Ti-LSIとSe-LSI

 性格診断に関するブログやSNSを徘徊していると、「サブタイプ」という言葉をよく目にするようになりました。ソシオニクスの概念だそうです。サブタイプ別の特徴を日本語で解説している記述がほとんど見つからず、下記サイトの内容を翻訳しましたので、共有します。
 ちなみに、Ti-LSIは「Tiが強めのISTP」、Se-LSIは「Seが強めのISTP」という解釈で特に問題なさそうです。

翻訳元:https://www.sociotype.com/socionics/types/LSI-ISTj/subtypes/


Ti-LSIについて

 サブタイプに論理的な機能を持つTi-LSIは、自信を持ち、冷静で、控えめで、正しく、頑固であるという特徴を持ちます。時に彼らは傲慢に見えるかもしれませんが、十分に親切で落ち着いた、感情的でない人々です。とても礼儀正しく、会話の詳細な部分にまで注意を払います。すべての物事を詳細かつ明確に述べます。しかし、時には他の人々が重要でないと感じるような細かい部分にまで焦点を当ててしまうことがあります。
 

    急ぐことは好まず、むしろゆったりとしています。情報は徹底的な理解と綿密な検証の上で受け入れます。あいまいさを好まず、彼の内面は整っています。闘志と知覚の感覚を失うことはありません。サポートが必要な人を励まします。
 

    視線は不動でまっすぐです。会話の時は相手に視線を送らず別の方向を見渡しています。彼らの動きは堂々としていますが、どこか不自然です。歩くときは足を引きずる傾向があります。

 困難な状況での解決策を見つけ出すことのできる、真のリアリストです。ストイックで、外部に一切助けを求めずに困難を乗り越えることができます。無駄な動きを好まず、辛抱強く(良い)結果を待つことができます。他人から助言されても自身のスタンスを変えることはほとんどありません。

    重要だと考えることに対して妥協を許しません。変化や即興を好まないため、あらゆる準備を事前に行うことを好みます。時には矛盾や自己への疑いによって自己嫌悪に陥ることがあるっても、彼らは自身の方向性を見失うことはありません。すべての障害を一貫して持続的に克服する方法を知っています。

    得た知識を実践に移すことを好みます。状況を安定させようと尽力します。気持ちを切らすことなく不幸や逆境を勇敢に耐えます。
 

    人々に対処する際の柔軟性に欠け、他人の個々の能力を見極めることを苦手としています。自分の感情に自信が持てないので感情的な人々を信頼しません。親密な人に対して寛容であり、何か欠陥があれば信頼のおけるサポート提供します。
    

    自身の感情や他者との関係性よりも客観的な問題のほうが彼らにとっては重要です。通常、部外者とは自身の経験を共有しないプライベートな人間です。愚痴をこぼさず、自分が原因で他人に迷惑をかけることがないよう努めますが、極限の状況では身近な人に助けを求めます。
  

  すべてに対する精密さと具現性を愛します。決断と行動には一貫性があります。
  

  仕事は綿密に用心深く行います。他者の気の緩みや無責任を嫌います。完成まで自身が設定した課題を着々とこなし続けます。公式の情報源のみを信頼します。小さなことも見過ごすことなく詳細を掘り下げることができます。正確に記録し、事実を明らかにすることを好みます。彼がよく知っている事柄に関しては、アドバイスを求める人に手際よく助言することができます。

    管理職としては、彼は綿密な作業計画、規律、および秩序を確立することができます。マネージャーとしては一連の命令を支持します。非常に機能的で良心的で、義務感を持っています。自分にも他人にも高い要求をします。幻想に陥ることなく、平等かつ合理的であろうとします。

    彼は家庭では控えめで気取りがありません。保守的な緩急や見解を持つ傾向にあります。 彼は家庭では控えめで気取りがありません。保守的な緩急や見解を持つ傾向にあります。

