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【遊戯王マスターデュエル】罪宝勇者シンクロンのデッキ構築&展開解説【マスター1到達】

どうも前回焔聖騎士の記事を執筆したたけのこと申します

まずは皆さんデュエリストカップお疲れ様でした

3月8日のリミットレギュレーションの変更により水遣いの緩和、先月罪宝ギミックが登場したことで勇者シンクロンの話題が上がっていたので、ランクマとデュエリストカップで使ってみました

かなりキツかったけどマスター1到達

先にお断りしておくと、筆者は執筆するまでシンクロンの知識がスティーラーでクェーサーを出していた頃で止まっており、今のシンクロンは展開や構築が難しそうだなと思っていました

そこで今更ではあるのですが、ランクマやデュエリストカップで回してみたらとても研究・構築し甲斐のあるデッキだとわかり、ここにシンクロンを知っている人も知らない人とも共有するべく記事にしました

ランクマでもある程度は通用しフェスでは場合によって出禁になる立ち位置のデッキですが、それでも使いたい人向けに参考になる記事にできればと思います



記事の概要・流れについて前置き

この記事では大まかに以下の概要・流れで進めます

①罪宝勇者シンクロンの特徴と筆者の構築
②採用できる出張セットとスピーダー前の展開方法および誘発ケア手段
③筆者が採用したカードについて
④スピーダー後の盤面形成・捲りケア

まず他のシンクロンデッキの説明をしてからスピーダー前の展開、カードの解説を入れてからスピーダー後の展開について説明していきます

そのためシンクロンの知識があり展開ルートだけ知りたい人は目次を参照して飛んでいただき、そもそも知識がないあるいは一部しか知らない人はしばらく長い解説にお付き合いください

また、スピーダー前とスピーダー後の展開の間に採用カードの紹介を挟んでいますが、これはスピーダー前の展開はどの構築であれ共通する展開が多く含まれているので先にお話してします

一方で、スピーダー後の回しかたは使用者の意図と採用カードによって異なる部分が多いため、筆者の意図を解説したからスピーダー後の回しかたを紹介していく流れになっています

罪宝勇者シンクロンと特徴と構築

では罪宝勇者シンクロンはどういうデッキかまずはマイナス面とプラス面それぞれの私見を述べていきたいと思います

シンクロンのマイナス評価

①クシャトリラ全般の裏側除外効果が苦手かつ環境で流行りの墓地メタの煽りも食ってしまう環境的な弱み

②チューナーか非チューナーの片方で固まった時に、非チューナーが勇者ギミックまたは罪宝ギミックであれば1妨害程度はできるものの、チューナーのみだと何もできない事故が起きる不安定さが顕著

