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2024年の高松宮記念を予想してみました!

こんにちは!ゆみです🍎
2024年の芝GⅠ開幕戦、高松宮記念を迎えました!
春の競馬の季節がやってきたわけですが、
今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。
楽しみです~♪

【高松宮記念】
2024年3月24日(日)15:40発走
中京競馬場 芝1200m


天気予報

土曜は土砂降り☔、日曜はくもり🌨予報です。
近年の高松宮記念は重馬場が多いですが、今回はどうでしょうか。
日曜にある程度乾くことを想像すると、重馬場か稍重くらいでしょうかね。

馬場状態

Bコース6日目の開催です。
JRA発表によると、向正面直線、3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みがあります。
地面がむき出しになっている部分は雨を含んだ緩い状態になるので、内柵に沿って走る子は最後の直線で伸びないかもしれないですね。
前日、当日の芝のレースでどのあたりが伸びてくるのかをしっかり見極めたいところです。

コース

高松宮記念は中京競馬場芝1200mで開催されます。
向正面の真ん中からスタートし、
緩やかな上り坂、3コーナーから4コーナーにかけては
緩やかな下り坂になっています。
コーナーはスパイラルカーブで、
コーナーで息を入れようと思っても下り坂なので逃げ、
先行の子たちはスピードを緩めにくいかもしれないですね。
他の競馬場のコースに比べてきついカーブの印象です。
コーナーワークで内柵沿いを走ってくる子と
外目を回してくる子では、
最後の直線に入った時点で結構差がついてしまうので、
小回りでくるっと器用に回ってこれる子は
有利かもしれません。
最後の直線は412.5mで、高低差約2mの急坂が待っています。
ハイペースでなかなかコーナーで息を入れられなかった逃げ、
先行馬はここで足が止まってしまうことも予想されますね。
ある程度内柵沿いにくるっと回ってきて、
スピードを維持するスタミナと最後の坂を力強く駆け上がる
パワーが問われるレースになると考えています。

トラックバイアス

最後の直線で内柵が伸びるのか、
外が伸びるのかは土曜、日曜の芝のレースをよく見て判断したいです。
現時点では、雨が結構降って重馬場になる想定をすると、
内はなかなか伸びにくく、外が伸びるような馬場になる可能性があります。
そうなると、差し有利になるかもしれません。
一方、カーブがきつい小回りなコースなので、
内柵をぴったり走ってカーブを抜けてくる子はコーナーワークで
かなり有利になるので、
あまり差し勢ばかりひいきに考えないようにしたいところです。
先行して内柵をロスなく通ってくる子が穴をあける可能性を
頭の片隅に入れておきたいです。

展開

逃げ、先行馬が多く、ハイペースになりそうな予感です。
隊列はこんな感じでしょうか。
ただでさえタイトなペースになる上、
道中引っ掛かり気味のメイケイエールちゃんが中団から
ガウガウ言いながら先団にプレッシャーをかけていくことになると
逃げ、先行の子たちは息が入りにくいかも。
中団で内柵沿いにロスなく追走し、
直線ではある程度外に出してよく伸びるコースを選びながら
坂を駆け上がる子が好走しそうな気がします。


レースのポイント

以上の要素を踏まえると、
今回のレースで求められる能力はこんな感じでしょうか🍎
この観点から出走各馬を見ていきたいと思います。
・スタート上手
・小回り適性
・重馬場
・坂を苦にしないパワー
・ハイペースでもスピードを落とさないスタミナ

総合評価

それでは結論から!
今回はこのような評価と馬券にしたいと思います🍎
◎軸馬
 ③ ナムラクレア
〇相手
 ① ビッグシーザー
 ② マッドクール
 ⑫ ロータスランド
☆抑え
 ⑤ トウシンマカオ
 ⑥ ルガル
 ⑭ ママコチャ
 ⑯ ウインマーベル

馬券

三連複フォーメーション
  ③-①②⑫-①②⑤⑥⑫⑭⑯

ここから先は、評価の詳細になります🍎

血統、戦歴を踏まえた各馬評価

① ビッグシーザー(牡・4歳)


  父ビッグアーサー(欧州・テスコボーイ系)
   母父 Tale of Ekati(米国・ストームキャット系)
    母母父 Maria's Mon(米国・レイズアネイティヴ系)

