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令和5年6月豪雨での取手市双葉地区の水害被害報告

2023年6月13日(火)に現地を訪問、地元にお住まいの方々にお話しをお聞きしました。

地域の特徴


双葉地区は小貝川から取水した用水路に面しており、小貝川から牛久沼に広がる田んぼの一角にあります。1961年に開かれた住宅団地で、現在1100世帯ほどが生活されている地区。地元の方は「元々冠水しやすい地域、台風の時期には浅い冠水を繰り返してきたが、その度に2、3時間経てば排水できていた。床下浸水した家は底上げをするなどして浸水対策をしてきた」

用水路に立つ福岡堰の案内

地元のおばあちゃん

「こんなになるとは思ってなかった、わたしも30年以上暮らしてて初めてですし、50年住んでる方もこんな経験は初めてだったそうですよ」と地元で暮らすおばあちゃん。「夜寝てたので気づかなかったけど朝起きると道路がいつもよりも冠水していた」わずかの高低差で地区の中でも被害の大きさが違っていたようです。おばあちゃんのご自宅は無事だったそうですが床上浸水したお知り合いの方もいらっしゃり申し訳ないと憂いておられました。

被害当時の状況

2023年6月2日(金)夜
「それまでの大雨が18時ごろに一旦止んだけども、夜遅くに線状降水帯が停滞し2時間で200ミリ以上の豪雨になった。排水は追いつかず朝には水が道路を覆っていた」「大雨の天気予報がでていたので、事前にくるまを近所の少し高い場所にいつも通り避難させていた。しかし今回はその高い場所でも冠水していた、今まで経験したことのないことです」日本カーシェアリング協会さんのレンタカーを借りにこられた70代男性はお話しされました。

2023年6月3日(土)早朝
レンタカーを借りにこられた20台男性は「早朝大雨に気づいた。すでに冠水していたため自宅に垂直避難をした。自宅は少し高くしていたので浸水はなかったが、駐車場は道路と同じ高さ、バンパーまで冠水し水没した」とのことでした。恐らく60-70cm程度は浸水していたと思われます。

60代の別の男性お二人を含め、みなさんくるまは流されず停めていた場所で水没していたそうです。数名の方は道路の高架にくるまで避難された方もいたそうですが、双葉地区のように近くに高台になる山などがない場所ではカバーを使ったくるまの水没対策は有効だと考えます。

用水路に面したエリアの冠水は水深1m以上、同じ地区の中でもより水害被害が深刻でした

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