③ランクマにおいて先攻での勝率は高く連勝できるものの、後攻が続くと連敗することも珍しくないため、総合的にランクのアップ・ダウンが激しい

シンクロンのプラス評価


①手札誘発への耐性としてバロネスやアクスタでスピーダーへの誘発を弾きつつ、アトラクター適用下やスピーダー後のニビルを受けても2妨害以上は構えられる展開力

②Ωディスパテルの2ハンデスで見たカードから相手のデッキを把握し、アドリブで最終盤面を相手が嫌う妨害に調整しつつマストカウンターを把握できる

③勇者ギミックと罪宝ギミックで少ない妨害数なら後攻からワンキルまで捲れる貫通力

④墓地のアサルトシンクロンで1度使った万能無効のスターダスト系列を帰還させ実質2回万能無効を使える独自の強み

総じて、デッキの安定性やメタへの耐性が欠けるものの展開力・貫通力が優れているデッキであると考えられます

なので出来るだけ事故を軽減し一番強い組み合わせであるレベル4+ジェットロンが成立しやすいような構築にしてみました

筆者の構築

最初は軽く光来型を使っていたのですが事故率が高くエクストラの枠も狭まってしまったのでイルミネイト型に落ち着きました

細かいカードの解説は後でしますが、デッキ枚数は40を少し超えるくらいが適正だと感じました

というのもドラコバックやシンクロランブルを素引きするとせっかくサーチできるのに初手にいると勿体無いのであまり引きたくないからです

また、汎用枠としてはニビルと三戦があると苦手なクシャトリラやスネークアイの先攻盤面をどうにかできることがあるので現環境では必須だと思います


罪宝勇者シンクロンの課題とそれを解決するギミック・基本展開

①シンクロンが抱えている課題

では、大体の特長も分かったところでここからはシンクロン特有の課題について触れておきます

まず、シンクロンの方針としては何がなんでもレベル5の素材を揃えスピーダーを通すことを優先します

①の爆アド効果と②で後攻時3600打点になる

そのスピーダーを出す上で、シンクロンのチューナーはどれもスピーダーの展開前から効果を活用でき、スピーダーから展開した後でも使える優秀なものが揃っています

しかし、ジャンクやシンクロンの非チューナーはスピーダーの展開前ではなくスピーダーが通ったことを想定した展開効果が多く見受けられ扱いにくい場面が多いです

そのため、チューナーはスピーダー前に使いやすくても、非チューナーはスピーダー前に使いにくいという状況が往々にしてあり、これがシンクロンの課題となっています

そこでスピーダー前から使いやすい非チューナーとチューナーを供給するために、サーチカードが多くアクセスしやすい勇者ギミックや罪宝ギミックを利用するのが勇者罪宝シンクロンです

とはいえ、勇者ギミックと罪宝ギミックでスピーダーにそのままアクセスしたとしても、誘発ケアもなく出しては相手の手札誘発で止まってしまいます

そこでスピーダーへの妨害対策として以下の3つの方法が考えられ、その組み合わせを勇者ギミックや罪宝ギミックで準備していく訳です

①スピーダーの素材にしたモンスターでチェーン1スピーダー、チェーン2に効果を挟んでうららケア

②のサーチでうららケア
②の効果でうららケア


②アクスタ効果でスタダss+スピーダーssで無敵スピーダー

②でスタダとスピーダーが無敵化


③スピーダー前にバロネスを展開

シンクロンでは3+7か1+9でシンクロ

詳しくは下の項目で触れていきますが、まずは勇者・罪宝それぞれの役割について説明してから、各ルートについて記述していきます

②勇者ギミックで扱いやすい非チューナーを供給する

勇者ギミックにアクセスするにはアラメシア2、水遣い2、おろ埋1、運命の旅路1の計6枚が必要です

これで用意できる非チューナーは、レベル3の水遣い、レベル4の勇者トークン、レベル7のグリフォンライダーまたは外法の騎士になります


レベル4トークン生成と運命の旅路を貼る
アラメシアサーチとssできるレベル3
ssできるレベル7で万能無効持ち

また、運命の旅路で手札コストで墓地にチューナーを用意したり、スピーダーの効果に旅路をチェーンしてうららケアしたりできます

では、それぞれの非チューナーをシンクロンチューナーと合わせて成立する組み合わせは以下の通りです

素出しスピーダー成立(2枚初動)
・水遣い+アサルトロン
・アラメシア+ジェットロン
・アラメシア+墓地から蘇生したレボシン

グリフォンライダーで妨害ケアしつつスピーダー成立(3枚初動)
・水遣い+アサルトロン+アラメシア+グリフォンライダー

バロネスのみ成立(2枚初動)
・水遣い+アラメシア+レボシンorジャンクロン
・グリフォンライダーor外法の騎士+レボシンorジャンクロン

バロネス+スピーダー成立(2枚初動)
・グリフォンライダーor外法の騎士+アラメシア+レボシン

アクスタ+スピーダー成立(2枚初動)
・グリフォンライダーor外法の騎士+アラメシア+ジェットロン

基本的にシンクロンチューナーと2枚初動でスピーダーに繋がり、場合によっては誘発ケアもできます

その他にも
・後手で召喚権を使わずドラコバックや外法の騎士で相手の盤面に触りグリフォンライダーで妨害ケアを両立できる
・Gを受けた場合、自分ターンに勇者トークンで1ドロー、相手ターンにグリフォンライダーまたは外法の騎士を出し1妨害を構えられる

