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金沢卯辰山工芸工房研修者作品展



毎年楽しみにしている卯辰山工芸工房の研修者の作品展・・・
ほんと、ここで名前を覚えた作家さんが、後々、金沢21世紀美術館のコレクション展に出てきたり、GO FOR KOGEI展に取り上げられたりしてくるので、先々の楽しみにもつながってきます。

薄い薄い、本当にパリンと今にも割れそうなほど薄い吹きガラスを、さらにカットして唇のように隙間が開いている作品が特徴的な田中里姫さんの作品や、やまわきくるりさんの、磁土の作品、つまり焼き物なんだけど、まるで毛糸を編んだような細かい隙間がある作品など、とにかく超絶技巧を極めた作品ぞろい。

漆芸でも、艶やかな漆の中に浮かび上がる紋様が幻想的で神秘的で、もう技術は素晴らしいし、とにかく、この後の活躍が楽しみです。

惜しむらくは毎年なんだけど、すご〜く年度末なんだよね。この卯辰山工芸工房の作品に対して10歳の子供達がどういう言葉を発してくれるか・・・聞いてみたい、彼らの輝く瞳とこの作品たちとを一緒に味わいたいな。

ただただ、ため息もんです。

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