「だいすき！」っていってみたら伝わるかな？

skyではチャット解放していないフレがチャットすると「…………」と表示され、喋ってるのは分かるけれど、なんて言っているかまでは分からない。

私たちもチャット解放をしていないから、何を言ってもあの人には伝わらない。けれど、あれだけたくさんのことを考えて察してくれるおもしれーやつなら、もしかしたら…と思ってLunaの姿で「だいすき！」と言ってみた。
Solでもどうしてもやりたくて、LunaをログアウトさせてからSolでもINして同じようにハグからの「だいすき！」をやった。

なんて言ったか、伝わってるかなぁ
あの人はどう解釈したかしら、まあ、確認する術は無いけれど…と思いつつも、自分のいたずら心に忠実に行動するのは楽しかった。

そしたら数日後、おもしれーやつからなんと実録でお返事がきた

ボブちゃ、というのは恐らくわたしの相方の姿からきた名前だから、Lunaを相方と勘違いされてた🤣
でもこのしーってしてるSolの顔が良すぎて私はしばらく悶絶した。
そして、言った内容はやっぱり伝わってなかった。
考える時ぐるぐる目になっちゃうおもしれーやつがあんまりにも可愛くて、たまに困らせてやりたいと、私の中の意地悪な部分が疼くのでした

この実録あたりから、わたしのXTwitterのフォロワーも実録を見ている人が多いということに気が付いた。
そろそろバレてしまうかも…と思い、私はアカウントに鍵をかけることが多くなった。

まだ、あの人に自分を知られたくなかった。
あの人の実録を楽しんでいる人達、マシュマロを送ってる人達、実録にリプして感想を送っている人達……みんなみんな口を揃えて「素敵なフレンドさんですね」「こんな人達と友達になりたい」と褒めている。

リズさんの実録は本当に素敵で、私たちの何気ない行動の心を汲み取って素敵なお話にして表現してくれている。
あの人の絵の上手さも相まって、とても心温まる物語に仕上がっていた。

あの実録を読んでいる人達が、私の事を知ったらどう思うだろう？

私は自分が嫌いだった。
そんな自分が「素敵な団体さん」と呼んでもらえる事自体、烏滸おこがましいとすら思った。
フレさんにポソッと弱音を吐いたこともある。
バレるのがこわい。こんな人だったんだってガッカリされるかも、と
でもフレさん達はみんなそんな私を励ましてくれた。

私たちは4人で行動しているが、中身が2人しかいない。それは事実だ。
けれど、いつも一緒にいる相方も、会いに来てくれるフレンドも、みんな本当に素敵な人達だ。これは自信を持っていえる。

正体がばれた時に、それでも「素敵な人達」だと思って貰えるように努力しようと思ったのだった。

読んで貰えていることが嬉しくて、私はあれからも頻繁にメセボを書いていた。
ちゃんと休んでますか？とか、ごはんしっかり食べて下さいね、とか
まるで過保護な母親のようなメセボや、一緒に遊びたいです、とか要望とか…
その中に一つ「いつか演奏を聞かせて下さい」と書いた時があった。
若干下心があった私は、その手紙を書いてからしばらくは、レコキャンにしてホームに置いてあったりしないかな…とコソコソと探しまわっていた。


数日後、INした彼は徐おもむろに楽器を手に取った。
楽器を演奏してくれたのだ。

この時演奏してくれた曲がなにか分からず調べまくったけど分からなかった。
たぶん、まったく意味の無い曲じゃなくて、絶対なにかのメッセージが入ってるはずなのに！
私はチャット解放したらこの曲のタイトルを聞くぞ、と強く胸に誓った。

続きます