以上の理由からG受けの悪さや召喚権に依存するシンクロンの弱点を補えるため、勇者ギミックを採用しない選択肢はありません

ただし、レベル4チューナーのスタロンと勇者ギミックは噛み合わせが悪いため、そちらとは他のカードが絡まない限り7・8シンクロしかできない点は注意が必要です

③罪宝ギミックでジェットロン他レベル1へアクセスし選択肢を増やす

罪宝ギミックの採用理由としては、ディアベルスター1罪宝狩りの悪魔3原罪宝1の計5枚でジェットロンをリクルートしやすくするためです

規制を警戒して3枚集めるべき
CPの関係で1発禁止にならないよね?
OCGで遂に制限

しかし、ジェットロンをリクルートするだけならワンフォーワンやシンクロオーバーテイクといったカードでも十分なのです

ここでの罪宝ギミックの肝はレベル7とジェットロンを場に用意することで、先出しバロネスあるいはアクスタを経由した無敵スピーダーの組み合わせを増やすことにあります

それにはssできる非チューナーのレベル4つまり勇者トークン、あるいはレベル4のトレイルをリクルートできるイルミネイトかそれをサーチするスタロンが必要です

スターダストのレベル4非チューナー
アクスタがいればトレイルをリクルートできる

それを踏まえると下記がその組み合わせになります

バロネス+スピーダー成立
・アラメシア+ディアベルスター+レボシン(3枚初動)

アクスタ+スピーダー成立
・ディアベルスター+スタロン(2枚初動)
・ディアベルスター+イルミネイト+任意のモンスター(3枚初動)
・ディアベルスター+アラメシア(2枚初動)
・ディアベルスター+輪廻天狗(2枚初動)

このように、罪宝ギミックは上記のように非チューナーレベル4が別途ないとスピーダーまでいけませんが、特にレボシンとスタロンとの噛み合いが強いものになります

一方で素引きのジェットロンやアサルトロン・ジャンクロンと噛み合いが悪いです

そこが気になる人はメインデッキにssできる炎レベル1非チューナーとコンバーター、エクストラに天輪の双星道師とレベル4シンクロを採用すれば単騎スピーダーまで行けます

ジェットロンからサーチできるレベル2
サーチしたコンバーターをss

ディアベルスター+ジェットロン=アクスタ、アクスタでジェットロン蘇生ジェットロンでコンバーターをサーチ

アクスタをコストに原罪宝で炎レベル1非チューナーss、炎レベル1非チューナー+ジェットロン=双星道士ss、双星道士でコンバーターss

双星道士+コンバーター=レベル4シンクロ、コンバーターでジェットロン蘇生、レベル4シンクロ+ジェットロン=スピーダー

④超重武者出張について

シンクロの出張セットとして有名な超重武者ですが、実際に使用してみると採用した際の強みや使用感が人によって大きく異なるカードだと感じました

果たしてどんな規制になるのか

まず、超重武者出張を採用した際のメリット・デメリットについて箇条書きします

メリット
①勇者・罪宝に加えて召喚権を使わない切り込み役として手数になる
②バイQ1枚初動で召喚権を使わずバロネスが立ちスピーダーの誘発ケアがしやすい
③ワカU4が2枚初動の相方にできる場合があり、単体で召喚権を使わずアクセルシンクロンやレベル8シンクロになれる
④ワカU4とベンKのPスケールで召喚権が足りないカードをP召喚できる
⑤レベル4のチューナーと非チューナーを供給しやすくバグースカを採用できる
⑥超重武者の動きと相性の良い強力な手札誘発のPsyフレームγを搭載しやすく自分ターンならアクスタ経由でバロネスにできる