お父さんはビッグアーサー。
5歳で高松宮記念をレコード勝ちしていて、
スプリンター2世として期待したいところです。
血統的には欧州系特有の晩成型で、
戦歴を重ねながら強くなっていくことと、
パワフルで重馬場が得意なイメージでしょうか。
母側からはストームキャット系のスピードの速さ、
レイズアネイティヴ系のスピードを維持する能力が入っています。
過去レースを見てみると、
先行~中団にポジションを取り、
じわじわとしぶとく伸びてくるスタイルの子です。
血統から重馬場でも大丈夫そうです。
スタートは上手で、中山や京都で好走しており、
小回りはこなせそう。
坂を苦にしないパワーもあり、
テスコボーイ、レイズアネイティヴから
スタミナ、スピード持続力を受け継いでいると
ハイペースでもスピードを落ちない素養はありそうです。
枠順も恵まれ、今回のレースの展開やトラックバイアスも
向きそうで、抑えておきたい一頭です。

② マッドクール(牡・5歳)


  父 Dark Angel(欧州・ノーザンダンサー系)
   母父 Indian Ridge(クレイロン系)
    母母父 デインヒル(欧州系)

お父さんはあまり名前を聞かないDark Angelです。
欧州のノーザンダンサー系で、スプリントの大物を出す血統ですね。
スプリント適性はありそうな気がしてきます。
母父はクレイロン系で、スタミナがありそう。
母母父デインヒルは重い芝向きのパワーとスタミナを強化しつつ、
スピードも併せ持つ血統なので、
重馬場でめちゃくちゃ好走しそうな気配が漂っています。
過去レースを見てみると、先行押し切りタイプです。
血統構成も欧州系のスタミナを持ち味に、
先行して粘り込んでいくスタイルは合っています。
スプリンターズステークスは勝ちに等しいハナ差2着で、
坂で止まるどころか、むしろ伸びてきてましたね。
欧州系のパワーが存分に引き出された結果だと思います。
逆に良馬場ではスピードに乗れず、
伸びてこれないイメージでしょうか。
馬場が渋りそうな今回は絶好のチャンスといえます。
スタートは出遅れたことがなく上手です。
中京や中山の1200mを中心に走ってきており、
小回りも問題ないですね。
雨がたくさん降ったら軸にしてもいいなと思う1頭です。

③ ナムラクレア(牝・5歳)


  父ミッキーアイル(ディープインパクト系)
   母父ストームキャット(米国系)
    母母父クリスエス(ロベルト系)

お父さんはミッキーアイル牝馬は芝短距離でよく走るイメージです。
牡馬はパワー系の子が多いですが、
牝馬は短い距離を軽いフットワークで
切れ味良く走るイメージがあります。
お母さんの方からは米国系代表のストームキャット。
トップスピードの速さを受け継ぎます。
母母父クリスエスは欧州系のスタミナ、パワーを伝えます。
スプリンターの土台に米国系のスピードを強化、
さらにスピードを維持する欧州系スタミナを入れています。
スプリンターとして好走しそうな血統構成です。バランスがいいですね。
過去レースを見てみると、
中団~後方からジョッキーのゴーサインが出るとよく伸びてきます。
ミッキーアイル牝馬らしい伸びで、
血統のいい要素をしっかり発揮できています。
スプリンターズステークスはやや出遅れましたが、
あまり出遅れは考えなくていいでしょう。
しっかりスタートを切ってくれると信じています。
京都や中山、札幌でも好走していて、小回り適性もありそうです。
重馬場だったキーンランドCもしっかり勝ち切り、
重馬場適性もありそう。
中京の坂もロベルト系から受け継ぐ欧州的パワーからこなせそうで、
ここでも信頼できそうな一頭です。

④ モズメイメイ(牝・4歳)


  父 リアルインパクト(ディープインパクト系)
   母父 フランケル(欧州)
    母母父 エンパイアメーカー(米国)

お父さんのリアルインパクトはディープインパクトの子で、
安田記念を勝っていますね。
成長の速さ、スピードを受け継ぎます。
フランケルは成長の早さ、マイルのスピード、
エンパイアメーカーは米国系のスピードを強化します。
一方、リアルインパクト、フランケルがスプリンターのイメージがなく、
フランケルの子はピークを過ぎると
なかなか復活することが難しい傾向があるので、
近走2桁順位であることを考えると難しいかも。
逃げ馬であることも、今回のハイペースでは向かない気がします。。

