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社会サービスは申請主義

私たちが行政サービスや社会保障制度を利用して、諸々な点を
解決・改善したい場合、当然ですが(?)自分で制度等を探して申し出をする必要があります。

厚生労働省が出している社会保障制度の図↓


ただ自分で探して申し出ると言っても、やっぱり手続きとかは
めんどうくさいものですよね。
このいわゆる「申請主義」という言葉について、
"なんでこんなこと自動でやってくれんねん" ってことでかたづけてしまうと
以下のような視点がぬけてしまうので注意が必要です。


■「申請主義はおかしい」はおかしい?

 仮に申請主義でなく全ての制度等がプッシュ・ダウンロード型になると ↓

・何もかも自動で上から降りてくると、自分の判断が介在しなくなる
・国や社会等に全てコントロールされてしまう危険性がある
・制度や情報にミスがあった時に気がつきにくい

 ※一応、全自動になると手間等が減るメリットはある?


■それでも前段階(情報提供や管理)は確かにおかしい点あるかも

  じゃあ自分できちんと判断・実行しようとしても
  制度側が申請主義だからと胡坐をかいていると ↓

・情報提供を正しく行っている?(提供方法と頻度)
・管理は誤りなく行っている?(管理方法の整合性と最新化)
・ミスがあった場合の、原因究明とリカバリー(緊急対応・恒久対応)
 できてる?
・"みんなにわかりやすいように" 開示している?
・(特に "払い" (税金還付とか年金支払いとか) に関するものは、
 「モッサリ」してない?)
・(逆に "受け取り" は理路整然と「静かに」「キッチリ」してない?)


■申請主義とその前提の切り分け

 結論としては申請主義は自分の頭で考える・実践する観点で重要ですが、
 手間が掛かる部分があり、また、制度の透明性・伝達性の課題がある、と
 いうことになりそうです。



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