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<MBTI比較㉗>ESTPとESTJの違い

 今回はESTPとESTJの違いである。

 両者共に「陽キャ」として知られているタイプである。小中学校では大抵が一軍にいただろう。基本的に陽気で社交的であり、しかも環境適応能力が高いため、会社のような場所でも地位が高いはずだ。

 両者の雰囲気は似ているが、多少の違いはある。今回はこの違いを考えていこうと思う。

ESTPはヤンキー、ESTJは堅実

 両者の最大の違いだろう。ESTPは自分の好きなように行動したいタイプであり、ヤンキー的な雰囲気を帯びることがある。実際にヤンキーに一番多いタイプはESTPだろう。また、アウトローにもESTPは良く見られるタイプで、裏社会で驚異的な生き残り能力を見せている。

 ESTJはこれとは別の人生を辿る。ESTJは不良グループに行くことは少なく、優等生とは言わなくてもそれなりに堅実な方向へ向かう。社会の王道と考えられる、有名大学から有名企業に行く人生を送りたがるだろう。

ESTPはエース、ESTJはキャプテン

 両者ともに部活動に熱心なキャラだ。ES型はやたらとスポーツが好きなのだ。両者の部活内での立場をあえて表現するなら、ESTPはエースキャラだろう。勝利への熱意が強く、わかりやすい戦果を上げて皆に称賛されるのを好むからだ。

 ESTJはエースであることも多いが、役割としてはキャプランに一番ピッタリとハマるだろう。ESTJは管理的業務に適性があるし、リーダーシップもそれなりに取ることができる。主役級の部活メンバーからキャプテンに指名されるのはESTJであることが多い。

ESTPは営業向き、ESTJは幹部向き

 先程の部活の例と被るが、会社内での適正な立ち位置は異なる。ESTPはエネルギッシュでかつ自由を好むので、現場が向いているだろう。営業のようにとにかく「攻め」で結果を出し、プロセスはそこまで問われない職種が向いている。

 これに対し、ESTJは組織的な行動にぴったりなので、本社で幹部をやっているタイプだろう。忖度がそこまで苦にならないし、上意下達も得意だ。ESTPが面倒くさい部下は放置するのに対し、ESTJは細かいところまで他人に干渉するので、上司向きである。

ESTPはアウトロー、ESTJは規律正しい

 ESTPはP型なので、基本的に自分の思うままに行動したい。したがって、遵法意識は低い。「〇〇しなければいけない」という規範にESTPを従わせるのは難しい。ESTPを従わせるには金のような報酬が不可欠で、それがなければ力で言うことを聞かせるしかないだろう。もちろん「話が面白い」といったことも強みにはなるが。

 これに対してESTJは規範意識が強く、目上の人間には決して逆らわない。彼らは権威主義の権化だ。ESTJを従わせるには一に肩書二に肩書であり、社会的な地位というものが重要になるだろう。余談だが、東大卒陰キャの友人は東大の肩書のお陰で会社内でESTJに舐められずに済み、大変身を守りやすいらしい。

まとめ

 ESTPもESTJも雰囲気は似たところがあるが、やはり振る舞い方は異なるだろう。ESTPはなんとなく治安が悪そうな雰囲気がつきまとう。彼らは実利で行動する傾向が強いので、当然だろう。

 ESTJはより体育会系然としており、エネルギッシュだが会社や組織に対して忠実である。ESTJのたとえとして一番的確なのは軍人だろうか。

 両者共に非常に社会適応能力は高く、ほぼすべての環境で馴染むことができる。会社員の場合も成功度は非常に高く、ある程度まで出世することが多い。

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