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アロマ調香を始めるきっかけ

私が初めて手にした精油はラベンダーとサンダルウッドでした。
当時、育児をしながらフルタイム、残業は当たり前の職場で働いていた為、自分のための時間はほぼなくベッドに入る直前までバタバタ余裕のない毎日でした。
そんな私の心身を緩めてくれたのがラベンダーとサンダルウッドの香りでした。
余裕のない心に発揮してくれた天然の香りの力に夢中になり、学びを深めていきました。

身近な同僚や友達と一緒にアロマクラフトを作ったり、家族や自分のケアとして長く趣味として楽しんでいましたが、いつしか自分の「好き」を小さくてもいいから何かの形で社会に還元していきたいと思うように。

そんな矢先にコロナで自粛生活となり、香りを求めて連絡くださる方が増えてきました。
人生一度きり、今が始めるチャンスと思ったのと同時にいろんなタイミングが重なり、アロマ調香の道を開くことに。
始める1年前には考えもしなかったことを始めている自分に驚きでした。

現在は石川県を拠点に長く関わってきた医薬品製造と並行してアロマ調香の活動を続けており日々、知識や経験を積むことで香りの幅を広げています。
オーダー以外にも精油を持ち合わせてなくても気軽に香りに触れることができる調香体験やワークショップを開催。

天然の香りを重ねるごとに変化する香りは苦手な香りであっても心地よい香りに。

私の調香する香りをきっかけに天然の香りの良さに気づき、アロマを好きになってくれる方が少しずつですが増えていることはとても励みになります。
今は活動の幅が狭いですがリピーターの方や県外から求めてくださる方もいらっしゃって感謝しかありません。

「好き」をこのような形で楽しめる今ある環境に感謝しながら好きを仕事に取り組んでいきたいという思いと、香り創りにおいて「記憶に残る人」でありたい。


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