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FC今治・第16節 FC大阪戦 展望

サッカー以外でも楽しめる夢スタですが、試合の見どころを押さえることでよりFC今治の観戦を楽しくできたらと思い、今節の見どころなどをお伝え致します! 展望の監修は、FC今治サポーターのReiさん、あっきーさんのおふたり、編集ラッキィでお届けいたします。

※TOP画像はFC今治公式サイトより引用

前回ホーム戦・奈良クラブ戦の振り返り

試合会場 ありがとうサービス.夢スタジアム
試合結果 2-0 勝利 勝点3
順位 2位 通算成績 9勝5分け1敗 勝点32 得失点差+11

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奈良クラブ戦スタメン(FC今治オフィシャルYouTubeより引用)

短評

試合前から雨が降り、雨の中水を含んだ重いピッチコンディションで試合は開催。試合は終始今治が主導権をにぎる展開。背番号13番・内村選手も積極的にゴールを狙いシュートを放つ。得点は前半36分、左コーナーキックを3番・駒野選手が蹴り、ダイレクトで4番・園田選手が頭で合わせて先制。

後半は、ノーゴールに終わったが、14番・桑島選手がシュート4本を放つなど好調さをアピール。後半39分には途中出場の29番・飯泉選手がキーパーが弾いたボールを押し込み追加点を挙げ試合を決定づけた。

その他、27番・橋本選手が今期初のフル出場。ピッチ内での指示、ゲームメイクをできるベテランの存在は頼もしい。25番・楠美選手とのボランチコンビは攻守の切り替えをスムーズに行えていた。守備陣もすばやくきっちりブロックをつくり奈良にシュートをほとんど打たせず、完封勝利となった。

観客数は2,282人と今期最小となってしまったものの、雨の中ゴール真裏に変更された賑やかエリアのおかげか、いつもよりゴール裏全体からコールが響いていた一体感があった。応援の声は同心円状に広がるだけにこの変更はシーズン中とはいえ正解だったのではないだろうか。

ダイジェスト

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今節・FC大阪戦の展望

2順目に突入したJFL。開幕戦をアウェイで戦いスコアレスドローと苦戦したFC大阪を夢スタに迎えての1戦。FC大阪は6節までは負け無しで首位と好調だったものの、その後6連敗。現在勝ち点19、10位と苦しんでいる。

FC大阪、不調の一因とされるのは、キャプテン背番号13番・岩本選手の負傷による欠場。昨年はJFLベストイレブンにも選ばれたFC大阪守備の要であり、攻撃のスイッチを入れる選手。岩本選手のいない中、守備陣の安定を欠き勝ち星から見放されて来たが、前節は松江相手にアウェイで0-3の完封勝利。JFLでは上位の力を持つチームとして復調の兆しを見せた。

一方FC今治は、4連勝中と絶好調。15試合消化でチーム内の連携も高まって個の戦力が掛け算となりチーム力が上昇しているのを感じる。

FC今治的には、ポルトガル1部のポルティモネンセにレンタル移籍をしていた、30番・長島滉大(ナガシマ コウダイ)選手が復帰。今節FC大阪戦から出場可能。出場するようなら、今の今治では少ないドリブルで局面を変えられる選手なので要チェックだ。

試合は復調気味とはいえ、開幕時からの戦力、チーム完成度の上積みの少ないFC大阪と現在の今治の状態を鑑みると、今治優位と言えるだろう。

今節の注目選手

FC今治

14番・桑島選手
前節奈良戦はノーゴールに終わったが、特徴であるバイタルエリア、ゴール前での動き出し、フィニッシュと完全に良い時のキレが出てきた。今節こそ夢スタ初ゴールを! ゆりかごダンスを!

13番・内村選手
4試合連続ゴールは逃したものの、開幕前に期待されたストライカーとしての役割をここに来てゴールという結果で応えるベテラン。最前線でのボール保持、得意の相手ディフェンスの裏をつく動き、前節は両足がつるまで愚直にそのタスクをこなした。今節も同様に期待したい。

27番・橋本選手
7番・山田選手、28番・原田選手の中盤、サイドでプレイする選手との距離感、連動も良くなり、奈良戦ではフル出場。ボールを持ってからの判断の早さ、大局観を持ったそのプレイは要チェック。

25番・楠美選手
奈良戦短評でも述べたが、27番・橋本選手とのボランチコンビは攻守に非常に良い効果を出している。FC大阪、岩本選手不在のデフェンス、センターバックの弱さもあるので、中央で攻撃にどう絡んでくるのか注目だ。


FC大阪

11番・川西選手
6番・舘野選手
5番・池永選手

川西選手は2016年JFL得点王にも輝いた、FC大阪の絶対的エース。天皇杯含む直近4試合では途中出場、もしくはサブで出場せずという状態だが、出場するなら一番警戒する選手だ。

舘野選手はプレースキックの精度がよく、良いポジションでのセットプレイを与えると脅威となる。フリーでクロスを供給されるのも危険なので、高い位置で自由な時間は与えたくない。池永選手は怪我から復帰し、出場するようになってからディフェンスラインが安定しているだけに、今治攻撃陣とのマッチアップは注目。


編集後記

ここに来て、FC今治は絶好調。この要素について、編集部内ではシーズンを通じてどう戦うかという視点が今まで以上に強いことや、普段の練習を見ても、ピッチ内で声を掛け合うなど、選手の自主性、規律の面で今シーズンは非常にチームが成長しているものを感じている。という話となった。

シーズン折返しで、優勝を狙える位置につけたFC今治。優勝するためには勝ち続けなければならない。それを遂行するには、選手一人ひとりの高い意識、そしてサポートするすべての人たちの諦めない心だと思う。

次の夢スタは8月31日までお預けになるだけに、FC大阪戦はハッピーエンドで、次に繋いでほしい。



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