⑤ トウシンマカオ(牡・5歳)


  父ビッグアーサー(テスコボーイ系)
   母父スペシャルウイーク(サンデーサイレンス系)
    母母父Woodman(米国系)

お父さんはビッグアーサー。スプリンターですね。
お父さんに似ているのであれば、欧州系特有の晩成型で、
戦歴を重ねながら強くなっていくことと、
重くて力が要りそうな馬場が得意なイメージです。
母父を見ると、スペシャルウイーク!
母父として名馬を出すと言われているスペシャルウイークです。
日本の芝への適性を高める能力を受け継ぎ、
短距離能力のWoodmanが母母父に入っています。
血統構成から推定すると、大器晩成型、
スプリント路線で馬場が渋ったり、
スタミナ消耗戦になったときに強い子だと思われます。
過去レースを見てみると、やはりスプリンター路線を歩んでいますね。
先団で持ち味の欧州的なスタミナを発揮し、
しっかり伸びてきている印象です。
一方、厩舎コメントで、
重馬場が苦手と言われているのがやや気がかりです。
血統的には本来は重馬場は得意なはずですが。。
昨年の高松宮記念では不良馬場で持ち味を発揮できなかったということで、
もしかするとお父さんのビッグアーサーより
お母さんのスペシャルウイークが強く出ているのかもしれません。
そうなると、重馬場で差し有利な馬場になると厳しいのかな。。
スタートは上手で、今回も出遅れることはなさそうです。
中山や京都、阪神で好走しており、
坂や小回りは苦手ではなさそうかな。
うーん、取捨が難しい。

⑥ ルガル(牡・4歳)


  父ドゥラメンテ(キングカメハメハ系)
   母父New Approach(欧州系)
    母母父ストームキャット(米国系)

お父さんはドゥラメンテ。まだデータは少ないですが、
私は何となくドゥラメンテの子は
ディープインパクトの子と似たイメージがあり、
ダービーのような芝中長距離の王道クラシック路線で
活躍するような子が多いのではないかと思っています。
また、キングカメハメハの系統はお母さん側の能力を
強く引き出す特徴があるので、
お母さんの能力も重要になります。
母父は欧州の王道、ガリレオ系New Approachで、
スタミナ、パワーの能力を伝えます。
そこに母母父ストームキャットのトップスピードも
強化されている血統構成になっています。
血統構成は、スプリンターというより、
日本ダービーや菊花賞といったレースに向けて
配合されたのではないかと思うのです。
あまり短距離で勝つことを想定して
生産されていないことが気がかりですね。
過去レースを見てみると、
先行して先団にポジションを取り、
そのまま押し切るスタイルですね。
シルクロードSは抜群のスタートでしたが、
京阪杯やスワンSを見るとスタートはあまり上手じゃないのかな。
今回もある程度出遅れは想定しておいた方がよさそう。
京都はよく走っていて、小回り適性はありそう。
京都で不良馬場でぶっちぎり1位だったことがあるので
重馬場はこなせそうな気がしますが、
ほとんど京都のレース中心で使わていることが気になります。
京都は最後の直線に坂がなく平坦なので、
ある程度先行してスタミナを活かして押し切れてしまうのです。
中京は中山に次ぐ坂があるので、
あまり慣れていない面が出てしまわないか心配なところです。
出遅れの心配もあり、あまり本命にはできないかなあ・・・。

⑦ テイエムスパーダ(牝・5歳)


  父 レッドスパーダ(ヘイロー系)
   母父 アドマイヤコジーン(カロ系)
    母母父 マイニング(米国系)

お父さんはレッドスパーダ。米国系のスピード能力、
スピードを維持する能力がありそう。
アドマイヤコジーンはGⅠ級のスプリンターを出します。
マイニングはMr.Prospector系の米国のスピードを強化しますので、
血統構成から推定するに、米国系のスピードの塊、といった印象です。
過去レースを見てみると、やはり逃げのスタイルですね。
米国系の血統が強く出ていて、スタートから加速し、
トップスピードに乗ったままゴールを目指すタイプです。
ただ成長が早い分、歳をとっていくとピークアウトも早い印象で、
近走は凡走が多いですね。
今回はハイペースやスタミナ勝負になる点から、
あまり強くは推せない一頭かなあ。