デメリット
①最低でも8枚程のデッキスペースを取り、勇者・罪宝を積むなら必然的に50枚以上のデッキになり、結果的に勇者・罪宝ギミックを引き込む確率が落ちる
②そもそも超重武者出張セットを採用するより少ない採用枚数でシンクロンに必要な動きをサポートできるカードが存在する
③カカCを採用できないためバイQ以外は1枚初動になり得ないことに加えて単体では事故要因になるカードがある
④デッキの動きがシンクロンではなく超重武者になる場合、手札誘発が豊富でない分純超重武者の劣化と感じてしまう
⑤アラメシアや罪宝狩りの悪魔より先にワカU4を発動する都合で特定の誘発と妨害受けが悪い場合がある

言語化が難しいのですがあえて言うならシンクログッドスタッフとしては強くなるもののシンクロンとしての強みや特徴が薄まってしまう出張だと思います

個人的に試してはみたのですがだんだん超重武者に乗っ取られそうなのとシンクロンで勝ちたいという思いが強かったので結局抜いてしまいました

ただし、γやバグースカを採用しやすく召喚権を使わずバロネスを出しやすいというのは非常に評価できる点です

現環境では無限泡影など無効系の誘発でバグースカが機能しない場面があることを除いても総合的なデッキパワーが高くなります

筆者のようなシンクロンの動きにこだわる人ではなく勝ちを目指す人なら採用する価値は大いにあると考えられます


筆者の罪宝勇者シンクロンで採用したカードについて

本来であればこの後スピーダー後の展開について触れたかったのですが、それは構築と採用したカードによって最終盤面が異なります

そのためこの段階で採用カードの紹介をしてからスピーダー後の展開解説に行きたいと思います

①シンクロンチューナーの枚数

筆者が採用しているのはジェットロン2アサルトロン1ジャンクロン1レボシン1スタロン2の計7枚です

まず、ジェットロンとスタロンはデッキに1枚はいてほしいというのもあり自分の構築では2枚が適正だと考えています

ただし、スタロンに関しては赤き竜とレベル12を並べてカラミティやコズブレを出す構築だとデッキに2枚いてほしいので3枚採用もあり得ます

イルミネイトをサーチでき採用枚数2~3枚

1枚採用のカードで更に増やしていいのはレボシンぐらいで、ジャンクロンはジェットロンのうららケアのサーチで入れているのですが、人によってはジャンクロンを採用しなくてもいいかもしれません

後手で使いやすく採用枚数は1~2枚
Gとスピーダーになれるが採用枚数0~1枚

アサルトロンは手札から自力でssでき、素材にしてもアクスタで使い回せるので1枚で十分ですが、ルーンやクシャトリラでデッキから除外されると困る時があります

効果を使ったスターダストを帰還できピン指し

また、シンクロンにアクセスするカードとして罪宝ギミックはもちろん調律・シンクロオーバーテイク・ライディングデュエルアクセラレーションを採用しています

シンクロ・オーバーテイクはジェットウォリアーを見せてジェットロンをリクルートするカードですが、使用感としては手数を増やす意味でも2枚採用してもよかったかもしれません

セイヴァースターを見せてスタダも蘇生可能

ライディングデュエル・アクセラレーションは発動時シンクロンをサーチするのですが、調律と違い発動後場に残ることから残ったこのカードを罪宝ギミックのコストにできるため採用しました

基本的に①のサーチ効果のみ使う

②レベル4非チューナー輪廻天狗の採用とメリット

シンクロンでの非チューナーレベル4といえば幸魂やシェイレーンを採用している人が多いですが筆者は輪廻天狗を採用しました

素材にすると続けてレベル4をリクルート

採用理由としては
(1)罪宝ギミックやレボシン、スタロンと相性がよく素材やコストにしても消費を抑えてレベル4を供給しシンクロできる
(2)破壊や除外などで場を離れても1700打点をリクルートでき着地狩りに強くラビュリンス・メタビなど罠ビート対面で重宝する
(3)アトラクター適用下やニビルを受けてもチューナーさえ供給できれば展開を続行できる可能性が残る

