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大学生が見る地方統一選挙を終えて

怒涛の1ヶ月でした。
3月下旬から4月の上旬にかけて地方統一選挙が繰り広げられました。
私の地元である広島県東広島市でも県議会議員選挙ならびに市議会議員選挙が行われ、約800億円の使い道を決める大切なイベントなのです。
また、今年の夏には参議院選挙もある。12年に1度の選挙イヤーです。
私も親しい先輩のお手伝いをし、1ヶ月間政治、選挙に身をおいた人間として、改めて考えなければならないことがあると思いました。

政治とは、選挙に行くということはどういうことなのか

これは統一地方選挙の投票率推移を図にしたものである。
昭和だけを見ても投票率は約20ポイント低下。
平成が終わりを迎えようとしているが平成だけでも最大10ポイント下がっている。60年間で、投票率は約30ポイント下がったことになる。

私の地元である東広島市の市会議員選挙を見ていただきたい。

12年間で投票率が8ポイント下がった。
東広島市の予算800億円の使い道を決める選挙をそこ住む50%の人が投票してたのが、今回は40%に下がったということになる。

自分たちが納めている税金がなんのために存在し、どのように使われているのか100%理解する必要はないし、できないと思う。
しかしながら、生活している中では切っても切り離せない存在なのが政治、選挙だ。病気になれば病院に連れていく。幼稚園、小学校、中学校と子供に教育を受けさせる。どこかにショッピングに行くにしても道路を利用する。

また、交通量が多いからガードレールを設置する。土砂災害などの防災のために防災マップを作成する。貧困家庭で子供を学校に通わせられないため、支援をする。

政治とは自由への追及である

安心で安全に、そして自由な生活を保証するのが政治であると私は考える。

そのような定義の元、現代では、当り前にある選挙権。
私たちに与えられた一票はただの一票ではなく、先人たちが命を懸けて闘い勝ち得た、血と汗と涙の結晶である。
選挙権というものは、それだけの重みがあるべきものなので、赤紙が来たら、天皇バンザイと戦地に赴き、殺しあう。そんな時代もあったこの日本での選挙権。今は、私たちが、私たちの手で、私たちの代表を自由に選び、自由に向けて闘うことができる。

「一人の力では何も変わらない」と考える人がいるかもしれません。
一人一人が声を上げれば、私たちはムーブメントを起こすことができるということも、先人たちが証明してくれています。普通選挙が始まってから2度も政権交代が起こっています。

なぜ、選挙に行かないのか?また、現代の日本に先人たちの努力や歴史が胸に響いている若者がどれくらいいるのだろうか。

そっと手を胸に当てて改めて深く考えていただきたい。
政治とはなにか。選挙に行くことの大切さを。

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