目下、入院中

手術後、初めてシャワーを浴びさせてもらい、心身共にすっきりした気持ちです。

幸いにもこれまで大きな病気や怪我をしたことがないもので、今回ヘルニアの手術をすることにしたのはかなり勇気のいる決断でした。昨今の医療では、極力手術しないで治療をするのが一般的みたいですし。

しかも、入院してよくよく説明を聞いてみたら、手術そのものよりも術後の方が何やら大変そう。

手術の準備、ならびに術後の傷の痛みに耐えながら、「これで痛みが取れなかったらどうしよう…」と何度も考えてしまいました。

しかし、手術って、やっぱり人間の本来の生活とはかけ離れたことをしてるわけで、結構色々代償があるんですよね。
術後の、呼吸して辛うじて話せるだけの人間を介抱してくださる看護士さんに、ほんと頭が上がらない思いでした。

地味に辛かったのは点滴。左腕の血管に上手く刺さらなかったため、昨夜まで右手首の血管に針が刺さっていました。
何かの拍子に血管を突き破っちゃったらどうしようと怖くて(字面にすると益々怖い)、色々なことができず不便でした…ってこれは正直、頭は上がらないけど左腕にちゃんと入れてくれなかった看護士さんのせいな気がしないでもない。

実は今回手術をしてもらうことになった病院は、当初予定していた所とは違う所でした。

ある大学病院に目星をつけていたのですが、手術の予定日が1カ月後になると聞かされ、系列だという病院を紹介していただいたのです。

そこで初診を診ていただいて、担当医となったのがいまの先生。なのですが、第一印象が、いわゆるお医者さんというイメージからちょっと外れていたので面食らってしまいました。

年齢は多分30代。背はやや高く色黒で、髪の毛は一応短髪ではあるけれど後ろを短めに刈り上げていて、黒縁メガネ。
なんというか、湘南(病院ではなく)とか、代官山蔦屋にいそうな感じです。あとクラブにはいると思う。

一応外科手術なので、かなりの年配よりかは若い人の方がいいよね、とも思っていたのでそのままそこで手術をすることにしました。

オペ当日。
エレベーターで手術室に向かい、手術着の先生を横目に中へ。手術室に音楽が流れていました。おお、噂には聴いていたけどほんとに流れてる、と思ったのと、流れていたのがEDMだったので、

あ、やっぱりこの先生そういうの好きなタイプだ

と思ったのが全身麻酔前の最後の記憶です。
あと、麻酔科の先生の大丈夫ですかー?が訛ってて可愛かった。

そして目が覚めたら手術終わってました。
手術前と、手術直後の心配は完全に杞憂に終わりまして、いま手術の原因となった部分は嘘のように軽く、痛くありません。よかった!

しかし、私は別にいいけど、おじいちゃんおばあちゃん達は手術前に聴く曲がEDMってどんな気持ちになるんだろう。

術後数日が経ち、今朝のこと。
今日は傷の様子をみに先生が回診にきますよ、といわれ、現れたのは担当よりも年配の先生。なのですが、またも面食らう私。

なんか、EXILEのHIROさんを15歳くらい老けさせたような感じ。。

色黒で、ロマンスグレーの長髪を後ろで一つに束ねた先生がそこにはいらっしゃったのでした。そこはかとなく漂うサーファー感。ワイルド感。

ああ、担当の先生があんな感じでもOKなのはこの人が上席だからなのね、と至極納得。

医師団EXILE、と面白くもなんともないダジャレを思いついてしまったのが今日のハイライトです。
#エッセイ #日記 #病院 #手術

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?