見出し画像

FC今治・第15節 奈良クラブ戦 展望

サッカー以外でも楽しめる夢スタですが、試合の見どころを押さえることでよりFC今治の観戦を楽しくできたらと思い、今節の見どころなどをお伝え致します! 展望の監修は、FC今治サポーターのReiさん、あっきーさんのおふたり、編集ラッキィでお届けいたします。

※TOP画像はFC今治公式サイトより引用

直近の試合から

前回の夢スタ、武蔵野シティ戦を終えてからのアウェイ3連戦は、3連勝と最高の結果で今節を迎えることになったFC今治。攻撃陣は、背番号13番・内村選手(3得点)、10番・有間選手(1得点3アシスト)、14番・桑島選手(2得点)、29番・飯泉選手(1得点)と調子のよさをアピール。

守備陣は、逆に無失点の試合はなく奮起を促したいところ。ここ2試合は、センターバックの本職と呼べるのが4番・園田選手しかスタメンで出場しておらず、28番・原田選手もそのポジションにつくことはあるが、ラインコントロールなど細かいセンターバックとしての役割はもう少し経験等が欲しいところ。左右で蹴れ、運動量もあり能力の高い原田選手のさらなる成長を期待したい。

他、ディフェンス陣では、7番・山田選手が右サイドに入ったときは攻撃参加で敵陣深くまで入ってプレイしていたのも特筆したい。

中盤の底、ボランチのポジションでは、27番・橋本選手、25番・楠美選手はボールを持ってからの判断が早く、ボールロストも少ないのはGoodポイント。攻撃への参加、起点となる組み立てももっと見たい。


今節・奈良クラブ戦の展望

今シーズンから、新体制となり、GMに迎えた若干23歳の林舞輝氏は、欧州でサッカーコーチなどを学び、イングランド、ポルトガルの下部組織でコーチ経験を持つ人物。"5年以内でのJ2昇格"を今シーズンの新体制発表会で明言した林氏。J3秋田で優勝経験もある、杉山 弘一氏を監督に迎え『新生・奈良クラブ』として、今シーズンJFLでどんな戦いをするのか注目された。

しかし、蓋を空けてみると、14試合を消化して4勝7敗3分け、勝ち点15の12位と昨年の成績(年間8位)からも見劣りする状態に。スコアからは得点力不足で、0-1での敗戦も14試合中6試合と多い。裏を返せば失点が少ない堅実さもある。直近4試合は2勝2引き分けと調子を上げてきている。

今節は、前半(JFLは16チームで開催、ホーム&アウェイで2回総当りの30試合)の折り返し地点。FC今治は、ホームで2勝3引き分けと、引き分けが先行しているので、ここで勝利してホームでの勝率もUPさせたい。

その他、イエローカード累積枚数3枚(4枚もらうと次節出場停止)の選手が7番・山田選手、13番・内村選手とスタメン主力にいるので、その点も留意しておきたい。

今節の注目選手

FC今治

13番・内村選手
アウェイ、ホンダロック戦で今期初ゴールを決めてから、3試合連続ゴールと好調の内村選手。攻撃時、前線でのポジション、位置は注目して観戦したい。

28番・原田選手
前節同様のスタメンなら、センターバックでの起用が考えられる。夢スタでのセンターバックは初めてなので、ラインの統率、ゲームメイクなどどのような影響を与え、プレイを行うのか注目したい。

4番・園田選手
流経大ドラゴンズ戦では、コーナーキックからのクロスを直接ヘッドで決めるなど、攻撃参加でもその力を発揮した園田選手。身長の低い奈良ディフェンス陣相手に、攻撃時も注目。守備面では、直近アウェイ3連戦では全て失点をしていたので、無失点で終えられるのかもポイントだ。

29番・飯泉選手
前節、途中出場ながら決勝ゴールを決め存在感をアピール。好調なスタメンフォワード3人衆(内村選手・有間選手・桑島選手)に割って入るのは容易ではないが、もっと長い時間プレイする姿を見たい。


奈良クラブ

33番・山田選手
9番・遊馬選手
10番・向選手

山田選手は、高校時代は滋賀県の野洲高校で、日本代表・乾選手とセクシーフットボールと異名をとる攻撃的で美しいパスサッカーを体験。その原体験も影響しているのか、現在でもクリエイティブなセンスは健在。

遊馬選手は今シーズン、J3秋田から完全移籍。前を向いてプレイする時間が増えると危険な選手。

向選手はJ2東京V、J3長野などでも活躍したベテラン。中盤からフォワードまでこなせる強みは、途中出場でも脅威となる選手だ。


編集後記

前節の流経大ドラゴンズ戦、29番・飯泉選手のゴール。シュートを打つ瞬間ピッチを俯瞰して感じられたのではないか? シーズン後にぜひこのシュートの軌道について本人に直接聞いておきたい。それほど今シーズンを語る上で重要だったゴールだと思う。(Rei)

今節、奈良クラブ戦にタイトルをつけるとすると、
日本の頭脳vs最先端の頭脳。
岡田会長が立ち上げたFC今治と、現代のモダンフットボール、モウリーニョのようなサッカーを志向するGM林氏を擁する奈良クラブ。夢スタでどんな試合が展開されるのか見届けたい。(あっきー)

前半戦は2位で折返しが確定している、FC今治。シーズン序盤おやっ? と思った王者Honda FCも気づけばいつもの定位置で、門番モード。今年のFC今治、J3昇格の4位以内はマストだが、チームの目標は「優勝してJ3昇格」だ。そのために負けられる試合は1試合もない! 今週も勝って4連勝を。(ラッキィ)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?