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そして、人生を共に歩む人①

私には、ずっと一緒にゲームをやっている相方がいる。

サカキ

赤い三角帽子がサカキ、雀が私

サカキとは、別のゲーム界隈で出会った。
その頃は複数人でDiscordのサーバーを立てて、毎日ワイワイチャットやゲームを楽しんでいた。
その時の界隈での呼び方の名残で、私はサカキのことをサカゲ、サカキは私のことをルナゲ、とあだ名で呼びあっていた。
あの時のメンバーはもう爆散してしまったが、サカキを含め、数人とは今も連絡を取り友人関係が続いている。

skyをやり始めた頃、遊び方が全然わからず、雨林でクラゲに乗ってぽやぽやしていた私に遊び方を教えてくれたのがサカキだった。

あの頃はサカキが大先輩に見えたが、いまこうやって見返すと、サカキもまだまだ生まれたてに毛が生えたような感じだったね。
私たちは説明の少ないskyというゲームの遊び方、楽しみ方をふたりで手探りでみつけていった。

なかなかマップを覚えられなくて迷子になりがちな私を、サカキはいつもキャリーしてくれた。
そして私だけではなく、私の元に飛んできたフレンドたちもまとめて面倒を見てくれた彼女に頭が上がらない。
でも、その事で少しけんかしちゃったこともあったね。
「ルナゲがいたら、それだけでいいのに」って

あの時はごめんね

休日は部屋にこもって食事もろくに摂らずゲームしたり、平日なかなか寝ずに遊んでた私。
そんな私に「飯を食え!」とか「ねんねしなさい!」と叱るサカキはお母さんみたいだった🤣

大人数でわちゃわちゃするのも好きだったけど、サカキとふたりでゆっくり話したり遊んだりしたいな、と思うことも多かった。そんな私たちが行き着いた場所が天空だった。
普通のエリアで遊ぶと、高確率で私のフレンドが遊びに来ていつの間にか大人数になるが、天空はワープできないからここだけは絶対ふたりきりになれた。

私たちは「相方になろう」っていって一緒にいたわけじゃない。
サカキがフレンドに私を紹介していたとき、
「相方のルナです」といってくれた。
その時から相方だ、と改めて認識した。

これ晒したら怒られるかも🤣🤣
でもかわいいからみせたい🤣🤣🤣

サカキは頼りになって、かっこよくて優しくて、でもそれはサカキが大切だと認識してる人にだけの対応だった。
私は誰に対しても優しく親切にしすぎているところがあったから、そうやって大事な人だけを大切にできるのはカッコいいことだな、と思った。

でもね、私がいないとデイリークエスト何か忘れて次のエリアにいっちゃったり、シーキャン取り忘れたり、いろいろとドジで可愛いところもあるんだよ。

そんなちょっとドジで可愛くて、頼りになってかっこよくて、少し独占欲の強いサカキのことが、私は大好きだった。

続きます

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