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自分がSESから自社開発のフロントエンドエンジニアになるまでの振り返り

色んな人のnote記事読んでいると今の自分を書くと後々どう成長したか見返すのがものすごく面白そうだったので自分も書いてみようと思います。

2018年から新卒で地元の福井県のSES企業に入社し、2024年1月から転職して東京の自社開発フロントエンドエンジニアとして働きます。
2018年から5年8ヵ月なにしてたか書いていこうと思います。

【ざっくりまとめるとこんな感じ】
2018年4月 - 2021年10月:SESの企業に新卒で入社して約3年半で退職
2022年1月 - 2023年12月:WEB制作会社に転職して2年で退職
2024年1月~:自社開発のフロントエンドエンジニアに転職


■SES編(2018年4月~2021年10月)

2018年に新卒でSESの企業に入社しました。
大学時代まで社会人でやりたいことがなく、自分の人生を振り返った時に一貫してゲームが好きで自分はIT企業で働くのが向いているのではないかという軽い理由で就活で内定をもらった地元の福井県にあるSESの企業に就職しました。

業界分析をなにもせず、プログラミングの勉強を一切せずいざ入社して3ヵ月の研修を終えて客先常駐でプロジェクトに携わってから約2カ月間大変でした。
振られた作業をどうやったらできるのか技術的に全く分からず、先輩に聞きまくったり自分で調べまくったりしていました。
初めて振られた作業を終わらせるのに予定工数の13倍かかったのは苦い思い出です。

●SESで何をしていたか

福井県は宇宙産業に力を入れており、福井県が打ち上げる衛星に組み込むソフトウェアの開発プロジェクトに約3年半携わっていました。
担当していた内容は下記になります。

【担当していた業務】
・仕様書作成
・コーディング(フロントエンド、バックエンド)
・単体テスト、結合テスト

【使用技術】
■フロントエンド
・html、css、JavaScript
・Nuxt.js
■バックエンド
・Java
■DB
・PostgreSQL

仕様書作成~テスト作業まで行っていました。
開発に関してはフルスタックで開発していました。
社会人になるまでプログラミングを一切してこなかったのによくやってたなと思います。

●SESに入社してよかったこと

未経験でITに触れることができた
SES最大のメリットだと思います。
社会人になるまでIT関係の技術に全く触れていない自分を雇ってくれました。
未経験ながら仕様書作成~テスト作業まで一貫して携われてよかったと思います。
特に自分はJavaScriptをガッツリ触る必要があったので新人ながら動的なことに対する理解を深められたのは今後のエンジニア人生でとても役に立つことなので触れた技術に関しては運がとてもよかったと思います。
宇宙産業に福井県が力を入れていることもあり、たまに新聞で掲載されることもモチベーションにつながりました。

●なぜ転職しようと思ったのか

社会人3年目になり今後のキャリアをどうしていくか考えるようになりました。3年目の時点で触れている技術に対してはかなりできるようになってきましたが、それでも技術に対して広く浅く理解している状態でエンジニアとしては市場価値は微妙でした。
フロントエンドとバックエンド両方やるの自分のキャパ的に厳しく…フロントエンドかバックエンドどちらか片方に絞って極めていかないと成長できないなと思うようになってきました。
仕事をしていく中でフロントエンドの技術に携わることが楽しく、今後のキャリアはフロントエンドを極めていこうと決めました。
自社に直接、フロントエンドに注力できるプロジェクトにアサインできるか相談してみましたが無かったので転職を決意しました。(全国で唯一イオンがない福井県にIT企業があまりないのもあると思いますが…)

転職活動を行い、バックエンドにあまり触れずにフロントエンド寄りの技術メインに触れるWEB制作会社から内定を貰い、約3年半働いたSES企業を退職しました。

■WEB制作会社編(2022年1月~2023年12月)

SESからWEB制作会社に転職はキャリアダウンしてないかと思う人いると思います。その通りです。
SES時代の自分は技術に対して広く浅く理解していると言いましたが、htmlやcssといったマークアップ言語に対してもそんな感じでした。
ヘッダーを全てdivタグで作るとかmarginとpaddingの違いが分からないとか…。よくそんなんでフロントエンド好きとか言えるなと今の自分でも思います。
そういったところからフロントエンド領域にに照準あてて極めていくためにWEB制作会社に転職しました。

