待つ


気がついたら大学3年生である。


気がついたら、としかいいようがない。
どうやら私の大学生活は半分が終わっているらしい。

1年生のときはコロナ真っ只中でオンライン授業ばかりだったが、2年生にもなれば週4で通って、授業を受けて、全休にはバイトをして、という感じで生きていた。

何か特段苦労することもなく、なんとなく生きていたら遂に2年生の春休みも終わってしまいそうである。

そういえば履修登録がいつかもわかっていない。まだ大丈夫なはずだけど。

・・・

とりあえず定期券を買うことにした。
バイトの後輩にその話をしたら「めっちゃ混んでますよ」というから、ある程度心して行ったら想像の5倍混んでいた。

何もしないで待つのは無理だと判断した私は、「別に定期なんて買う予定はないけどね〜」という余裕の顔(?)をしながら長蛇の列を横断。

駅ビルの本屋まで行って欲しかった本を買い求めた後、再び行列の地へ。なんでもない顔をして列に並ぶことにした。

流石に1冊あれば大丈夫やろという読みは外れて、列の3/4ほどまで進んだあたりで読み終わってしまった。もっと分厚くしてくれと思いつつ、残りの時間はnoteに費やすことにする。

もちろん、私が待つのが苦手な話だ。


・・・


人生における嫌いな行為の中でランキングトップ5に入るのが「待つ」という行為である。

その理由でディズニーも行かず嫌いしている。
あそこは待つところ。そんな話を友人にすると、「待ちながらおしゃべりしたりするのが楽しいんじゃん〜」と言われるが、それは二次目的であって「待つ」という一次目的消化のために行われているのだ。何が楽しいのだろうか。

「ディズニー行くんだ!」という友人に「チョコクランチ買ってきてね」とお願いする方がいい。


多分、待つために"ただ立っている"のが苦手なのだ。座っているならまだマシで、動き回れるならもっともっとマシである。動きを拘束されて待つくらいなら遠回りでも歩きたい。ただのせっかち人間なのかもしれない。

1番懇意にしている友人と有名な中華屋に行ったときも30分ほど並んだが、正直苦痛でしかなかった。私が1番仲良くしていて、話止まらない相手だとしても「このおしゃべりは二次目的なんだ…!」と思ってしまってどうも楽しくない。

流行りのパンケーキに並んでしまう人とか世界で1番意味がわからないし、「行列していたので」とかいう理由をGoogle mapsの口コミで見つけると正気かと思う。

世の中には同じ考えの人も一定数いるのかもしれないが、私以上に「待つ」のが苦手な人には出会ったことがない。みんな隠すのが上手いのだろうか。

私も大学3年生。待つことにフラストレーションを溜めない人になれるだろうか。

よろしければぜひ♡