自身の仕事を面白く心に強く訴えかけるものであると認識すれば、彼は自身の個人的な欲求を無視し、仕事に生涯を支えてもよいとさえ思うかもしれません。 

Se-LSIについて

    サブタイプに感覚的な機能を持つSe-LSIは、サブタイプに論理的な機能を持つTi-LSIと比較して、慌ただしく、内部的に感情的です。それでも彼らは自制的で、自身の意見に頑なで頑固であり意見が尊重されていないときには、争いをいとわない傾向があります。彼らの態度は自制されており、非人間的です。異議や長い説明を嫌います。
 

    助けようとしたり、誤りを指摘しようとしたりするために他人の行動に注意をむけます。時々彼らは憤慨して他人を非難するような発言をすることがありますが、自分で仕事を完成させたり、他人の仕事がうまく行くように手助けしたりすることもあります。
 

    力強い主張により、過度に鋭く、絶対主義的になることができます。また、時折状況を修正しようとし、優しくチャーミングな笑顔を見せることができます。バランスの取れた活発な人だという印象を与えます。

    服装は控えめですが、審美的に快適でスタイリッシュなルックスを目指しています。


 会話の中でパートナーと打ち解けようとしますが過度に愛情深くなったり、敏感になったり、寛容に扱ったりはしない傾向にあります。
 

    目標を達成するために継続的に物事に取り組むことができます。極限の状況での素早い方向付け、強い意志、持久力、および実用的な機知を示します。あらゆる状況において、エネルギーと忍耐強さによりプロジェクトやビジネスに対する興味を維持し続けることができます。通常、事実や経験をもとにした自身の意見には自信を持っています。ときに過剰な頑固さや強情さが現れます。
 

    他人にやるべきことを課されたり、仕事の方法を指示されたりすることを嫌います。探求的で、役に立つ情報を蓄積させています。倫理、芸術、法などの領域にも興味を持つことがあります。新しい手法や異なる視点からの意見には疑ってかかるので、自分の立場や考える方を変えることが大きな困難となります。
 

    部下を指導する立場にあるなら、部下に誠実に働くよう圧力をかけることができます。命令的な口調によって「ネジを締める」ように指示することができます。命令が実行されたかを確認し、もし彼の指示が行われていなければ怒って他の人々にやるべき事すべてを実行させようとするかもしれません。
 

    内面的に確立された規則への違反は承認しません。評価基準は仕事を実行した間に乗り越えた困難と挑戦の内容に左右されます。個人の能力や事情は考慮せず、すべての人に同じ要求をします。
 

    時々、内なる緊張を軽減するために感情を放出する必要があります。そのような場合には自身の感情を隠さず、パートナーとの相互的な誠実さを期待します。内面のバランスをとることは難しいことだと気づきます。時々自己制御を失い、突然爆発し、確立された関係を台無しにしてしまうことがあります。彼はあまりに素直で、見解がストレートすぎるので、他の人々との安定した友好関係を常に維持できるわけではありません。それにもかかわらず、普段は精神的にも肉体的にも非常に丈夫で忍耐力があります。                

    自身の気持ちや個人的な恐れについて口を開くことはほとんどありません。もし話すのであれば、その相手はごくわずかな人々に限られます。
 

    礼儀を必要とされない場を除いて、他人の私生活を深く掘り下げません。困難な時に人々を助けることが自身の義務だと考えています。そのような場合、彼は注意深さと同情を示して、必要なサポートを提供します。
 

    彼は他の人々と自身の関係性をあまり認識することができません。そのため、他の人々の誠実さを疑う傾向があります。逆に、愛されたいという自身の欲求を実際の愛だと誤認することもあります。(目に見える形の愛しか信じなくなる?)
 

    勤勉で、他の人よりも自分のほうがうまくやれると思った雑用をたくさん引き受けます。愛する人に身を捧げ、関係がうまくいくよう無私無欲に責任を負います。家族に必要なものはすべて提供します。
 

    清潔さや整理整頓がされているかに注意をむけます。快適さを生み出すよう努めますが、モノの余剰は嫌います。許可なしで自身のモノに触れられたり、何かを加えられたりするといらいらします。

翻訳は以上です。
Ti-LSIはMBTIでいう「I」と「J」の性質が強く、Se-LSIは「E」と「F」の性質が強いといった感じでしょうか。同タイプでも大きな違いがみられるとのことで興味深いですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?