スノーモンスターに会ってきた
冬の東北で拝む絶景こと樹氷。スノーモンスターとも呼ばれ、特に蔵王(山形)の樹氷は有名です。
蔵王スキー場からロープウェイで見に行くことができ、寒さ対策さえしっかりしていれば見ることが出来るのも魅力的です。蔵王スキー場には以前一度スキーをしに行ったことがあるのですが、樹氷を見るのは初めて。
これから見るであろう絶景に胸を躍らせて蔵王へと向かうのでした。
※ちなみに、スキーは全く出来ません。
蔵王ロープウェイ
山形駅からバスに乗って『蔵王ロープウェイ山麓駅』に向かいます。山形駅のバスセンターで樹氷原までのバス・ロープウェイのセットチケット(5800円くらい?)が販売されているので、そちらを購入。
蔵王といえばスキー場に並んで温泉があることでも有名です。硫黄の匂いがする道を歩いてロープウェイ乗り場へ向かいます。
ロープウェイ乗り場に到着ですが・・・
この看板にたどり着くまでになんと2時間待ち!とんでもない長蛇の列です。時間に余裕を持って見に行く必要があります。早めに来て良かったです笑。
ようやくロープウェイに乗れます。待ち時間が長いというのもシンドイのですが、なんせ寒い!この日は風も強くて手指が凍りそうでした・・・。
樹氷高原駅
樹氷を見るためには『樹氷高原駅』でロープウェイを乗り継ぎます。名前的には本来はここでも樹氷が見られるのかもしれないですが、今年は暖冬の影響で樹氷が小さいとのこと。この経過地点では樹氷はありませんでした。
ということで通り過ぎていきます。
地蔵山頂駅
名前の通り山頂にはお地蔵さんが雪に埋もれていました。さて、このお地蔵さんの周りにも樹氷が広がっていまして・・・
出ました、スノーモンスターです!家族連れも多くて子供達が大はしゃぎ。大人は猛吹雪の中寒さに震えます・・・、持てる最高装備だというのに。
しかし、とにかく視界が悪い。雪山の遭難がなぜ起きるのか体感することができました。
展望台があり、本来なら樹氷が広がる絶景を一望できるポイントです。まーったく何も見えません・・・。
極寒の中2時間以上の待ち時間。たどり着いた先には視界不良の世界。自然とはかくも厳しいのか。
そうして吹雪は止むことを知らず、視界も頭も真っ白になりながら下山することになったのでした――。
――いや、この程度の苦難で折れていては成せるものはない。
蔵王樹氷原
1時間以上経っただろうか。何人が諦めて帰ったことだろう。ただひらすら、カメラを構えて待った。微かに光が差す樹氷原。
そして――
見えた!!ついに姿を現したスノーモンスターの群れ。その一瞬、感嘆の声とともに日常の悩みもここまでの苦労も全て忘れ、ただシャッターを切ります。
ビフォーアフターを見て欲しい笑。
【before】
【after】
こんな劇的ビフォーアフターが現実にあろうとは・・・。この日見た光景は一生忘れないでしょう。最高の美しさです。
その後はまた日が隠れ・・・、本当に奇跡の瞬間でした。
こういうのも幻想的で悪くないですけどね!
帰りのバスも乗り過ごしたが、そんなことはどうでも良いくらいの満足感を抱えて下山したのでした。
ということで、蔵王のスノーモンスター達でした。
ロープウェイに乗るのに数時間待ち、さらに山頂では天気に恵まれるか分からない。かけたリスクの分だけリターンは大きいということですね。
圧巻の景色をありがとう、蔵王!次は温泉も入りに来ます笑。
それではまた次のnoteで👍
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