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力が湧き出るマインドフルネス瞑想

こんにちは!ルカススタッフのSumieです。

コラムを書くようになり、皆さんに役立つ情報は何かな?と考える時間が増えました。あまりに考えすぎて、うっかり家事をしながらスマホ片手に仕事しているなんてことも。あれこれ考えていると料理の味が不味くなることもしばしばです(汗)

今日はそんなマルチタスクで頭がいっぱいなときに役立つ「瞑想」についてご紹介します。

マルチタスク?シングルタスク?

二つ以上のことを同時にこなすマルチタスクは、世間でも一定の評価を受けてきました。何もかもこなす姿は一見器用で優秀なようにも見えます。

しかし、アメリカ心理学会の研究によると「マルチタスクはシングルタスクに比べ+ 40%以上も多くの時間がかかる」という結果が明らかにされています。このほかにも、IQの低下、EQ(感情的知性)の低下、燃え尽き症候群の誘発などが弊害として挙げられています。

一方シングルタスクは、それとは正反対。時間を決めて一つの作業に集中し、完結させていくことを指します。時間を決めて取り組むことで集中力が高まり、パフォーマンスが上がるのがマルチタスクとの違いです。

これからご紹介する瞑想はシングルタスクの練習でもあります。

瞑想とは

瞑想と聞いて何をイメージしますか?

ヨガやヒマラヤの聖者、宗教的なものをイメージするでしょうか。座っているだけでつらそう、じっとしていられないと思う方もいるかもしれませんね。

瞑想は熟練した特別な人のものではなく、始めたいと思った人がいますぐ始められるものです。サンスクリット語では「ディヤナ」といい、集中、自己の気づき、自己の知識を高めることという意味があります。また英語では「メディテーション(meditation)」といい、黙想、熟考という意味があります。

つまり、瞑想とは自己に集中し、自分に気づきをもたらす行為のこと。スポーツや勉強と同じで、練習するほど上達するとされています。また、得られる気づきも人により様々で、それを元に自分だけの人生の扉を開いていくことを後押しします。

瞑想の効果

瞑想には多くの効果があるとされています。今回はその中から3つご紹介します。

1)インナーピースが広がる

私たちは毎日、体や心にネガティブな思考や負の感情を溜めています。それはたとえばメディアのニュースや職場の人間関係、家庭環境、自分自身の思い込みなど、あらゆるところからやってきます。みなさんはふとした瞬間、不安になることはありますか?まだ起きていない不安に取り憑かれることがありますか?あるという方は、日頃無意識に溜めているストレスが原因です。

瞑想すると、滞っていたネガティブな感情や思考を流していくことができ、空いたスペースにはポジティブなエネルギーが入り込みます。それまで気づかなかった内なる平穏、インナーピースに気づくようになります。

2)自分のことを知る

「ありのままの自分を知りたい」という欲求を持つ方が増えていますが、それは今の自分がありのままではない、つまり不自然だと感じていることを反映しているようです。

瞑想をすると、内なる静けさを感じられるようになります。それは脳波が不自然な状態から自然な状態へと移り変わるためです。瞑想によってマインドを安定させると、自分の望みや想い、考えに気づきやすい状態がもたらされます。

3)自己重要感が育つ

仕事や子育てなど、大切な人のために懸命に生きている人は多いですね。

そこには、「頑張らないと認められない」「できない自分はダメ」というネガティブな思い込みが潜んでいる場合があります。しかし、私たちは本来そのままの姿で完璧です。

瞑想でインナーピースが拡大すると、ポジティブな自分に気づきます。そして自分自身のかけがえのなさ、自己重要感に気づき、今のままで十分価値があることに気づきます。

自己重要感が高まると、周囲のことも同じように重要と感じられるため、あるがままの姿を尊重し合う関係が築けます。

以上、瞑想の効果でした。

自然な自分はどんな感じだろう?今の自分は自然かな?と気になった方もいるでしょうか。次は実践です。

ー瞑想の方法

瞑想には日常生活で行える「マインドフルネス瞑想」と、儀式的に行う「瞑想」の2種類があります。マインドフルネスとは、今ここの体験に集中する瞑想法で、五感に意識を向けます。今回は初めての方向けにマインドフルネス瞑想を3つご紹介します。

1)マインドフルネスに「呼吸する」

今みなさんはどんな呼吸をしていますか?

早さは?深さは?いつもと同じですか?何か違いますか?

呼吸は意識や感情と繋がっています。

ストレスを感じた時は、意識的な深い呼吸を10〜20分繰り返してみましょう。

時間がない方は数回深い呼吸を繰り返すだけでも大丈夫です。

吐く時は体の痛み、汚れ、疲れを押し出すように。吸うときは新鮮なエナジーを取り入れるようにイメージします。呼吸をコントロールすることで脳波が安定し、より良いパフォーマンスの発揮を後押しします。

2)マインドフルネスに「食事する」

みなさんは食事中何を考えていますか?何か別のことをしていますか?

食事は五感を使う機会がたくさんありますから、味、香り、噛みごたえ、ナイフやフォーク、お箸の触り心地など、一つ一つに集中してみましょう。

3)マインドフルネスに「歩く」

いつも歩いている道で、歩くことに意識を向けます。歩き方やカバンの重み、姿勢。また、足元の草花や空模様、お店の看板や流れてくるBGMなど、今まで気づかなかったことに気づかされるかもしれません。新鮮な情報を得た暁には、自分のいる世界が広がるように感じたり、小さな喜び、感謝も感じられるでしょう。

以上、マインドフルネス瞑想の方法でした。

この他にもマントラを唱えたり、草木や一点に集中する瞑想法もあります。

生活の中で集中しやすいものを探してみてくださいね。

さいごに

瞑想の効果とその方法について、いかがでしたか?

どれも簡単に見えますが、やってみると意外に集中がもたない...!という声もあります。そんなときは、毎日の変化を記録していくのも継続と上達の秘訣です。

そして、かくいう私も3年ほど前に瞑想を始めました。超がつくほどネガティブだった自分を変えたい!と思ったことがきっかけです。一番変化したことは、周りの目が気にならなくなったこと。以前は周囲の期待や要望を叶えることに必死でしたが、今ではそんな必要もなく、淡々と目の前の作業に集中しています。

皆さんの中にも、多忙で頭がいっぱいになり満足なパフォーマンスを発揮できないことがあるかもしれません。そんなみなさんの中にも、まだ発揮されていない底知れぬパワーや愛があることを瞑想は教えてくれます。

自然な自分を取り戻し、本来の力が発揮されることを願っています!

ライター:Sumie☆
スワルメディテーション インターミディエイト修了
Instagram:@mana.by.sumie

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