「つんとの思い出①」
このお話しはもう20数年前の出来事でございますが…
まず「つん」と言うのは私の大切な友達と言いますか愛する6歳下の女性でございます
ふとした事で知り合いまして、それ以降も無理矢理付き合わさせてもう24年目となりましたよ
禿げ、チビ、デブ(このwordは禁句でしょうか?バツなら削除致します)と典型的にモテない君で46年…
まあ、髪の毛ふさふさの高校時代は多少の女子高生と付き合ったりデートした事はありましたが…
ま、それは差し置いておき
呑助である「つん」と時々ドライブに誘ったりお酒を呑みながら逢瀬を楽しんでおりました
ところがある日の事
「あんた、その頭なんとかならんの?」
「そのバーコード頭の人と一緒に歩くの苦痛なんやけどなあ」と言われましたのですよ
「そやなあ…」と私も気にはしておりましたよ
なんたって後ろから残り少ない髪の毛を無理やり引っ張ってきて、尚且つスプレーで固めて、出かけるのに鏡の前で20分以上かかっておりましたしね(涙)
「分かったよ、散髪してくるわ」と言いつつ決心がつかずに2、3ヶ月ほど誤魔化しておりました
確かあれは知り合ってから一年?一年半頃の初夏に天神橋商店街(とにかく長さでは日本有数の大阪市北区にある商店街)で会った時の事でございます
「あんた、ちょいとついて来て」とつんが言い
「うん、何処へいくん?」と私
「ついて来たら分かる」とつん
天神橋商店街5丁目の筋を曲がり連れて行かれたのが散髪屋さんでした
「今すぐ丸坊主にしてきて、それで無いと付き合わんし」
「ガァ〜ン、ついにこの日が来てしもた」
「終わったら環状線天満駅で待ってるさかい」とつん
初めて入る散髪屋さんに入店
今思えばオヤジさんが「どうします?」とバーコード頭を見ながら「ややこしい客が来たなあ」と困惑顔してましたなあ(笑)
「丸坊主にして下さい」と言うとオヤジさん「おっ、これなら簡単」と笑顔になりバリカンを取り出しました
30分後に散髪屋を出ると街角に吹く微風が気持ち良くて「何でもっと早く丸坊主にせんかったんやろ」と思いましたね
駅で待つつんに見せますと「気持ちええやろ、もう風なんか気にせんでええし」
ほんとそうなのですよ
周りの目も気にせず街中を歩ける嬉しさ
今朝の快晴の気持ち良いお天気を見てますと、その時の事を思い出し「つんの思い出として書いてみました」
お読みいただき、ありがとうございました
これから、つんに会いう為にお出かけしてきます
では、またね、
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