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【青年期】幼少期から医療、福祉につながっていても行動障害になっている知的障害、ASDのある人たち

青年期の行動障害について、奥平さんの書いた内容が興味深いです。

奥平さんは、ABAやTEACCHなどを経て、自閉症視覚支援グッズ販売の会社を立ち上げました。

今日は、青年期の行動障害について奥平さんの記事から考えをまとめたいと思います。


医療、福祉につながっていても行動障害になる青年期に思うこと

奥平さんの記事にたどり着き、ASDの青年期の行動障害について書かれていた内容に元気をもらいました。

それは、行動障害について真摯に向き合い、解決策を書かれた記事は現時点で目にしていないからです。

率先して問題解決に挑む姿は元気になりました。

引用します。

“今、長野の医師が中心となって、手立てと行動障害の因果関係を証明しようとアンケートを取られています。思春期、青年期になっても「行動障害」が多い。幼少期から療育をしたり、医療とつながっているにもかかわらず。”

過去ログ

青年期の行動障害は、私の周辺でも起こっている出来事なのですが、医療や福祉支援者がそれをどう捉え、解決策を見出して家族に寄り添っているか?といえば、残念ながらこれといった支援の手立ては聞こえてきません。

放置に近い状態で、家族は右往左往しているのが現状です。

そんな状態が何年も続いていたので、奥平さんの提案には「ああ、やっぱり…」と共感しかありませんでした。

医療や福祉は、家族に伝えるべく大事なところを見落としていた。いや、そもそも我が子への支援の決定権は医療や福祉なのか?とも考えてしまいます。

子育てを客観視!「おめめスケール」は目安になるかも


子育てを客観視できるというおめめスケール

奥平さんが長野県の医師たちと考案したスケールだそう。

よくできてるなーと思ったのは、本人の暮らしに注目したところ。特性ではなく生活に重きを置いたところに大きく評価しています。

本来、生活あっての人生。でも、発達凸凹のある人の生活は、終始、特性で動いているような気がします。特性に生活を当てはめている感じ。いや、それ無理があるでしょう、、、思うのですが。

なので、サポート(支援)という名の「管理」で、コントロールしようとするご家庭が出来上がります。

これはサポートなのか?管理なのか?

ただ、特別支援学校高等部の就労支援では、サポートという名の管理を徹底します。それが出来なければ、就労は難しいという見解なのです。

就労を考える親御さんは、その為、どうしても管理を徹底してしまうのだろうと思います。


さて、行動障害にならないために考案されたツールがおめめスケール。

そして行動障害にならないための「おめめどうの手立て」は以下の通りです。

  • みとおし

  • えらぶ

  • おはなし

  • 杖の役割

  • 年齢と性別の尊重

その手立てとは、「みとおし」「えらぶ」「おはなし」「杖の役割」「年齢と性別の尊重」。それがなされているかどうかをみる「おめめスケール」というのがあるので、ぜひ、本人さんの暮らしで点数を考えてみてください。

「おめめスケール」→https://ameblo.jp/haruyanne/entry-12726034314.html

自閉症児者は、変更が苦手?って、古いですやん、それ(2022年2月11日のメルマガ)

皆さん、チェックされてくださいね。

おめめスケールについての記事を紹介

おめめスケールのことをとても詳しく書かれた記事を見つけました。

ライターのはんだあゆみさんの記事です。
良かったので参考ください。

マガジン「勝手に解説おめめどう」

こちらも良かったので、おめめどうのことを知りたい方はぜひ。

(株)おめめどうの、支援思想を私なりの翻訳でお伝えします。納得できないと実践できない人達向けの、理屈に説明を割いています。「とにかくやってみて」では納得できない、動けない人達向けに、ロジカルな説明を心がけています。

勝手に解説おめめどう/はんだあゆみ







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