処女がおっパブ嬢になる話③





どうも!処女です!
お久しぶりになってしまいましたm(__)m


理由は色々あるのですが、
一番は就活が終わりを迎えそうになり、バタバタしてました!

いや〜そういえば本業はおっパブ嬢ではなく
就活生だったんだ、忘れてたワハハ


そんなこんなで、今もちゃんと続けてます
本当に波にも揉まれ胸も揉まれてます



さっそく前回の続きを綴っていきたいなと
思ってます!本日もよろしくお願いします!


【誰が私をお呼びですか?】

ど変態はじめて厨のおじさまを隅々まで楽しませ、LINEもしっかり交換し見送った後、一息つく間もなく


「VIPの人が指名だって!すごいね!」

とボーイさんが微笑みながら、肩を叩いてきました
そのまま私はVIP席の方向まで引っ張られてしまいました


「えっ、誰?てか、なんで私?てか誰?」


私の声はボーイさんの耳には届いても心には届かなかったもようで、何も答えてはくれません

私は何も知らずにVIP席に通されてしまったのです、これが地獄の始まりでした。



【赤いソファ】


VIPに着くと、そこにはお客様と女の子が既にお酒を飲み、楽しんでました


表の席とはまた違うアダルティな雰囲気に、飲み込まれそうになってたとき、


「ご指名ありがと〜ございま〜す!本日体入のチ・アモちゃんです〜!!」



ボーイさんの高らかな叫び声により、静かに隣に座りそのまま大人しくしていたかったのに、スポットライトを当てられたかのように目立ってしまったのです


イチャイチャな雰囲気を過ごしていた人たちの目が一気にこちらを向き、私の背筋は伸びきり、ああ…帰りたいと久しぶりに感じることになったのでした


「お前はここ座れよ」


初っ端から偉そうな物言いのジジイに既に不愉快な気持ちを抱きながらフカフカの赤いソファへ改めて覚悟を決め、腰を下ろしました



【ビールの味】


「あの〜シンプルになんで私指名したんですか?」


とりあえずこの謎を解決しない限りは、対等に話せないぞと思いストレートに投げかけました

「え〜面接してるの見て、こんな初心そうなやつがいるのかと思って呼んでみた」


こんな答えが返ってきました


私はその返答により、ここの場ではとにかく初心!ラブ!精神で、気に入ってもらうぞ!と思いました、それが間違いだったと言うことに気付くのはもう少し先の話です



ジジイには既に指名の女の子がいました
仮にπちゃんと置きます

その席であった軽めの出来事を淡々と書き出します!



πちゃんとすら初対面なのに、女の子同士でおっぱいを揉み合ってるのを見るのが興奮すると言う謎の癖に付き合わされ、5分くらいπちゃんのぱいを揉み続け、私も揉まれ続ける謎時間がありました、嫌な気はしませんでした

ビール瓶を男性器に見立て、フェラの練習をしてみろと言われ、まだできないですと言うと、πちゃんが代わりにやってくれました、シンプルに勉強になりました

 πちゃんとジジイの初体験エピソードを赤裸々に語ってもらいました、結構興味深くて面白かったです




キモジジイとのエピソードというよりは、πちゃんの思い切りの良さを伝える感じになってしまいましたが、本当におもろい先輩でした


そんなπちゃんのファンキーさに助けられて平和な時間を過ごせていましたが、なんとπちゃんは人気者だったので、他の席に呼ばれてしまいキモジジイとわたし二人きりになってしまいました


その瞬間、

この時を待ってたと言わんばかりに、キモジジイに無理やりキスされました

普通だったら嵐の「LOVE SO SWEET」が流れてもいい雰囲気だったかもしれませんが、私の頭にはそんなトキメキラブソングなんて流れてきませんでした


「俺たちキスしちゃったね」
そう微笑むキモジジイ



しちゃったじゃなくて無理やりしてきたんだろ、いい雰囲気にしようとするな、なんて言えるわけもなく、私の脳内にはただただ「キスなしの店だから選んだのに」と何かに裏切られた気持ちでいっぱいでした




【洗礼】


「え、なにしてるんですか」
最初に口から出た言葉は、おっパブ嬢ということを忘れ、本来の私として出た言葉でした


「あんなにイチャイチャしてたらキスしたくもなるでしょう、逆にしたくなかった?」


あ〜よく聞く話通じないタイプの痛客とやらだ、よく夜職の漫画を読んでいたのですが、誇張されているものだと思っていたので、まさか本当にこんな人間いるんだなと、この世界への絶望を感じさせられました



私の中で初キッスと言うものは、柔らかいものと柔らかいものが重なりあい、幸せに包まれると言うメルヘンチックなものを想像していたのですが、チックチクしたヒゲが人中にぶっ刺さり、ケアされてないカサカサの唇に私の唇が重なり合うと言う最悪なものとなったのです


そこで私は気づきました、表のVIPではない方の席の周りには沢山ボーイさんが立って見張っているのに、VIPには誰も近づこうとはしません、誰も見ていません


ああそっか


このお店の怖さに気づいてしまったのです
VIPに座るお客様ということは多少お金があり、沢山使ってくれることがほぼ確定している、だからボーイさん達は敢えて近づかずに、女の子達を守らずに、沢山お金を使ってもらうために、無法地帯にしてるんだ


そういう覚悟がないとお金って稼げないんだ



【人生甘んじてはならぬ】


その後、πちゃんが戻ってきてくれたのでラストまで平穏に過ごすことができました


クソキモジジイとLINEを交換させられ、出口まで見送った後、ラストまで残っていた女の子とボーイさんで終わりの会が開かれました


本日のランキングを発表され、1位から3位までの女の子が名前を呼ばれ、その度に拍手をして讃えました


1位はなんとπちゃんでした、私はなんだかとっても嬉しくなりました


その後、ボーイさんに呼ばれ
「一日お疲れ様〜!どうだった?本入する気になりましたか?」と言われました


頭の中の天使がこう言いました
「今日一日辛いことの方が多かったでしょ?普通にバイトしようよ、辞めておこう」

悪魔はこう言います
「お金を稼ぐってどういうことかわかっただろ?若いうちしかできないんだからやっとけ」



結果は悪魔が勝ちました、圧勝でした

その日からわたしのドタバタおっパブ嬢ライフがスタートしたのです



【次回予告】

普通に大学生として生きていたら出会えなかったであろう愉快なおじさん達をエピソードと共に紹介していきたいと思います!お楽しみに!








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