見出し画像

仮想通貨デビュー2か月で2000万の損失を生んだ話

どうも。ルキフェルです。
今回はタイトルにもある通り僕が仮想通貨参入2ヶ月目で2000万円を取り損ねたお話をします。

この体験から学んだ教訓は「知らないことの機会損失はえぐい!」です(笑)


あれは2021年の3月でした。その頃、仮想通貨に参入したばかりの僕は日々それなりにリサーチをしながら、あるYoutuberさんの動画でコインリストという取引所でIEO(取引所で行われるプレセール)がある事を知りました。

コインリストは過去にFLOWSOLを輩出したIEOがあってプレセール価格から何百倍にもなった実績のある取引所です。

ちなみに2020年に行われたFLOWのセールは誰でも買えたようですw
10万円分買えてそこから最高値で400倍になってましたね(笑)
10万円が4000万円です。仮想通貨ドリームというやつです。
FLOW今(2022.1.11時点)7ドルまで落ちてますがww

そんな前例がある取引所で新たなIEOが2021年3月にありました。
僕が初参戦したのはキャスパーという通貨でした。
キャスパーといえばあのかわいいお化けのキャスパー!

単純な僕はなんとなく名前で好感触を抱きつつ、パスポート発行がギリギリ間に合ったので、コインリストのKYC登録を済ませて、2021/3/26に行われたオプション3にのみなんとか参加できました。

このセール内容は今思えばめちゃ条件が良く、セール日から40日後にロック解除で購入金額の上限が5,000ドルでした。
今のコインリストのセールからしたらありえない条件ですw

なので当時の1ドル109円(2021/3/26時点)のレートで545,000円分を購入できる内容でした。オプション3のセール価格は0.03ドルです。

そしてセール当日よく分からないまま、コインリストのセールページにログインして、抽選の時間を待ってました。
そして時間が来て、下記のような画面が表示されました。

オプション3の購入できる人数は全員が上限の5000ドルを買ったとして最低で2400人が購入できました。なので僕はこの時点で購入権を得られた訳です。

この時のプレセール参加者はあとにTwitterを見た感じだと35万人くらいで、3000人が買えたとして0.85%の確率で当てたことになります。
初参戦のコインリストで0.85%を当てるなんてただのラッキー野郎ですが、当たった時はそれが凄いのかも分かってませんでした。

そして朝の9時半くらいで僕はもう既に会社に出社しており、オフィスでバレないように喜びを密かに噛み締めつつ、トイレに向かいました。
トイレで声を出さずに叫び、自分の購入の順番がきました。

ここまではバッチリだったのです。
これからが僕のしくじりの始まりです。


購入上限は5000ドルでしたが、その頃の僕は仮想通貨への信頼も今ほど厚くなく、ましてや良く分からない海外の取引所に約55万もの大金を入れて飛ばれでもしたら怖いという恐怖もありました。

そして順番が来たら早く購入確定をしないと順番を抜かされるみたいな謎な考えもあり、1000ドルを直感的に入力し購入ボタンを押したのです。
のちにこのボタンを押した行為は2000万ボタンと呼ばれるようになります。


今思えば購入権利を得たのにそこから早押しってありえないですよねw
当時の僕はとにかく焦っていて冷静な判断を出来ていませんでした。


そして2ヶ月後についにキャスパーの取引所上場とそのロック解除の日がやってきました。日付は確か2021/5/11の19時くらい。取引所はgateでした。

そして運命の瞬間。下記が僕が上場直後にスクショしたチャートです。

450ドルwww
上髭5000万ドル!?