以上の理由から現環境で強みになる点があり採用に足るカードだと思いました

(1)罪宝ギミックやレボシン、スタロンと相性がよく素材やコストにしても消費を抑えてレベル4を供給しシンクロできる

ディアベルスターと原罪宝のコスト2回分を輪廻天狗単体で賄うことで2枚初動に収めることができます

特にレボシンとは相性がよく先攻では7シンクロから墓地のレボシンを蘇生しスピーダーか8シンクロを選択することが可能です

後攻では輪廻天狗+レボシン=ブラロとしたとき、チェーン1輪廻天狗のリクルート強制効果、チェーン2ブラロの全破壊任意効果となります

ここでブラロを止めたとしても輪廻天狗がリクルートされ後はレボシンを蘇生すればスピーダーの準備ができます

スタロンも輪廻天狗とならばとりあえず8シンクロはできますがあまりやりたい動きではありません

(2)破壊や除外などで場を離れても1700打点をリクルートでき着地狩りに強くラビュリンス・メタビなど罠ビート対面で重宝する

破壊と除外に実質的な耐性があるという話ですが、実戦で必ずしもそううまくいかない場合があります

まずバウンスや裏側除外に無力なので、マスカレユニコーンのバウンスや、フェンリル・アライズハートの裏側除外で処理されることが多いです

また、罠ビ対面でも輪廻天狗でなくチューナーに除去が集中したり結界像やパキケでそもそもssできないといった状況があります

そういった状況では相手の妨害への囮役にしてちょっと保険がきく非チューナーと言う程度の認識でいいと思いました

(3)アトラクター適用下やニビルを受けてもチューナーさえ供給できれば展開を続行できる可能性が残る

輪廻天狗はアトラクター適用下とニビル投下でも影響を受けずレベル4の素材を供給できます

ただし、輪廻天狗に限らずスピーダーが通ればアトラクターやニビルであっても様々な場所から素材を調達できます

アトラクター適用下ではイルミネイトでデッキからトレイルを調達し、除外されたトレイルをディスパテルで再利用することで展開を伸ばすことができます

ニビルの場合は墓地のスタロンとイルミネイトで墓地に送ったトレイルでニビルトークンをリリースしながらスタロンとトレイルを蘇生

その2体でアクスタssとアサルトロンを蘇生し、アクスタ+アサルトロン=無敵ディスパテル、リリースされたのでアサルトロン効果でアクスタ蘇生、除外されたアサルトロンをディスパテルで場に戻し、アクスタ+アサルトロン=バロネスss

このようにシンクロンは展開系でありながらアトラクターやニビルに怯えず展開できます

それらが流行している環境であれば握るデッキとして選んでもいいのではないでしょうか

③エクストラデッキのシンクロについて

(1)赤き竜・セイヴァースタードラゴン

イルミネイト型なのでシューティング・ライザーのようなシンクロチューナーではなく赤き竜を利用して相手ターンにシンクロを展開します

①でシンクロランブルをサーチ
②でセイヴァースターかトリシューラss
墓地のスタダを蘇生しレベル10シンクロに繋ぐ

そこで筆者は赤き竜で出す候補として、カラミティやコズブレといった若干難易度が高いレベル12シンクロを目指すのではなく、他のレベル10と合わせられるセイヴァースターを選択しました

この構築では赤き竜をスタダ+スタロンあるいはイルミネイトでレベル3にしたスタロン+9シンクロで出すことができます

また、セイヴァースターも赤き竜経由とはいえ非常に強い制圧力があり、先攻のみならず後攻でもあらゆる効果を無効化して相手フィールドのカードを全て破壊するため、盤面を支配できる強さがあります

万能無効に全破壊効果まで備わっている

セイヴァースターの難点は、スターダストの進化系で唯一リリース後に墓穴を受ける裏目が存在することですが、横にバロネスを立てて置けば追加で一滴などがない限り大丈夫です

