去年の夏の末に日本に到着してから、ここで既に三つの季節を過ごしておりました。今、春の訪れで、この町の四季の景色をすべて経験しました。

季節にはそれぞれ特色がありますが、私が行ったことのある日本の都市はあまり多くありません。そのため、私が住んでいる街に限れば、春は最も美しい季節だろうと思います。

以前北京に住んでいた時、春はとても短いものでした。冬が終わったばかりで、気温は少し上がると、すぐに暑くなり、夏がやってきました。そして、北京の春にある最悪の問題は、砂塵が嵐のように吹き荒れることです。

北京の四季の中で、秋は一番優しいです。いつも晴れていて、気温が適温であり、空気も素晴らしいです。しかし、残念ながら、秋は春と同じく短いので、しばらくすると気温が下がって寒くなってしまいます。

私の印象では、春が来てから、木々がまず芽を出し、その後緑の葉っぱを育て、最後に花を咲かせて、実を結びます。それで、この春が始まると、すぐに道路の脇にある桜の木の変化を継続的に観察し、葉っぱが出るのを待っています。

しかし、数週間が経ちましたが、どこでもある桜の木は葉っぱを生やす兆候が見られませんでした。近づいてよく観察すると、木の枝にはもういくつかの蕾がついていることに気づきました。それで初めて、桜は葉っぱが出る前に花が咲くんだということが分かりました。

後で、インターネットで調べたところ、普段の桜の木は花が先に咲きますが、花と葉っぱが同時進行でできるか、葉っぱが開いてから、花が大きくなる他の品種もあることが分かりました。

最近、街のあちこちの桜は満開の段階に入っています。仕事が終わったり、帰りに自転車に乗って、薄いピンク色の雲に覆われた公園を通過すると、一瞬の間に、一日の疲れをすぐに癒してもらえた気がします。

そして、公園や道路の脇には、桜だけでなく、名前がわからない色とりどりの花も咲いています。空気中には、淡い花の香りが漂っています。

この季節は雨が多いですが、雨の中の町は、特に夜になると照明の映りによって、別の雰囲気を醸し出し、人々は川の水面に浮かぶ桜の花びらの光景に酔いしれています。

ただし、この季節の中に、唯一のよくない体験は私の軽度の花粉症です。目や鼻がよく痒くなります。おそらく、そんな症状は、春の色彩や香りが原因だろうと思います。