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ファッションでハッピーな世の中を作りたい

ファッションの力で世の中を変えたい。

私が人生を通して実現したい願望である。

ファッションの力で人々をハッピーにしたい。

ファッションの力で世の中に蔓延る諸問題を快方へ導きたい。

「何臭いこと言ってるんだ」「もう子供じゃないんだぞ」なんて突っ込まれるかもしれない。でも、私はファッションの可能性を心から信じている。

というのも、何よりこの私自身が、ファッションを通して自分のことを好きになることができたからだ。

始まりはヨウジヤマモトというブランドとの出会いだった。

元より服が好きであった私は、かねてよりハイブランドにも興味を持っていたものの、大学一年時の私にとって到底手の届くものではなかった。きっかけは新型コロナウイルス蔓延に伴い、行き場を失った出費の場だった。初めてヨウジヤマモトのシャツに袖を通した時、体験したこともないような高揚感に見舞われた。自分にパワーを与えてくれるような気がしたのだ。山本耀司さんが服を通して表現した反骨精神が自分の体に宿ったような気がした。元より自己肯定感が高い方ではなく、周りばかり見て自分のことを尊重できなかった私にとって、次第に自分のかっこいいと思う服を着ることが自分への愛情を深めることにつながっていった。「好きな服を好きに着ている」自分が徐々に好きになっていったのだ。

このような経験を通して、私は次第に「ファッションの素晴らしさ、装うことの楽しさをもっと多くの人に感じてほしい」と感じるようになった。「装うことで少し気分が上がる」という実体験は、想像以上に大きなパワーを含蓄しているように思う。

私が毎日好きなファッションを身に纏う時の高揚感は、もしかすると変身願望に基づくのかもしれない。自分のイメージする人物像に、服を纏うことで近づけた気になる。私はこの感覚、自分が纏うことで何を表現したいのかを大切にしている。スカートを履くことで、既存の男性像に動じず立ち向かっていく「強い」男性像になりきり、フレアパンツなど70年代のファッションを身に纏うことで、時代の流れに歯向かっていった当時の若者のエネルギーを表現するのである。

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このように、私は衣服に特別な「意味づけ」をつけるのだが、このような作業は無論デザイナーが服を作る際に行うことでもある。ガブリエル・シャネルは自立する強い女性像を作りあげようと装飾性の除いた、ミニマルな黒いドレスを作った。川久保玲は強い女性像を演出するとともに、布と身体の従来の関係性についての疑問符を打ち出そうと「こぶドレス」を制作した。このようなメッセージ性は私たち消費者によって解釈され、自分なりの意味づけがなされることによって、また新しい意味が生まれる。そしてその格好を見た人々は、それぞれの文脈に応じて多様な解釈を行う。この過程が非常に興味深いと私は思う。

しかし、それらの一連の起点となる、ファッションデザイナーたちが提唱するメッセージ性はそれを装う多くの人にとって蔑ろにされがちなのが現状である。だから私は、自らの言葉で、ファッションジャーナリストとしてデザイナーの作る作品、そのメッセージ性を世の中に伝えていきたい。これらを私の手で実現することで、世の中にある諸問題を解決への一助にしたい。いや、する。最近話題のジェンダー問題も、コレクションを見る際の一つの着眼点として盛り込まれている。サステナビリティも近年ファッション業界の中で意識されるようになってきた。心理的に、精神的に人々をハッピーにするだけでなく、こういった深い問題にも介入して、幸せを産むこともできる。服はなんと可能性に満ちた媒体なんだ。

だから私は、 #ファッションが好き 。今世を通して、その可能性を信じ続けたい

#いつかRakuten  Fashion Week TOKYOに参加できる日を目指して#


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