⑧ ソーダズリング(牝・4歳)


  父 ハーツクライ
   母父 シンボリクリスエス(欧州)
    母母父 Fairy King(欧州・ノーザンダンサー系)

お父さんは有馬記念でディープを負かしたことがあるハーツクライ。
ハーツクライの子は一生懸命走るので個人的に大ファンです。
一方、ハーツクライの子は基本的には
2400mなどの長距離を主戦場としていて、
短距離のイメージは私にはあまりないかなあ。
母父シンボリクリスエスもどちらかといえば長距離向き。
スピード持続のタイプです。
Fairy Kingはスプリント路線で良い牝馬を出す血統です。スピードがあり、
切れのよい末脚自慢な印象です。
血統構成としては、スプリントというよりオークス向きで、
あまりスプリントで勝つための配合ではないところが気がかりです。
過去レースを見てみると、
フローラSやオークスを使われていたので、
当初は厩舎としては長距離の適性を見ていたことがわかります。
前向きな気性から、長距離は合わなかったといったところでしょうか。
後方追走し、先行勢を見ながらタイミングの良いところで大外を回し、
最後の直線で切れ味の良い末脚で差し切るのが得意戦法かなと思います。
今回のコースはカーブがきついので、
大外を回した分だけ直線に向いた時には
かなり後ろになってしまうことがあり、
また重馬場で切れのよい末脚がそがれてしまうことや
ハイペースについていくのがやっとになってしまう可能性もあるので、
ここではあまり選びにくいなあ。。

⑨ シャンパンカラー(牡・4歳)

  父 ドゥラメンテ
   母父 Reckless Abandon(ダンチヒ系)
    母母父 Tale of the cat(米国・ストームキャット系)

お父さんはドゥラメンテ。サンデーサイレンス系の日本適性強化と
母方の能力を強く引き出す特性があります。
母父はダンチヒ系で、サンデーサイレンス系に不足しがちな加速力や
パワーを補う役割です。
ストームキャット系も入れることで、
スピード強化を図ろうという意図の血統構成になっています。
血統だけ見るとマイルや2000mの距離で活躍しそうな印象で、
スプリント路線はやや距離が短い気もします。
過去レースを見てみると、
中団、後方から差すスタイルですね。
NHKマイルカップでは後方から見事に差しました!
一方、これまでマイル路線だったので、
いきなりの1200mで、しかもハイペースで重馬場と、
馬は慣れないことだらけでびっくりしてしまうかもしれません。
後方から外を回すことになると思うので、
その分の距離ロスもあり、難しいかな。。

⑩ ビクターザウィナー(セ・6歳)

  父 Toronado(サドラーズウェルズ系)
   母父 ケープクロス
    母母父 Atticus(ヌレイエフ系)

高松宮記念では唯一、海外(香港)からの参戦です。
日本の競馬で国際馬が来てくれるととても嬉しいですね。
さて、血統を見ていくと、
お父さんは欧州を代表するサドラーズウェルズ系。
晩成型の血統で、ジャンダルムが7歳でスプリントを勝ったように
歳を取るとむしろ強くなっていくことが特徴の一族です。
母父ケープクロスはスタミナお化けのダンチヒの一族。
また母母父はヌレイエフ系は、パワーと加速力を強化するので、
重馬場のスプリントが得意な能力を持っていそうです。
血統構成としては、出走馬で一番欧州色が強いんじゃないでしょうか。
重馬場になればなるほど好走する一頭です。
過去レースを見てみると、逃げ馬っぽいですね。
ロケットスタートを決め、そのままトップスピードを維持して
逃げ粘るスタイルのようです。スタートは上手です。
小回りもシャティ競馬場でも問題なさそうな印象です。
日本の高速競馬において逃げ、ペースを作れるか、
また差しが伸びる馬場になった際に逃げ粘れるのか、
心配な点はいろいろありますが、
雨が降ってなかなか差し馬が伸びてこられないと
逃げ粘ってしまうこともあるかも。
未知数なところが予想を面白くしてくれる一頭です。
今回はたぶんこの子が逃げ馬になると思いますが、
日本の高速競馬において、
いきなり海外からきて逃げ粘るのは難しいかもしれません。
メイケイエールちゃんにガウガウやられる筆頭ですしね。
とはいえ重馬場適性を見込んで抑えておきたい一頭です。

