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金沢ナイトミュージアム「用水音散歩」


9月のプログラムですが、金沢ナイトミュージアムの企画「用水音散歩 目や耳から鱗」に参加してきました。
 
約400年前、藩政時代に作られた、金沢のまちなかを流れる「鞍月用水」を散策しながら、ヴォーカリストとギタリストさんの生演奏・生歌を聴きながら、用水にまつわるいろんなお話を聴きながら巡るお散歩。
夜6時から、中橋のバス停からちょっと行ったところにある「深川橋」をスタートし、玉川公園を終点とする1.2キロのお散歩。

今回の散策のために作られた絵地図がありまして、
NPO用水の街金沢の代表の宮下さんは、用水にまつわる「豆知識的なお話」
ヴォーカリストの田上さんは「歌詞を入れたい言葉・その場所から浮かぶ言葉」
ギタリストの樋渡さんは「音メイン」
この三人三様の視点から書き込まれていて、とてもおもしろかったです。

開始してすぐ暗くなってきたので、水音と水面に映る街の灯りがとても詩的でした。でも、昼間見えてた魚が全然見えなかったのは残念だけど。

コロラド在住時、Fort Collonsにはクリーク沿いのトレイル・マップがあって、それを毎週末、家族で歩きながら楽しんでた記憶が蘇りました。
水の流れに沿って歩くって、車の通らない道が多いし、住宅のすぐ裏とか、流れに近接した住宅の個性とか楽しめて、住んでいる街を「水の流れ」という視点から見つめ直すっておもしろいなぁ・・・
そこに、ギターの音と生歌が入るので、確かに耳で聴いた記憶ってずっと残るんですよね、半月以上経ってて、一緒に歩いた人の顔とか歌っていた人の顔とかは朧げなんですが、声はちゃんとずっと残っていて・・・
この散策路のところどころは、自転車でさーっと通り過ぎてくときに視界に入ってた場所でもあったりする。そこを歩いてみると、流れに降りていく階段があったり、水の底になぜか「マンホールの蓋」を見つけたり、橋にもいろいろあって、「私橋」ってのもあったり、そこを住んでる人が思い思いに植木を植えたり、ブドウ棚にしてたり、駐車場がわりにしてたり・・・流れの音は、底に置かれた石によって作られてるとか、いろいろ「へぇ〜〜」って思うことがいっぱいありました。

なかなかに楽しい時間でした・・・夫を誘って歩いてみたいなぁ。

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