この上髭は歴史上二度とないであろう大気圏を突破して月まで届いたキャスパーの伝説の上髭でしょう(笑)

僕はプレセールで0.03ドルで購入していたので450ドルでも15,000倍です。11万円分を購入していたのでこの時点で16億5000万円の含み益です。

このとてつもない数字を見せつけられてあんぐりと口を開きながら、スマホの画面をただ見つめていました。

この時の興奮はWBCで日本が優勝した時より、高校受験に受かった時より、初めて童貞を卒業した時よりも凄まじいものでした。

しかし問題が一つありました。コインリストでプレセール分のロックが解除されないのです。

目の前で16億5000万円を見せつけられながらそれを利確できない。今すぐにコインリストのウォレットからgateに送金して利確したら16億円が現実となり僕は財閥を作れるのです。しかしそれをコインリストは許してくれませんでした。

そして価格はみるみる落ちていき、次の日コインリスト様が我々下級国民のロックを解除する頃には0.9ドルまで落ちていました。。
この時点でも30倍です。

昨日15000倍を見せつけられた僕からするとなーんだ30倍ぽっちかと思っていました。人間は強欲な生き物です。

そこから最高値が1.4ドルだったので、約46倍
僕の11万円は506万円
上限の545,000円分を購入していたら2507万円です。
この時点で僕が購入上限の残り44万円を入れなかった機会損失は
2001万円です。

別にお金がなかった訳ではありません。その頃取引所とウォレット含めて80万円は仮想通貨資金がありました。しかし僕は、コインリストへの疑念と他のトレードもしたい!という安易な考えでこんな大チャンスに11万円の資金しか入れなかったのです。

そしてまだ悲劇は続きます。
5/12にテスラのビットコイン決済の中止によるビットコインの大暴落です。

僕は一撃2500万円を逃した悔しさから開き直ることに決めて、次はキャスパーが10ドルになる未来を夢見ていました。なので利確はせずに放っておいたのです。

その結果キャスパーももちろんビットコインの暴落の影響を受け、みるみる価格が下がっていきました。今度は下がっていくキャスパーのチャートを意識が朦朧とする中、ただ茫然と眺めていました。映画「ザ・ビーチ」のディカプリオのような感じです。

意識が戻り僕がようやく利確をしたのはキャスパーが0.6ドルの時でした。11万の20倍で220万。209万円のプラスでこの喜劇と悲劇の劇場の幕を閉じました。

普通に考えると209万円のプラスはすごい事ですが、僕はその前に2500万円とその前には16億円を見せつけられています。


209万円を得したにも関わらず、僕はすごい損をした気分になりました。2500万円をとれたのに、2500万円を置いてある部屋のドアノブに手をかけていたのに、、

それから夢におばけのキャスパーが出てきては、うなされる毎日でした。(嘘です)

以上が僕が体験したキャスパーの悲劇です。この体験を元に学んだことは、

・徹底的なリサーチをする
・知らない事での機会損失はえぐい
・人は欲深い生き物(特に僕は)
・利益があるうちに半分は利確する

です。

事前にコインリストの事をもっと調べたり人に聞いたりして、コインリストへの期待度や信用があれば55万円を入れていたかもしれない、早く購入を確定しないと順番を抜かされるみたいなアホな判断も事前に調べておけば冷静にいくら入金するかを考えられたかもしれない、ビットコインの大暴落に巻き込まれる前に半分を利確しておけばまだ利益を出せたかもしれない。

タラレバで考えるとキリがないですが、惜しいところまで迫っていただけにチャンスであり悔しい体験となりました。

コインリストのリサーチを怠った結果、僕は2000万円を取り損ねたのです。知らないことでの機会損失は計り知れません。


この一件から僕は仮想通貨の世界から絶対に退場しないと決めたのと、何事にも徹底的なリサーチをした上での判断をしようと決意しました。

今回は数字で明確に知らないことでの機会損失の数値化ができましたが、見えていない部分での機会損失も人生の中でたくさんしていると思います。

幸いにも僕やこの記事を見てくださっている仮想通貨やブロックチェーンに既に関心のある方はこれから来るであろうweb3.0やメタバースの時代のイノベーターやアーリーアダプターの域にいると思います。

いま仮想通貨の世界を何も知らずに仕事だけやっている自分を想像するとゾっとします。それだけ今この世界を知っていることは自分の未来の資産形成や可能性に大きく影響を与えると僕は確信しています。

長くなりましたが、僕のキャスパーから学んだ「知らない事の機会損失はえぐい!」でした。

僕は実体験として今回のような体験をしましたが皆さんは苦い体験をする前に徹底リサーチをしてチャンスを確実に掴めることを祈ってます。
最後までありがとうございました!

Twitter
Youtube

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?