見出し画像

#親子でニンスタまで行ってくる

2月23日(日)サッカーJ2リーグが開幕した。

地元愛媛でも、愛媛FCが開幕戦をホーム、ニンジニアスタジアム(以下ニンスタ)で松本山雅を迎えて開催されることになった。

そういえば、ニンスタしばらく行っていないな…(調べてみると2007年の4月以来)。と、当日の朝にふと思い立ち、サッカー観戦は特に興味なし、スタグル大好きな息子(13)とニンスタに行ってみることにした。

今治からニンスタに行く人はほとんど、車で直行だと思うが、ここはアウェイサポ気分もしくは、松山北部在住で高校生ぐらいだったら…とか勝手に想定して、松山市内から公共交通機関を使って行ってみる試みをしてみたのであった。

今治~松山市駅前

12時ごろ、今治の自宅を車で出発。国道196号線を西に進み松山へ。海岸線を進む。瀬戸内海の海の色で季節を感じられる馴染みの道だ。

13時過ぎに、松山市駅付近のコインパーキングに駐車。このあたり休日の日中だと1,000円程度で24時間停められるかと。

そのまま歩いて、松山市駅に到着。スマホで愛媛FCの公式サイトにアクセスしする。ニンスタまでのバスの運行状況や、チケット代だけで往復のバス乗車券もついてくるというお得な「サポーターズチケット」の情報をゲット。

サポーターズチケットは、駅改札そばにセブンイレブンが併設されている伊予鉄チケットセンターにて販売されているとのことだったので、チケットセンターに入り、「愛媛FCのチケットありますか? バスチケットつきのやつ」と言うと席種を聞かれて、サポーターズチケットを販売してくれた。

チケットをゲットし、バスのりばを確認。息子とふたりキョロキョロしながら3番乗り場を見つけ、本日の対戦相手である松本山雅のユニを着たサポーターも並んでいる列に並ぶ。

数分後……。

普通の路線バスが3番乗り場にやってくる。このバスなのかな? と思っていたらバスの運転手さんが「40分(10分後)に臨時バスが参ります」とアナウンス。

「ん? このバスより後のバスのほうが早く着くのかな?」

と勝手に解釈する私。何人かあからさまにニンスタに行きそうな人たちで乗り込まない人もいたので、ま、いっか。と1本スルーする。

乗り場付近に、臨時バス運行の立て看板があったのでよく見てみると、路線バスでも行けた模様。

あちゃー。と思い、息子に1本遅くなってしまったことを詫びると、「いいよ、次のでJRバスだからわかりやすいよ」と慰めの言葉。

ありがとう息子よ…。

そして10分待つと、臨時のJRバスが。しかもこのバスは観光バスや路線でも長距離や特急バスに使う全席着座の車両。1本待ったおかげでのんびりと座れることに。

ニンスタ到着!

バスに揺られること50分ほど。ニンスタに到着! 降車場はゲート付近の近くですでに大勢のサポーターの姿が。

お昼ごはんを抜いてきたので、息子と早速スタグルの屋台に突撃! 多くのスタグルに目移りしながら、カレーととり天と餃子をいただく。周辺を見ると、山雅サポも愛媛サポも飲酒人口が多い! これは夢スタ(FC今治のホームスタジアム)の雰囲気とはちょっと違っていたのも印象的だった。

個人的には昼飲み最高派なので、この文化は夢スタでも…と思ったり思わなかったり(笑)

スタグルでお腹を満たしていた時、紅白幕に囲まれたステージ…というよりヤグラにて開幕餅まきが行われていた。餅をまく前に、いろんな人が挨拶したり、サポーターが愛媛FCコールを行ったりお祭り騒ぎだった。

J3とカテゴリーは違うものの、今シーズンから愛媛県2番目となるJクラブ、FC今治のスタッフも3月8日夢スタで行われる、FC今治の開幕戦に来場をお願いするなど、愛媛FCとFC今治の良好な関係をアピール。

県下に2クラブあるとなると、バチバチやりあうみたいな空気が今までは多かっただろうが、歴史的にも対立の少ない松山-今治という土地柄を考えても今後も新しい形の近隣クラブという姿を全国に発信できるのではないか? ともFC今治サポ目線だが思った。

スタジアム内入場・試合開始まで

スタジアム内に入場する。ゴール裏とバックスタンドの自由席は価格が同じで、入場口が別れていたのが少し分かりづらかったのだが、無事に入場。

途中いろんな掲示物を見ながら、スタジアム大きいと準備大変なんだろうなぁとも感じていた。

丁度中央の位置で座席が空いていたので、そこを確保し、2月としてはポカポカ陽気の中、キックオフを待った。

もらったマッチデープログラムを読んだり、3連休中日という日並びのよさからか、松本山雅のゴール裏はサポーターが大挙する。声の圧力がすごい! これが元J1のサポーターか! とその迫力に圧倒された。

と、ここで同行の息子氏にも、山雅のゴール裏すごいから見て。と言うと、「おぉ~こんなん夢スタでやられたらビビるやろ!」と興奮。普段サッカーに興味があるわけではないが、私が足繁く夢スタに通うので、一緒についてくる息子の基準は、夢スタでの体験。

今月頭に、夢スタで愛媛FCとサポーターの応援もあるトレーニングマッチがありその際に、愛媛FCの統率の取れたサポーター様式を見ていたにも関わらず、それを遥かに上回った今日の山雅の応援に息子は興奮していた。

試合終了から松山市駅まで

試合は愛媛先制するも山雅に逆転され、1-2のスコアで山雅勝利。試合の余韻に浸る間もなく、すぐさまバスのりばに向けて席を立つ。

途中配布物置き場に、ポスターがフリーで持ち帰っていいと置かれていたので1枚いただき、バス乗車の列に並ぶ。この時点ですでに100人以上並んでいた。

臨時バスの3便に乗車。行きと同じくJRバスに乗車できたのでこれまた座席に座れてのんびりと帰路に。

ニンスタの試合後は渋滞がひどいとよく聞いていたので、帰りはかなり時間かかるかな? と思っていたら行きよりスムーズにバスは走り、約40分で松山市駅に到着した。

今治の自宅へ

市駅に到着した、我々親子は駐車したコインパーキングに行き、精算。松山でちょっと寄り道&晩ごはんを食べた後今治の自宅へ戻った。

帰宅したのは21時過ぎであった。

久々にニンスタに行ってみて、たしかにアクセスは良好とは決して言えないが、楽しい催しがあり1日家族で遊ぼう! と思って行けない環境じゃない、とも思った。予算も親子3人で1万円以内で十分楽しめる。

そもそも、年間50万人ほど来場者がある、とべ動物園も同じ場所にあるわけで、行く理由があれば苦にならないアクセスなわけで。

プロスポーツ特有の試合結果は誰もわからない。という不確定要素があるにせよ、ニンスタで過ごす1日は非常に楽しくエキサイティングなものだった。

開幕戦で、アウェイサポも大挙してという出来上がった空間だったからかもしれないが、試合前のスタグルや催し物、餅まきのお祭り感からくる非日常的な空気もとても楽しかった。これでも集客に苦労する事実。

エンタメの世界は厳しいものだ…とも感じた今回の、親子でニンスタまで行ってくる。であった。

今シーズンまたニンスタ行かなきゃな~。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?