⑪ メイケイエール(牝・6歳)

  父 ミッキーアイル(ディープインパクト系)
   母父 ハービンジャー(欧州系)
    母母父 クロフネ(米国系)

きました、メイケイエールちゃん!
ミッキーアイルは牝馬にスプリント適性の高い子を出しますので、
この子もその一頭でしょう。
ハービンジャーはサンデーとの相性がよく、
欧州的なスタミナなどを強化する役割を果たしています。
母母父のクロフネは、スピードの維持能力をもたらすので、
配合的にはスプリンター路線で活躍する血統構成です。
今回がラストランということで、めっちゃ頑張ってほしい・・・!
過去レースを見てみると、
かかり癖やどうしてもスタートで落ち着かないところがありますね。
スタートの出遅れの確率も高い気がします。
中団につけても勢いで上がっていき、
外を回しますがスタミナ切れ、、
というイメージがどうしてもぬぐえないです。。
ちょっと難しいかな。
大好きな子なので、無事にゴールし、元気に引退してほしいです。

⑫ ロータスランド(牝・7歳)


  父 Point of Entry(ロベルト系)
   母父 Scat Daddy(米国系)
    母母父 クリスエス(ロベルト系)

お父さんはロベルト系で、スタミナとパワーが豊富な一族。
母父はスキャットダディで、
高松宮記念を勝ったミスターメロディのお父さんとしても有名。
クリスエスはこれまたロベルト系で、ロベルトの血が濃い印象です。
スタミナ消耗戦でも強い能力を発揮し、
スキャットダディのスピードでよくスプリントは走るかもしれません。
最後方の一段から末脚を発揮するスタイルで、
京都牝馬S、阪神C、スワンSでは強烈な末脚を発揮しています。
運悪く大外枠ばかりだったのであまり結果にはつながっていませんが、
実は実力あると見ました。
最後方から内柵に沿って馬群を割ってくる度胸、
器用さはファンになってしまいそうです。
スタートは上手です。小回りも過去高松宮記念2着など問題なさそう。
重馬場や少し渋る馬場はむしろ向いています。
坂を苦にしないパワーもあり、
ハイペースで先団が垂れてきたところをインコースからズバッと
差してくるイメージも持てるので、好走するんじゃないかな。
後方から伸びてこれるか、前が壁でつまってしまう可能性もあるんだけど、
ファンになっちゃったので応援したい!

⑬ ウインカーネリアン(牡・7歳)

  父 スクリーンヒーロー(欧州系)
   母父 マイネルラヴ(Mr.Prospector系)
    母母父 Cadeaux Genereux(Owen Tudor系)

お父さんはモーリスのお父さんでもあるスクリーンヒーローです。
欧州血統ながら日本への適性は抜群で、
スピードとともにスタミナを持ち合わせています。
マイネルラブはシーキングザゴールド系で、
スプリント戦に強い傾向にあります。
母母父は・・・マイナー系でちょっとわかりません。泣
血統構成は、先行してスピードとスタミナを活かして
押し切るスタイルが想像されます。
過去レースを見てみると、完全に逃げ馬ですね。
一方、マイルを主戦場としていて、7歳にして初の1200m挑戦。
初のスプリント戦でハイペース、さらに重馬場ということで、
やや難しさが勝つかもしれません。

⑭ ママコチャ(牝・5歳)


  父クロフネ(米国系)
   母父キングカメハメハ
    母母父サンデーサイレンス

鼻が白くて可愛い子です!
お父さんはクロフネで、米国系の代表的な血統の1つです。
この一族は軽い馬場(良馬場で地面が硬く、スピードが出やすい馬場)で
スピードを持続する能力に優れているので、
短距離ではスタートを切ってから上手に加速し、
トップスピードを維持したまま押し切る能力を受け継いでいます。
また、母の方からはサンデーサイレンスの日本の馬場に
高い適性を示す能力を受け継いでおり、
日本の馬場、特に短距離において能力を発揮できる血統構成です。
短距離~マイル路線で、スピードに乗って先行して
押し切るようなスタイルを期待しての配合であることが伺えます。
過去レースを見てみると、やはり先行押し切りが主なスタイルの子ですね。
切れ味勝負になると分が悪いですが、
先行してしっかり逃げ粘る能力はありそうです。
スタートは上手で、過去レースを見ても出遅れはあまりないですね。
一方、血統的には軽い馬場を得意としているので、
裏を返せば重馬場は苦手なはず。
血統構成に欧州的なスタミナやパワーの能力が入っていないため、
雨で地面が緩くなってスタミナ勝負になったりすると分が悪いかも。
小回り適性はありそうですね。
スプリンターズステークスを勝っているので、
坂がダメということはなさそう。
有力なんだけど、重馬場で、
差し有利な馬場になると厳しいかもしれないですね。
うーん、取捨が難しい一頭です。

