半ばエスペラント

なぜ 辞書の例文は 記憶に残らないのか。

言葉が 死んでいる。

ただの 昆虫標本 だからだ。

死者の魂によって、生者の思考や行動が縛られる、ということは 現代でもしばしば起こることである。

それが、古代なら なおさら ということになる。

古代の宗教、神託 死霊託宣所の 政治力 とはそういうことになる。

しかし、ここには 煙草や大麻のような 薬物の影響も見逃せない。

歴史家ヘロドトス は、スキタイ人が、香草か木の実のようなものを 燃やし その煙を吸引している という記述を残している。

古代の儀式では しばしば 犠牲の家畜や穀物を燃やし、その煙を神に捧げる、ということが行われる。

なぜ、煙なのか。

なぜ、煙である必要があるのか。

天に昇る、というだけなら 煙でなくとも、天高く 塔 を立てるとか、樹木を建てるとか そういうことでも良さそうだし、実際そのようなことも行われている訳だ。 

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