(2)アーケティス・トリシューラ

アーケティスは赤き竜で参照するとトリシューラを出せ、自身もドローとフリチェ破壊を持っているため中継や妥協点として優秀です

余った素材で作れると美味しい

②のフリチェ破壊は最大展開以外ではできたらいいな程度で、①のドローをしたらすぐ赤き竜やバロネスにしてしまいます

出し方としてはスタロン+5シンクロ、スタダ+墓地のジェットロンorレボシン、またはスタロン+トレイルにイルミネイトで片方のレベルを上げる、もしくはジェットウォリアー+スターダストトークン+イルミネイトでレベルを下げたスタロンといったやり方です

この5シンクロがライブラだとそれまでの過程で大量ドロー出来ているのでアーケティスの打点が4000になることもしばしば

また、トリシューラはアーケティスと赤き竜で出すことが殆どであるものの、アクセルシンクロンまたはジェットウォリアーをこねくり回せばシンクロできます

貴重な対象を取らない除外

先攻でトリシューラを優先するのはΩのハンデスで超融合や一滴といった捲り札が見えた時に手数を減らす目的で出しています

後攻で出すのは大変ですが今流行りのスネークアイで見かける咎姫やアンブロエール、ラビュリンスの家具といった墓地リソースを削れるので重宝しています

(3)PSYフレームロードΩ・ディスパテル

Ωはディスパテルと合わせて2ハンデス要員としての印象が強いですがシンクロンにおいてはスタロン+レベル4しか展開できない時の妥協としても使用します

基本展開のハンデスと下振れを支える8シンクロ

経験上Ω単騎の場合自分ターンにハンデスするより、相手スタンバイフェイズに除外されたスタロンを墓地に戻し、相手の動きを見てからハンデスした方が生き残った時リソースが残ります

一方のディスパテルはΩと2ハンデスする仕事の他にアトラクターやニビルを受けた場合の素材供給を担うことも多いです

シンクロンが一番全部の効果を活かせているかも

帰還させるカードで多いのはΩはもちろんトレイルやアサルトロンあたりで、返しのターンで墓地効果をもう一度使えるようになります

②の妨害も重要でΩでハンデスした相手のカードをデッキに戻せば再利用を防げ、自分の除外された水遣いをデッキに戻せるとリソース合戦になったとき助かります

Gツッパしたときに相手にドローされたニビルやヴェーラーもケアできる場合があるので覚えておくといいでしょう

(4)アクセルシンクロン・ジェットウォリアー

アクセルシンクロンは相手ターンシンクロできるシンクロチューナーですが、用途としては自分ターンに自身のレベルを調整してすぐ高レベルシンクロの素材にしてしまいます

レベル1~9のチューナーに変動できる

特に使うテクニックとしてバロネスを出す以下の方法があります

ジェットロン+トレイル=アクセルシンクロンss

シンクロンの素材になったのでトレイル効果でスターダストトークン生成、アクセルシンクロンの効果でスタロン落としてレベル9にする

レベル1スターダストトークン+レベル9アクセルシンクロン=バロネス

また、スターダストトークンはドラゴン族であるため、状況によってはバロネスでなくディスパテルを出して展開と妨害を両立することも可能です

その他には先にバロネスやディスパテルを出すのではなく、レベルと素材数を調整してトリシューラを出し、その後トリシューラと1チューナーでバロネスかディスパテルを出すといった遠回りをすることもあります

一方のジェットウォリアーはアクセルシンクロンと同じレベル5で、チューナー・非チューナーの違いはあれど先攻・後攻で器用に動いてくれます

先攻では繰り返し素材にできる高レベル
後攻は捲りの手数になる

先攻ではアクセルシンクロンのレベル調整で墓地に送れるシンクロンチューナーがデッキに残っていない時の代わりに使用します

こちらはシンクロン名称ではなくウォリアー名称ですが、トレイル+ジェットロンで出したとしても問題なくトレイルの効果でスターダストトークンを生成できます

これでレベル6分のシンクロ素材ができたので、後はチューナーのスタロンを用意できればレベル10、墓地のイルミネイトでレベルを弄ればレベル9やレベル11のシンクロに繋がります

