許にチャレンジすると…


私は運動が得意ではない
体育の時間が楽しいと思った記憶は一度もない。

小学生の頃は逆上がりが出来なくてあの無機質な棒と全然仲良くなれず泣かされていた。
バレーではサーブを相手にさわらせたことがない、そもそもコートに届いたことがない。
水泳はなんとか25メートル泳げるが、泳いでいるというよりも水中でもがき苦しみながらかろうじて前に進んでいる感じ

見たように身体を動かすことが出来ない
先生のお手本を「見て」はいるけど「見たように自分の身体を動かす」ことが出来ない

そんな典型的な運動音痴なおばさんが無謀にも大型バイクの免許取得にチャレンジしてしまったのだ!

普通二輪の免許なしにいきなり大型免許にチャレンジした場合、全く補習なしの最短で17時間で2段階に進めることになっている。

教習原簿の1段階の記録枠が24回分用意されているので、補習になったとしても合計24時間も練習すれば2段階に進めると想定されているのだろう。

私はその想定を大きく裏切り30時間かかってやっと第1段階をクリアした。

25時間目以降は追加用紙を貼られた

追加料金を払って安心コース(何時間補習をうけても追加料金なし)に入っている。教習所側からすれば追加料金分を大幅に上回る「不良債権生徒」であることには間違いないだろう。


苦手なことにチャレンジするのは時間のムダなのか?

昔から苦手なことを出来るようになるためには人の2倍、3倍努力しなさいと言われている。

確かにそうだなと思う
「体が覚えるまで同じことを繰り返すしかない」

繰り返しが2、3回で済む人もいれば、10回20回と繰り返さなければ体が覚えてくれない人もいる。

私は後者なのでとにかく時間がかかる
合計30時間かかったということはほぼ倍の時間が必要だったということ。

まさに「人の2倍努力しなさい!」は身をもって体験したことになる

逆にいえば
苦手なことでも人の2倍努力したら出来るようになる!!
ということ

人の2倍時間をかける暇があったら得意なことをした方が効率的なのではないかとも思う。

非効率的なのかもしれない
それでもチャレンジすることで得たこともある

「出来ない自分との向き合い方」や「モチベーションの維持の仕方」など、心理学やコーチングの知識やスキルが役に立ったことが何度もあり、これぞ「人体実験」でありセッションやセミナーでの「話のネタ」になって役立ってくれている。

登校拒否状態で体調不良になったり、教習を辞める言い訳にしたくて病気になりかけたり、コケまくって作ったてんこもりの青あざとか擦り傷とか身体へのダメージはかなり大きかった。

チャレンジした結果しんどいことや痛いことの方が多かったじゃないか!それって得たことなの?失ったことじゃないの?そう思う自分も確かにいるけれど…

それでもやはり無駄ではなかったと思う

出来なかったことを出来るようになる
人一倍時間をかけた分その喜びは人一倍大きい

50年も生きると大概のことは経験しているし、必要なことは出来るようになっている。

子供の頃に初めて自転車に乗れた時に感じた弾けるような喜びや嬉しさ、やってやったぜ~!を感じる機会は少なくなってくる

苦手なことにチャレンジしたからこそ、子供の頃に感じたあの喜びを久しぶりに感じることができたのだと思う。

いい感じで締めくくろうとしていますが…教習当時は痛くて怖くて必死すぎてハチャメチャな日々の連続!

そんな日々をつづったのがバイク教習日記です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?