見出し画像

#015 声に出して言うこと

声に出して”言う”と、少しそれは呪文めく。

 私は今までいくつかの記事にしてきたように、よく夢を見ます。メモしていて、訳がわからなくてもそれをあとで何度も読み返していったい自分に何があったのだろうと思います。皆さんもそうなんじゃないかな。

 実際の自分の性格から、外に向けてあまり積極的に意見を広めたり、自分のことを書いたり、何かを外向きに指南したりすることは正直無理なのですが、強制的にも見える夢見の結果から、それを突き動かされるように恥も外聞もなく人にそのままそれを伝えることがあります。それは、その人に対する夢の話の内容だったり、その人と全く関係ないことだったりするのに、その人にそれを伝えなければと思ってわざわざ何年振りかのメッセージを送ったりするんですね。これ、自分でも謎です。例えば、伝える話の内容が明らかに愛の告白に近いようなものさえ、暴力的にも降る夢の話であれば、臆面もなく、他人事のようにその人に伝えられるのです。一歩離れて文面だけ見てみるとまさに赤面ものなんですが。。(文面の内容に気持ちを映して伝えることを想定したら、それ恥ずかしくて絶対出来ない;)

 メッセージに現す、言葉の音に発する、あるいはnoteに書き残すことで今までふわっとした記憶だったものが、一度、自分以外の人にも触れられる形となって留め置かれます。(誰でもが自由に解釈できる置き場)

でも、人とは優しいもので、”出っちゃったもの”をそのまま出来事として聞くとき、意外と相手はいつもの会話よりもずっと話の内容だけを雑音なく聞き取り何かを受け取ってくれようとする。

だから逆に思うと、言葉にだして言うことはとても怖い。


ふと、{あれ?出す音は?}と今思った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?