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【バイク教習日記13】先生の後ろに乗せてもらって傾き体験!

50歳153㎝の女子が無謀にも大型バイクの免許にチャレンジした記録です。

【12月16日・17日 教習19・20時間目】 

教習項目11・12・15 
バランスのとり方(直線・曲線) 坂道発進

今日も今日とてスラローム・一本橋・波状路の練習
物覚えの悪い私は同じ項目を出来るまで繰り返すしかない

波状路の「立つのが間に合わない問題」はまだ解決しない


「左折して波状路エリアに入りまたすぐ左折し
波状路に正対させる」

赤丸のところが私には難しい

ビビりながら曲がっていると
あっという間に波状路が目の前にやってきて
立つのが間に合わずあえなく座って通過することになる

先生に
「あきらめずに立つ!」と𠮟咤激励される

「立とうと思っているのです!私だって」
気持ちは立とうとしているのだけど立てない

「素早く立つ!」を習得するために
自動車用のS字コースをスタンディングで繰り返し通過する

立つとアクセルやクラッチを握る角度が変わって
意に反して思わぬところでアクセルが回ってしまう
実際は回ってしまうではなく自分で回しているのだけど…
手の動きをコントロール出来てないので
「なぜか必要以上にアクセルが回った」という感覚になる

まるでボーっと歩いていたら交差点に差し掛かって
クラクションを鳴らされて気づくみたいな恐怖とびっくり!

さすがに大型バイクだけあってアクセルを回すと
「ブオン!ブオン!」と大きなエンジン音がする
不意に回ったエンジン音にビビる
急にスピードが上がってビビる
立っているのでバランスを崩しそうになってビビる
とにかくビビりまくるのである

一本橋は通過速度が速いながらも
なんとか落下せずに通過できるようになる
スラロームもよろよろ超低速であれば
なんとかクリアできるようになってきた

来る日も来る日も同じことを繰返してる
トロすぎる私でも亀の歩みのように
少しずつは進んでいるのだけれど

出来ないことやコケる怖さばかりに気を取られて
亀の歩みでも「進んでいる」はずなのに
「まったく進んでない感」ばかりを感じていた

先生の後ろに乗って傾きを体験する


各種練習を繰り返すもイマイチうまくいかず
何をしても条件反射のように「ビビりまくり」な私を見かねた先生が
「後ろに乗って傾きを体験しましょう!」
と言ってタンデムしてコースを走ってくれた

夫のバイクの後ろに乗ったことはあるけど
他の人の後ろに乗るのは初めてでちょっとドキドキ

華麗に外周をクネクネ蛇行運転
結構な角度に傾いて落ちそうになってビビる
「こんなに傾けるの??」

タンデム状態でスラロームを走る
私にとっては赤い怪獣のように見えるパイロンたちなんて全く意に介さず
リズムよく傾けてスイスイ通り抜けていく

私という重い荷物を後ろに乗せているのに
仮面ライダーさながらのスムーズな走り!
「先生ってすごい♡」
しかし、先生の走りに感動している場合ではない

かなり傾けてもバイクは倒れないことはわかった!
わかったけど…

バイクを傾けなくても意味不明にコケまくり
「今なんでコケたの???」と狐につままれている
そんな私にとっては「傾ける=コケる」である

確かに上の画像のようにバイクは地面スレスレまで傾けられる
傾いたままでも猛スピードで走行できる
先生も実際に傾きを体験させてくれた
けれど…
それは運動神経のいい人や特別の才能がある人だから出来ることで
私のように極めてトロい人に出来ることとは到底思えない

「私に出来るのか??怖すぎる…」

スラロームは卒業検定の種目であり
転倒せず、パイロンに接触せず、規定の速さで通過できないと
大型二輪免許は取得できないのである

「傾けるのが怖い」を克服しなければ先に進むのは難しそうである
怖いを克服できるのか??すごく不安な気持ちで教習を終えた

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