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鹿児島県南九州市頴娃町にある番所鼻自然公園について紹介します。

番所鼻自然公園とは、鹿児島県の南の端っこ。
南九州市頴娃町(えいちょう)にある公園のことです。

(お隣は砂蒸し温泉で有名な指宿市)

初めて訪れる人からは、公園の読み方について「ばんしょ? ばんどころ? どっちなの?」と聞かれることがありますが、正解は「ばんどころばな」

そもそも番所とは、警備や見張りなどの役目にあたる番人が詰めた施設のこと。通行人や船の荷物などを監視したり、税の徴収を行う場合もあったそうです。

東シナ海に面している頴娃町は、海の見張りにピッタリな場所だったと考えられます。

(遠くまで見渡せる特別な場所)

とはいえ、町内の事業者の中にはお客さんとの電話だと「ばんどころ」では伝わりにくい場合があるようで、音声としてわかりやすい「ばんしょ」とお伝えすることもあるそうです。

あの偉人のお墨付き!「天下の絶景」

海沿いの風景の美しさに定評がある番所鼻自然公園。

過去には、日本地図作成の途中に訪れた伊能忠敬から「天下の絶景なり」と称賛され、1956年には「伊能忠敬先生絶賛の地」と刻まれた記念碑が建てられました。

(お越しの際は、ぜひ探してみてください)
(夏は特に空と海の青さが際立ちます)

番所鼻自然公園からの景色は、地元にもファンが多く、頴娃町を象徴する風景のひとつになっています。

魅力がいっぱい!公園のあそびかた

公園には他にも、

・鳴らす鐘の回数によって願い事が変わる「竜の落とし子〜吉鐘〜」
・磯の生き物に触れられる「海の池」
・自由にのんびり過ごせる「アコウの広場」
・デートにピッタリハード屋根の「仲良しベンチ」
・自然たっぷりのハイキング「シーホーウォーク」

など、たくさんのスポットがあります。

それぞれのあそびかたは、Instagramで紹介中。

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公園内にある宿と観光施設

公園内には、伊勢海老料理を楽しめる旅館「いせえび荘」や、日本唯一のタツノオトシゴの観光養殖場「タツノオトシゴハウス」もあります。

いせえび荘は、50年以上の歴史を持つ料理宿。宿泊はもちろん、日帰りプランとして昼と夜の食事も楽しむことができます。

(記念日やお祝い事で利用する方も)

ロビーには、オリジナルパフェや軽食を楽しめる「ABカフェ」も。ドライブがてら、ふらっと休憩したい時にもオススメの場所です。

タツノオトシゴハウスは、元レストランの建物を活用し、2010年にオープンしました。タツノオトシゴの生態をはじめ、「海の環境問題にも関心を持ってもらいたい」という館長の思いから入場無料で開放しています。

お土産やオリジナルグッズの他、タツノオトシゴを自宅で飼いたい人向けに生体の販売も行っています。

タイミングが合えば、生まれたばかりの赤ちゃんを見学できるかも?
ファミリーの方々にもオススメのスポットです。

(ドリンクやアイスも楽しめます)


アクセス方法

車で訪れる方が多い場所ですが、JR指宿枕崎線を使った電車移動も可能です。

(鹿児島中央駅から)
(指宿駅から)
(南九州市内の主要スポットから)

週末や祝日は駐車場が満車になることも多いので、気をつけてお越しくださいね。

電車は時間がかかるので、正直あまり選ばれない選択肢ですが、地元にはJR指宿枕崎線の活性化に取り組んでいるメンバーもいるので、一度は試してみてほしいです。


森もあって海もある。そして、風景も美しい番所鼻自然公園。

(2023年元日の様子)

こちらのアカウントでは、これから公園に関するさまざまな情報を発信していきます。

南九州市にお越しの際は、ぜひ番所鼻自然公園にもお立ち寄りくださいね。


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