27回忌
9月23日
秋分の日です。
世間一般的には。
ですが、自分的には
藤子・F・不二雄先生の御命日
という認識です。
『ドラえもん』という説明不要な超有名漫画の作者
藤子・F・不二雄先生。
(本名 藤本弘 以下、藤本先生と記述させていただきます)
藤本先生の作品との出会いは自分が3歳の時、アニメ『新オバケのQ太郎』を観たこと。
自分でチャンネルを合わせたのか親が合わせてくれたのかは覚えていませんが、水曜日の夜にQちゃんと出会ったのが、ある意味運命の出会いだったと思います。
その後も
『ドラえもん』(日本テレビ系で放送されたアニメ第一作の方)
『ジャングル黒べえ』
を視聴し、主に小学館の学習雑誌を買ってもらっていたりしたので、藤子不二雄作品に触れる機会は多かったかもしれません。
『新オバQ』も日本テレビ版『ドラえもん』も『ジャングル黒べえ』も1973年に本放送が終了し、再放送はそこそこされていたものの、1979年にテレビ朝日系で『ドラえもん』の第二作目のアニメが始まるまでは、主に漫画で藤子不二雄作品に触れていました。
今にして思えば、自分の亡父は親は本が好きだったのか、百科事典とかハードカバー本など蔵書数がそこそこありました。
だからかは分かりませんが、本(主に漫画だけど)はよく買ってくれていました。
新作藤子アニメ空白期に
『ドラえもん』
『21エモン』
『キテレツ大百科』
『ウメ星デンカ』
等の単行本を買ってもらい連日読みまくり、
『てれびくん』
『コロコロコミック』
等で安孫子先生(藤子不二雄A 本名 安孫子素雄)の作品も含め藤子不二雄作品を読んでいた事が、藤子不二雄ファンとなる決定打であり、礎となった気がします。
そんな小学生時代のある日、下校途中に近所のスーパーの店頭の雑誌売り場でとある雑誌を手にして立ち読み(こらこら)していると
藤子不二雄
の文字が。
ドラやキテレツ等で馴染んだ絵柄なのにドラやデンカ等とは一味も二味も違う作品の印象。
その頃は
二人で一人の漫画家 藤子不二雄
として藤本先生と安孫子先生が合作で作品を発表していると思っていた時代なので、藤子先生はこういう作品も描けるんだ・・・と驚愕しました。
その作品は
『中年スーパーマン 左江内氏』
です。
藤本先生の代表作の一つ
『パーマン』
とも一味違う、サラリーマンの悲哀も感じられるスーパーマン的作品の秀作だと思います。
ドラえもんに並ぶ藤本先生のライフワーク的作品郡に
『SF短編』
がありますが、このSF短編集の単行本を取り寄せて読みたいと思ったきっかけの一つも左江内氏でした。
ドラやキテレツとも違う藤子先生の作品をもっと読みたいと『左江内氏』を読んだ後に思ったのがSF短編の単行本を取り寄せた動機です。
今、好きな作品やジャンルは藤子不二雄作品以外にもあれこれありますが、自分にとっての心の主軸は藤子不二雄作品です。
自分が生きている限り、それは変わらないと思います。
そう思わせてくださった藤本先生を今日は偲びたく思います。
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