おすすめ本 『湯布院奇行』

『湯布院奇行』
舞台設定に就職氷河期を用意、味付けは幻想的。心地よい毒、気がついたらもう全身に回ってる。初めて満足した小説
この小説に救われもした
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下記、個人的なエピソードで作品と無関係
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どうにか就職したけど稼働時間500時間越え、毎月
就職というより雑な埋葬ですな
普通に血を吐きます。それでも休めないあたりまぁまぁすごいですね人の荒っぽさ
終電に引き込まれてて。気がついた時には警笛鳴らした列車が目の前数センチを通り過ぎてたりして
病んで退職する人いっぱいいました。相当なお金かけてセットアップした人材でも戻らないんです。再雇用無しとか精神を病んだら退職といったルールの話ではなくて、職能が復活することが無い・カネに変わらなくなったから
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別件。労基や児相は機能しなくても社会的には同等の機能を発揮する、結果彼らは仕事をしたと見做す。一見不完全だけど綺麗に解決、とても面白い構図
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間引き機構・人なんて壊れたら作り替えたほうが安価
個体は死ぬけど全体としては非常に堅牢なシステムである100年総入れ替え
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コロナ禍。風向き一変。仕事より大切なことが強調される
価値観も自己も全喪失、変わり身の速さは生きてけるスキルは重要
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