退職代行について思うこと

初めまして。
大分市でここちよい抱っことおんぶを広める活動をしている
吉野かおりと申します。

突如思い立ち、noteを始めてみました。

こどもの意見表明支援員としても活動しており、このnoteではこどもの権利について学んでいる中で思う事を中心に綴っていく予定です。
あくまで「私はこう考えた」という個人的な意見です。
(思いつきで始めたので、変わる可能性もあります。)

国際条約「こどもの権利条約」に日本が批准して今年で30年です。
その中の第12条で「こどもの意見表明権」が保障されていますが、こどもの意見がしっかり聞かれていない場面が目立つと感じています。

それはなぜか。「こどもは未熟な存在だから、大人のいうことを聞くべき」という風潮の中で育ったこどもが、大人になっているからだと考えています。
自分が意見を聞かれてこなかったから、こどもの意見も聞く必要があると思えないのではないかと。

そんなことを考えていたら、最近「退職代行」が話題となりました。

辞めたいと言っても辞めさせてもらえない、やくざまがいの脅しを受けるなど、1人で対応するのが危険な場面がある時に利用される方が多いようです。

しかし「入社前に聞いていた業務内容や待遇が実際と違う」などで入社初日から退職代行を使う人もいるとか。

本来、契約と業務内容や待遇が違うのなら、
「契約と違います。改善されなければ契約違反なのでやめます。」
と自分で言えばいいはずです。

自分の意見を言えないのは、日本人の国民性ともいえるかもしれないなと感じます。
日本人は輪を乱さない、周囲と合わせるのが美徳とされ、自分の意見をはっきり言う人は叩かれることも多い。

昔の人はそれでも我慢して定年まで勤めあげたのだと思います。我慢も美徳ですし、みんな定年まで勤めるのが普通だから。

現代は転職も普通になってきて、合わない職場で我慢しなくてよい風潮がある。なので辞めたい。
でも自分では言えないから退職代行を使う。

今年は特に話題になったので、「みんな使ってるんだ。じゃあ私も」と使う人がますます増えているのではないかなと思います。
みんなと同じ、自分だけじゃないなら安心だから。


自分の意見を言えないのは、こどもの頃から意見表明権を行使できないまま、意見を言っても大人の都合優先で聞き入れてもらえないもの。
意見なんて言うだけ無駄。
「それが普通」と思って生きてきた。そういう側面もあるのでは?と考えました。

退職代行サービスそのものが悪いとか無くなれとは思っていません。
色んなケースがあるので、全てが上記の理由ではないと思います。

会社も、「雇ってやっているんだから、上司や会社のいうことを聞くべき。辞めるなんてゆるさない」と労働基準法や働く側の権利を無視している。
そういう風潮も変えていかないといけないですよね。
そこを頑張るのは労働基準局でしょうか?

#退職代行
#こどもの権利
#意見表明権


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