生きていくうえで成し遂げたいこと
2019年度 入社式 で新入社員代表として経営陣と新入社員の前で答辞を読ませて頂きました。このnoteはその答辞で私が実際に話した内容です。
()カッコ内は答辞では省略された部分です。
私には志があります。
それは「世界の人々に当たり前の環境を届ける」ということです。
何が「当たり前」かは人によって異なりますが、
ここで意味する「当たり前」というのは、例えば、
学校や病院へ行けること、
自分の考えを表現すること、
そもそも、生きているということ。
こういったことは、私たちにとっては「当たり前」かもしれません。
しかし、こういった「当たり前」の環境にいない人々が
世界には今もたくさん存在します。
私は、今の会社で働き、情報革命を通して
こういった世界の人々に当たり前の環境を届けたいです。
私がこの志を持つようになったきっかけは
高校2年生で海外留学をした時でした。
ホームステイ先でテレビを見ていた時、
紛争で命を落とす人々が報道されていました。
その時、
「生まれる環境が違うだけで、なんでこんなにも
人生が大きく違ってしまうんやろう」
と感じました。
(人は生まれる環境を選べない。私たちは偶然日本に生まれたけど、それが偶然他の、紛争が起こっている国だったかもしれない。もしかしたら私は今の年齢まで生きれてなかったかもしれない。大切な家族も友達も、学校へ行くことも、今生きていることも全て当たり前ではなかったのかもしれない。と感じました。)
大学では、平和学を学ぶために
アメリカのカリフォルニア大学バークレー校へ留学しました。
平和構築や紛争解決を学ぶなかで、
「国際協力の現場を知りたい」と思い、
帰国後、タイとミャンマーの国境にある難民キャンプを訪れました。
そこでは迫害を逃れてミャンマーからやってきた、
10万人以上の人々が暮らしていました。
(偶然私が滞在したのが雨季で、川が氾濫したために難民キャンプ内の図書館で眠ることに。キャンプ内で時間ができたので、キャンプで生きる人々のお宅を回ってみようか。と、現地スタッフが連れて行ってくれました。会話は現地のカレン語を英語に翻訳してくれました。)
そこで出会ったおばあさん。
彼女は私に、
森の中を命からがら、着の身着のまま、家族と逃げてきたこと。
難民キャンプでの生活は楽ではないけれど、家族で支え合って生きていること。
(小学生の孫たちは放課後に野菜を売るのを手伝ってくれる。私たちは稼いだお金の半分を、孫たちが学校で必要なものを揃えるために貯金する。貯金しない半分のお金の一部は、コミュニティの中でもさらに貧しい人たちに渡す。私たちは支え合わないといけない。神様が私たちを守ってくれているように。あなたにも神のご加護がありますように)
こういったことを、私に涙ながらに話してくれました。
この話を聞いた時、私は、
「こういった人たちのために生きていかな、あかん」
と強く心から感じました。
「世界の人々に当たり前の環境を届ける」
この志をもつなかで、私は
今の会社と出会いました。
昨年3月、カンボジアの社会課題をITで解決する、
海外インターンシップに参加しました。
本質的な課題が何なのかを考え抜くことが
こんなにも難しく、やりがいがあって、楽しいことなのか、
と実感しました。
そしてITを用いて社会課題に取り組む姿勢に惹かれました。
ここでなら、ワクワクしながら私の志が実現できる、
そう思い、入社を決意しました。
入社後は会社の一員として、世界を舞台に活躍したいです。
そして、
世界の人々が平等に自分を表現し、学び、
そして生きることができる。
そんな当たり前の環境を届けていきたいです。
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