⑮ ディヴィーナ(牝・6歳)


  父 モーリス(欧州系)
   母父 ディープインパクト
    母母父 Machiavellian(欧州系)

お父さんはモーリス。マイル王のイメージですね。
母父にディープインパクト、母母父に欧州系のMachiavellianと、
欧州の色が濃く出た血統構成になっています。
日本適性を高めつつ、欧州系のパワー、スタミナを強め、
モーリスのスピードを組み合わせたバランスの良い血統構成と思います。
血統構成だけ見ると、マイル~2000mが主戦場といった感じでしょうか。
過去レースを見てみると、
距離的にはやはりそんな感じですね。
今回がキャリア初の1200mで、
大外に入ったこともあり、今回は後ろからの競馬になるんじゃないかと思います。
一方、スプリントでハイペース、さらに重馬場と、
今回はあまり条件は揃っていないため、
勝ち負けを狙うというより、
スプリントを使うことで休み明けをピリッとさせる意図で出走を決めていそうな気がします。

⑯ ウインマーベル(牡・5歳)


  父 アイルハヴアナザー(米国系)
   母父 フジキセキ(サンデー系)
    母母父 ニジンスキー(欧州・ノーザンダンサー系)

お父さんは米国系で、牡馬の子どもはパワーとスタミナに優秀な子が多く、
ダートの1800mや、ダート短距離の人気薄が来るイメージです。
母父フジキセキはスプリントやダートで活躍する子を出しやすく、
そこにニジンスキーを入れることで
パワーとスタミナを一層強化した血統背景となります。
血統構成だけ見ると、ムキムキなマッチョマンな感じで、
ダートで活躍しそうな印象を受けます。
過去レースを見ると、
先行してパワーを活かすスタイルで、血統の良さが出ていますね。
阪急杯では重馬場で坂を駆け上がり、
まさにパワーで勝利したレースでした。
先行したいところですが外枠を引いてしまったことは痛恨で、
外を回らされる距離ロスが痛いです。
しかし、ハイペースの消耗戦で、馬場が重いことを考えると、
この子に条件は向いている気がしています。
スタートも上手で、小回りはこなせそう。
個人的には抑えたい一頭です。

⑰ マテンロウオリオン(牡・5歳)


  父 ダイワメジャー(サンデーサイレンス系)
   母父 キングカメハメハ(欧州系)
    母母父 トニービン(欧州系)

お父さんは短距離~マイルで強い馬が多いダイワメジャー。
早熟で2,3歳にピークがくる成長曲線を描く子が多いです。
また、スプリントでは後方でためてスピードを発揮するタイプとなります。
母母父にトニービンの血が入っており、
後方でためて末脚を発揮する能力をさらに強化しており、
血統構成からは短距離~マイルで後方一気の戦法が
向いていることになります。
過去レースを見ると、
やはりダイワメジャーの子らしく、2,3歳から好走し、
NHKマイルC2着の実績があります。
一方、晩年はあまり切れ味も見られなくなり、
ピークは過ぎている感があります。
ノリさんの後方ポツンが想像できます。
馬券に入れるには難しいかなあ。

⑱ シュバルツカイザー(セ・6歳)


  父 Dark Angel(欧州・ノーザンダンサー系)
   母父 Nashwan(欧州系)
    母母父 Shirley Heights(欧州・ミルリーフ系)

