某ゲームデバッグ会社で働いたら大変な事になった〜後編〜
某ゲームデバッグ会社で働いて2ヶ月経った頃に、ある日リーダーから呼び出された。
リーダーはこう言った。
「権藤さん、なんでうちの会社選んだの?」
「君さ、いつも休憩時間の時1人だよね。なんで周りと仲良くしないの?年末の飲み会も来なかったし仕事の最中も必要最低限の発言しかしないよね?」
私はそれを聞いて内心「はぁ?」となった。
休憩時間にぼっちでいる事の何が悪い?飲み会なんて自由参加だった上に100%身内ノリだし入って間もない私が行ってもついていけずに虚しい思いをして帰って来る事が目に見えてる。
それに既に出来上がっている既存のグループは新人さんに対してアウェイだし入り込む隙はない。
更にリーダーはこう言った。
「君さ、実は上長にリーダー候補に選ばれてるんだけど権藤さんの人間性じゃリーダーは向いてないと思うよ。」
私はそれらを聞いて察した。
私に辞めてほしいんだな・・・と。
余談だが、バイトの登録会の最中に正社員の男性が私に妙な事を言ってきた。
「あれ?権藤くん?なんか言いたそうだったけど?」
ただ普通に説明を聞いていただけだったのにも関わらず私だけにそんな会話をふるのはおかしい。
恐らくそれは私がリーダーに選ばれる伏線だったに違いない。
私がある有名な高校出身だった事と、同時期に入社した人の中で最年長が私しかいなかった事で上長を初めとした上層部の人間に目をつけられリーダー候補に選ばれたのだろう。(あくまで憶測だが。)
だがしかし、私はリーダーになる気は微塵もなかったし、潮時が来たのだと思い退職を決意した。
私が退職を決意した理由は。
:自分にゲームデバッグの仕事やリーダーの仕事は向いてないから。
:周りと仲良くできる気がしない。(特定のグループが出来上がっていて新規さんは入り込めない、周りは学生、数少ない女性を狙うチャラ男、変わった人、自己中な人間、オタクしかいない。 )
:リーダーになったとしても失敗する未来しか見えない。
気付くべきだったんだよ。面接なしで入れる会社なんて絶対に何かしら裏があるって。
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