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国内旅行記2 ~汽車は闇を抜けて♪ 寝台特急サンライズ~

私は広島から東京へ旅行するとき、新幹線を利用します。
でも、違った旅行気分を味わいたくなるときがあるんです。
その場合、日本唯一の定期寝台列車である、サンライズ出雲・瀬戸に乗車します。
ここでは、寝台特急サンライズの上り線について、乗ったことのない方、知らない方に向けて紹介します。


行程

寝台特急サンライズには、2つの路線があります。
出雲駅発のサンライズ出雲号と高松駅発のサンライズ瀬戸号です。
それぞれが岡山駅まで運行し、連結して東京駅を目指します。
夜通し走って、東京駅に翌朝7時過ぎに到着します。
時間がかかるのだから、新幹線より料金が安いのではと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も実はそうでした。
実際は寝台料金がプラスになるので、新幹線よりも高くなります。
感覚としては、1泊の宿泊料金くらいと考えておけば、納得できると思います。

車内の特徴

1 客室

私が乗るときは、比較的予約が取りやすい、B寝台シングルを利用します。
車内で最も数の多い、一般的な客室です。
ベッドは、大人でもしっかり足を延ばして寝ることができます。
寝巻は客室に用意されていますが、帯で結ぶタイプのものです。
客室は、個室なので内側から鍵をかけることができます。
また部屋を出るときには、外側から電子ロックをかけることができます。
4けたの数字を入力することで、鍵をしめたり開けたりすることができるので、安心。
客室は左右両サイドにあり、2階建てです。
どこを選ぶかは、あなた次第です!

2 ラウンジ

車内にはミニラウンジがあります。
席数は多くないですが、食事をしたりお酒を飲んだりできます。
ただし、すぐ隣に個室があるので、仲間内で騒ぐのは控えてください。
なお、車内にあるのは、ソフトドリンクの自販機のみです。
お酒やおつまみ、お弁当などは、事前に購入してから乗り込んでください。

3 シャワー、トイレ、洗面台

車内にはシャワー室があります。
使用するにはシャワーカードが必要ですが、車内でしか買えません。
数に限りがあり、争奪戦に勝利する必要があります。
トイレと洗面台は、共同です。

見どころ

1 車窓

基本、車窓は真っ暗で家の明かりくらいしか見えません。
しかし、大都会を通過するときは、夜景がとてもきれいです。
時期と天気にもよりますが、富士山の朝焼けを見ることもできます。
お気に入りのBGMを聞きながら外を見ていると、時間がたつのを忘れることでしょう。
ちなみに私は、個室の明かりを消して、ミスチルを聞くのが好きです♬

2 岡山駅での車両連結

前述しましたが、岡山駅で連結して、14両編成になります。
連結作業を誰でも見ることができるのはレアな体験で、ギャラリーも多いです。
ただ注意したいのは、連結するとすぐに発車すること。
乗り遅れがないよう、車内に急ぎましょう。

まとめ

・寝台特急サンライズ上り線は、夜出発して早朝、東京に着く
・部屋は個室で、プライベートが保たれている(そうでない座席もある)
・シャワーカード争奪戦に勝利しないと、シャワー室は使えない
・独り占めの車窓を存分に楽しめる

以上、ざっくりとですが、寝台特急サンライズについて紹介しました。
もちろん、東京駅発のサンライズも運行されています。
旅行気分を味わえる寝台列車を、あなたも利用してみてはいかがでしょうか!

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