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遊び盛りの30代男が『婚活男子』になった理由とは

「結婚なんて30代後半でいい」

30代もまだ前半。やんちゃな男友達と合コンやらクラブやら飲み会やら、「Work hard, play hard」の言葉通り生きてきた。

そんな僕の気持ちが急に変わった出来事が起こったのは、今年。

子供の時から一緒に暮らしていた愛すべき祖母が96歳という大往生の末、老衰という形で亡くなった。

父親から1ヶ月以上前に「寿命で近々亡くなる可能性がある」そう聞いていたから訃報を受けた時も「この時が来たか…」とスムーズに受け止めることができた。

東京から実家に向かい、お葬式に参加する。
別れの際は色々な思い出を思い出して、たくさん泣いたが、感謝の気持ちと共に見送った。


祖母は父を含めた5人の子供がいる。そのため、僕を含めた孫やひ孫をいれるとかなりの数の親戚がいる。この時は、正月にも会わない少し離れた親戚までお葬式に集まった。たくさんの子供たちが走り回っていた。

元々子供好きな僕はハトコたちとスマホゲームで一緒に盛り上がったり、おいかっこしたり、肩車したりして遊んでいた。

すると、急に雷に打たれたように

「家族が欲しい」

と思ったのだ。


「俺が家族を持つ…?」
そんなこと考えたこもなかった。自由気ままに一人暮らしする方が楽だし楽しいし、この先何十年も一人と一緒にいるとかないだろ、と自分に言い聞かせた。

だがしかし、その想いが止まらなかった。

東京に戻り、当たり前だが、誰も居ない静かな部屋で、僕は改めて祖母のことを考えた。

「良い嫁さんをもらって幸せにするんよ」

その時ふっと、祖母の声がした(気がした)


その日から、僕の婚活はスタートした。


ルーク

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