●WEB制作会社で何をしていたか

たくさんいるクライアントのコーポレートサイトやECサイトの更新保守とWEBサイトの制作をやっていました。クライアントの目的のためにWebサイトを制作し、サポートをする会社でした。
転職して1年目はサイトの更新保守をメインに作業していき、ぼちぼちサイト制作もしていくようになりました。そうしているうちにマークアップ言語系の知識がしっかりとみについていきました。制作している際、非効率に思う作業が多く、サイト制作をもっと効率上げてやっていきたいという気持ちが段々と強くなっていき、今更ですが家でなにかいいものはないかと勉強するようになりました。scssとかwebpackとか業務に取り入れて業務効率があがるようになり勉強する大切さ、楽しさを知りました。
2年目になるとチームでコーディングする効率を上げていきたいと考えるようになりGitHubとAstroを取り入れてみました。この2つに加えGitHub Actionsを取り入れてみたらチームでサイト制作する効率が非常に上がり楽しかったです。(前職でJavaScriptがっつりさわっててよかった)

●WEB制作会社に入社してよかったこと

WEBに関する専門知識が身に着く
フロントエンドはユーザーが見て触る領域なので、Webサイトを構成する技術に関する知識、Webサイトのアクセシビリティとユーザビリティに関する知識、Webサイトの公開に関する知識を身につけられるのが非常に良いなと思いました。

私服で働ける
web制作会社は基本私服で働きます。ラフな格好は楽なのでPC作業すると生産性上がって最高でした。

クライアントからめちゃくちゃお礼の言葉貰える
自分が作ったものを世にリリースして、クライアントやユーザーに使用してもらい、お礼の言葉貰えるとかなりやりがいを感じました。
IT業界で一番やりがい感じる瞬間はこれだと思います。WEBサイト制作会社はやりがいを感じやすい環境でした。

●なぜ転職しようと思ったのか

仕事で携わることはないヘッドレスCMSを個人的に作ってみたり、仕事するうえで便利な技術はないかいいツールはないかと勉強する日々を送っていましたが途中からSNSに張り付いて最新技術の情報を待つような状態になり、職場から得られる知識にも限界を感じてきました。そうしていくうちに日々行っている仕事に飽きてきました。
さぁ、転職のお時間です。
自社開発のエンジニアに憧れてましたので、自社開発のフロントエンドエンジニアに今なら目指せるのではないかと思い求人を漁りましたが田舎ゆえに受託開発の企業しかありませんでした。福井県でキャリアアップすることに限界を感じたので東京の企業を中心に転職活動を始めました。転職活動を始めたときはボロクソでした。なぜ福井から東京に行くのか、SES→web制作会社からなぜその会社を選んだのかなど色々言語化していないことが原因でしたがn十回面接をするうちに段々と応募した企業に対して納得できるようなこと言えるようになっていき、なんとか内定を頂けました。内定貰うまでに50社ぐらい面接した気がします。フレックスタイム制だったので13時~14時の間にお昼休憩を取り、職場の近くのネカフェに行って休憩時間を犠牲にオンライン面接をするのは中々きつかったですが自分が今後やりたいことなど言語化できたことは転職活動してよかったなと思います。

■これから

2024年1月から自社開発のフロントエンドエンジニアとして働きます。働く環境が変わりわくわくしています。
フロントエンジニアとして働きますが、ある程度使用している技術に対する理解を深めたらフロントエンド以外の領域にも携わっていきたいと思っています。飽きがこないように。
これからも業務効率をあげていくことを楽しんでいきたいです。もちろん、開発者目線でのことだけではなくアクセシビリティとユーザビリティのことも考えていくつもりです。
こうして振り返ってみるとフロントエンドに注力したことでSES時代と比べて余裕が出てきたなと成長を実感しています。1年後に今の自分とどう変わったか書こうと思います。

んじゃ


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