後攻では①の効果でバウンスし盤面に触るわけですが、チェーン1ジェットウォリアーのバウンス、チェーン2ジェットシンクロンのサーチとすることで妨害をすり抜けることができます

この方法は特にチェーンを組んで無効にしてくるバロネスやアポロウーサに有効である一方、無限泡影やヴェーラーといった対象にとって無効にしてくる妨害には止められてしまいます

前者は超重武者やスネークアイ対面で頻繁に遭遇するので覚えておくと後攻から捲る時に役に立ちます

ただ後者は環境的にみんな積んでいるので常に頭の中で意識しておく必要があります

(5)クリスタルウイング

これは採用が別れるカードだと思いますが後攻での突破力とスピーダーが通った後安全にワンキルできる点を評価して採用しました

場合によっては先攻でΩの代わりに置いておく

シンクロンにおいて後攻で相手の盤面ができている状態でGを投げつけられたら殆ど止められないと言っていいでしょう

完成した盤面からのGなら諦めてしまいますが、シンクロンであれば1・2妨害程度の突破できる盤面ならGがあろうとワンキルを決められる展開力があり、それでデュエルを捨てるのはもったいないなと思いました

とはいえG適用中に引いたヴェーラーやニビルで押さえつけられる可能性があるので早い段階で弾除けできるカードとしてクリスタルウイングが挙がった訳です

また、環境におけるバロネスやミラジェイド・アライズハートなどの妨害持ち3000打点を打点で突破するのがシンクロンのエクストラでは困難です

ここでシンクロンのエクストラを確認すると3000打点を超えるのはスピーダー・ディスパテル・セイヴァースター・手札5枚アーケティスなどです

スピーダーはマスカンで相手が効果を止めない訳がなく、アーケティスは手札5枚という条件が後攻で現実的でありません

ディスパテルやセイヴァースターはそれらを出すより先にバロネスが立っているはずです

そういった観点からそれ以外にも打点での突破手段を確保する必要があると考えました

方法としては、ブラロorイルミネイトでレベルを下げたスタダ+ジェットロン、ジェットウォリアー+手札のレボシン、無敵スピーダー後にスピーダー+レベル3シンクロン、赤き竜+8シンクロでクリスタルウイングが作れます

その他にも、環境の変動でわらしやうさぎが流行った時に先攻でΩの代わりに立てておくと赤き竜への妨害を阻止できます

具体的には赤き竜のシンクロランブルサーチへのうさぎ、シンクロランブルの蘇生へのわらし、この展開が伸びる2つへの妨害をそれぞれケアできます

このデッキで目指すべき最大展開の最終盤面

①無敵スピーダーの最大展開

無敵スピーダーが通った上でチューナーを4体展開できた時、最大展開の赤き竜・バロネス・ディスパテル・アーケティスといった盤面になります

ここからスタート

盤面が埋まってしまいイルミネイトが発動できないのでとりあえず場を空けます

スピーダー+レボシン=Ωss、そのまま1回目のハンデスをして除外されたカードを確認

場が空いてスタダがいるのでイルミネイトを発動しトレイルをリクルートします

イルミネイトのリクルートはこの後シンクロランブルでスタダを蘇生した時に発動してもいいです

ただし、相手がアクスタのジェットロン蘇生に打たなかったDDクロウやわらしをスタダ蘇生に打った結果、イルミネイトの発動タイミングを逃す裏目があるためこのタイミングで発動するのがいいと思います