お父さんはマッドクールと同じお父さんで、
欧州のノーザンダンサー系、スプリントの大物を出す血統です。
スプリント適性はありそうな気がしてきます。
母父ナスワンは、子どもにスタミナを伝えます。
母母父シャーリーハイツは、後方追走からの直線の伸びに強みがあり、
血統構成としては全体的に欧州一色に仕上げている印象です。
短距離向きながら、後方から長く良い脚を使って
伸びてくる印象でしょうか。
過去レースを見ると、1200mを主戦場とし、
中団や後方から差すスタイルのようです。
スタートはあまり上手でなく、出遅れることもしばしば。
大外の出遅れとなると、どうしても後方から追走し、
大外を回してくることとなりそうで、
距離ロスは大きい気がします。
小回り適性は大丈夫かと。
重馬場は苦手なようです。
パワー、スタミナは血統的にはありそうですが、
今回は条件が合っていない気がします。。

暫定評価

今回のレースポイントと血統、過去レースから、
一旦このような評価になりました。
ここからさらに絞り込んでいきます。
◎軸馬候補
 ② マッドクール
 ③ ナムラクレア
〇相手候補
 ① ビッグシーザー
 ⑫ ロータスランド
☆抑え候補
 ⑤ トウシンマカオ
 ⑥ ルガル
 ⑧ ソーダズリング
 ⑩ ビクターザウィナー
 ⑭ ママコチャ
 ⑯ ウインマーベル

凡走要素

今回のレースの凡走要素はこんな感じだと思います。
・大きく出遅れた
・外を回しすぎて届かなかった
・重馬場が合わなかった
・ハイペースでスタミナを消耗してしまった
・最後の坂で足が止まってしまった
・距離が合わなかった
・騎手がミスした
・入れ込みがきつかった

出遅れリスク

スプリントレースで命取りとなる出遅れリスクから分析していきたいと思います。
③ナムラクレアが2走前に出遅れましたが、差し馬ですし、
いつも遅れるわけではないので問題視するほどではないですね。
出遅れリスクの観点からは評価にあまり差がつきませんでした。
少し気になるのは⑥ルガルでしょうか。
出遅れた場合、先行勢に追いつくまでに足を使ってしまうことや、
後方からの差しを選択した場合、外を回ることになるので
上位進出が難しくなります。
人気しそうですが、私は本命には向かない子なのかなと思っています。

外を回して届かないリスク

⑧ソーダズリング、⑯ウインマーベルは恐らく外を回して伸びてくる戦法となるので、今回のレースでは不利になる可能性があります。

重馬場が合わないリスク

⑤トウシンマカオ、⑭ママコチャは血統や過去レースを見るとあまりよくなさそうな気がします。
特に⑤トウシンマカオは厩舎が心配なコメントを出しているので、
よほど合わないんだろうと思います。

ハイペースでスタミナを消耗するリスク

⑩ビクターザウィナーは、初めての日本の高速馬場を経験することになり、
道中かかり気味に上がってくるメイケイエールからプレッシャーを受けるので、かなりきついのではないかと思います。

軸馬の期待値

◎軸馬として、② マッドクールか、③ ナムラクレアかが悩ましいところです。ローテーションや実績など考えると③ナムラクレアが軸としてはよさそうですが、凡走リスク20%(好走率80%)とすると、期待値はこんな感じです。

なお、オッズは以下三連複フォーメーションの馬券15点の平均値を採用しています。

三連複フォーメーション
 ◎ ③ナムラクレアの場合
   ③-①②⑫-①②⑤⑥⑫⑭⑯
 ◎ ②マッドクールの場合
   ②-①③⑫-①③⑤⑥⑫⑭⑯

期待値は③ナムラクレアを軸とする方が高い結果となりました。
逆に②マッドクールを軸とした方がよいケースは
ナムラクレアが35%以上の確率で凡走すると考える場合ですが、
私はそこまでは凡走しないと思っていますので、
ナムラクレアが優勢ですね。
軸はナムラクレアでいくことにしたいと思います🍎

総合評価(再掲)

今回はこのような評価にしたいと思います。
◎軸馬
 ③ ナムラクレア
〇相手
 ① ビッグシーザー
 ② マッドクール
 ⑫ ロータスランド
☆抑え
 ⑤ トウシンマカオ
 ⑥ ルガル
 ⑭ ママコチャ
 ⑯ ウインマーベル

馬券(再掲)

三連複フォーメーション
  ③-①②⑫-①②⑤⑥⑫⑭⑯

最後に

土曜や日曜の馬場状態やパドック、返し馬の状態を見ながら最終的な評価をしていきたいと思います🍎
どの子が勝つのか、どんなレースになるのか、今から楽しみです♪

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