私には、12歳になる息子がいるのだが、彼も多分にもれずビデオゲームが好きだ。しかし父である私とは嗜好が違う。

彼が現在ハマっているのは、『にゃんこ大戦争』（Android/iOS）や『ドラゴンクエストⅨ』（3DS）や『テラリア』（PS4）である。どのタイトルも１年以上プレイしていて、やりこみが凄いのである。ゲームはクリアしたらOK！　的な私からみると「よく飽きないな」と思うのだが…。

そこで私はゲームのどういうところが好きなのか？　というのを考え出すことになる。

面白いと思う要素
・爽快感がある
・世界観が楽しい
・自由度が高い（やりたいことができるというか…）
・私が体験したことのない体験をさせてくれる
・プレイ中に学んだことが生かされていく
・創り込みが狂気じみている
・新しいテクノロジー

というような感じだ。

次に、重要視しないポイントを考えてみる。

重要視しない要素
・シナリオ
・キャラクター
・対人対戦
・アイテム等の収集
・キャラクターの成長

という感じ。これらを総合して考えてみると、お話の面白さやキャラクターにはあまり感情移入は出来ず、ビデオゲームとして、遊びや世界観の新規性を求めているんじゃないか？　と思った。

そう考えると、私のビデオゲームに対する好き嫌いとも結構整合性がとれてくる。ジャンルだとRPGは熱狂的にハマったタイトルはないし、周回プレイやアイテムコンプリートなどのやりこみプレイは興味はないし、対戦格闘ゲームもそのシーンは楽しめるが、プレイとなるとさほど興味はないし、キャラクターを集められるスマホ等のゲームもその面白さを理解しづらい。

そう考えると、長年、アーケード、家庭用とビデオゲーム好きではあるものの、好みとなるとかなり狭い範囲で消費しているなぁと思った次第。なんというか、変わったもの、新しいものが好き。みたいな感じなのかな？　自分の嗜好を分解して考えてみると。

息子のゲーム話を聞いていて、最強の装備を揃えたい！　とか、あのキャラクターが欲しい！　とか、今日から○○祭で確変ガチャが引ける！　とか、あのアイテムはドロップ確率が○○で…と熱をもって語られてもなかなか父である私は受け止めることができず、生返事をしてしまう理由もわかった気がした…。すまん息子よ。