トレイル+ジェットロン=ライブラss

これでシンクロする度に展開の損失を取り戻し手札誘発を引き込むドローができますが場合によっては更なる上振れがあります

滅多にないことではありますが、無敵スピーダーを勇者ギミックを使わず展開しこのドローで勇者ギミックを引き当てると1妨害を追加できます

スタダ+スタロン=赤き竜ss、赤き竜でサーチしたシンクロランブルでスタダ蘇生

スタダ+アサルトロン=ディスパテルss、ディスパテル効果でΩを戻して2回目のハンデス、手札を捨てて墓地のジェットロンss

ジェットロンをリリースして墓地のスタロンss、リリースに反応して墓地のトレイルss、墓地のレボシンss

レボシン+トレイル=アクセルシンクロンss、トレイル効果でスターダストトークン生成、アクセルシンクロン効果でデッキのスタロンを落としてレベル9にする

※画像はレベル変動前に撮ってしまったのでレベル5になっていますがレベル9ということにしてください

アクセルシンクロン+スターダストトークン=バロネス、ライブラ+スタロン=アーケティス

ここまでの4ドローと2ハンデスで見た情報から赤き竜の変身先を決めます

基本的には墓地のアサルトロンで妨害回数を増やせるセイヴァースターが選択されますが一概には言い切れません

一滴・結界波・超融合が採用されているデッキや着地狩りとフィールド・墓地の除外が効くデッキかつうららや無限泡影を引けたならトリシューラが適任

効果無効系や壊獣・ラヴァゴなどのリリース除去と展開の手数が多いデッキかつGを引けたならセイヴァースターが適任

このように相手にとって嫌な妨害を選べるのでほぼ突破されることはありませんが、墓地で効果を連続して発動するティアラメンツや芝刈り系のデッキは、妨害の打ち所を間違えると大変なことになります

②最大展開から弱い盤面になる原因

先程は無敵スピーダーによる最大展開でしたが、展開が弱まる原因があります

それは単騎スピーダーや先出しバロネススピーダーだと8シンクロを2回しなければならないことです

どう言うことかというと基本的にスピーダー後はスタダとΩで2回8シンクロしなければなりません

無敵スピーダーでは既にスタダを作れているためその分の素材が節約できていましたが、そうでない場合はΩを出すのであればその分の素材を用意しないといけません

そのため素材消費が激しくΩで2ハンデスはできてもライブラやアーケティスが立てられず誘発を引き込むことができないのです

かといってΩの2ハンデスを諦めてディスパテルの帰還効果を展開に使いライブラやアーケティスを立てようとすると、ドロー次第で今度は妨害数が足りなくなるというジレンマが発生します

③捲り札のケア方法

環境で採用されている捲り札だと一滴と超融合がよく見られます

魔法が初動でコストに困らないスネークアイで見かける
烙印やティアラメンツなど融合主体のデッキで見られる

一滴は効果を無効化されるものの発動自体はできるため、セイヴァースターなら一度効果に空打ちしてから墓地のアサルトロンで帰還させることで1妨害を復帰できます

超融合は基本的に以下の沼地のドロゴンに引っ掛からないように盤面を調整すればケア可能です

同じ属性で異なる種族

このデッキではセイヴァースターとバロネス(風属性でドラゴンと戦士)、トリシューラとアーケティス(水属性でドラゴンと魚)が該当します

この場合はトリシューラとアーケティスを並べたら、レベル1チューナー+トリシューラ=バロネスにして、水属性と風属性の並びにします

これで横にいるディスパテルも合わせて完璧なはず・・・

バロネス+ディスパテルで1回だけ出されました

え?何で吸われたの?と思ってつい二度見してしまいました

そういえば遊星が使っていたけどまさかマスター帯で見るとは思わなかったので本当にビックリしました

召喚条件もそうですが効果も何か今のシンクロンをメタっているのでもしシンクロンが流行ったら超融合と一緒に入れればいいんじゃないですかね(投げやり)


最後に

今回DC1stとマスター1まで頑張ってみましたが、それ以外の構築にあまり触れる時間がなく勢いで作ったため、まだまだ勉強できていないことから作れていない項目があります

1つ目は自分は最初に光来型から始めたのですが途中でイルミネイト型に乗り換えてしまったためそちらの研究が不十分であること

2つ目は同じイルミネイト型でも60枚構築やカラミティ・コズブレ採用型などまだまだ触っていない部分があること

対戦と記事作成で少しは頭の中を整理できましたが4月になるまでシンクロンを研究して少しずつ追記していきたいです

そんな自分ですがこの記事をきっかけにシンクロンの使用者が増えたら幸いです

ご精読ありがとうございました


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