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【うにくまとらべる】一方的にオススメしたい旅先(おいしいお店紹介付き)

あけましておめでとうございます!

さて、今回はまったくのスピンオフ。

旅やおでかけに行くのが好きな人も、そうじゃない人も、いろいろおられるかと思うのですが、私は最近、いつの間にか年に3〜6カ国は行くようになってしまいました。

私のTwitterをご存知の方や、インスタを見てくださっている方は「なんかこいつ、いつも違うところにいません?」と思う方もいらっしゃると思いますが、いわゆる”旅をするように生きる”ほど行っているわけでもないけれど、周りを見ても他の人よりは行っているのかな。という感じです。

最近は海外がメインなので、最初のうちは「テロとかスリとか気をつけるのよ・・・!」みたいな心配も各方面からされていたんですが、最早そんな連絡もなくなりました。

なんでそんなにあちこちに行くのか

国内、海外問わず出かけます。フットワークは相当軽いのかもしれません。

ただ、単純な旅行で行くことは少なく、先述したように”旅をするように生きたい”という欲求があるわけでもなく。

私が心弾ませて行くのは"フィールドワーク"や"リサーチ"。そして大抵仕事で海外展開を考える時の視察や、買い付け、あとは研修旅行としてデザイン関連の場所に訪れてたりしています。

「いまはSNSもあるし、インスタで綺麗な写真も見れる。そんなに行くことないんじゃない?」って言われることもあります。

でも私が知りたいのはもう一歩そのさきで

「島に行った!海が綺麗だった!」のその先です。

綺麗な海があると聞けば、そこに住む人たちはその海の近くでどんな生活をし、どんな文化や経済が育っているのかが気になるし、

世界遺産があると聞けば、なぜそこにそれが生まれて、その名残はどこにありいまの生活に脈々と繋がっているのかが気になります。

アウトプットよりもそのプロセスを知りたい。

批判するよりも、繋ぐために知りたい。

知りたがりなんですな・・・

そんなこんなであちこちフラフラと渡り歩いているのですが、いろいろと訪れた中で「うにくま的が一方的にゴリ押ししたい旅行先」をなんとか選んでみました。

注目なのは「仕事先」じゃなくて「旅行先」というところ!

うにくまは仕事で訪れた場所だとしても、「旅行先」という側面からもジャッジ!あとは私は家にいても海外でも「たべもの」に関してだけはQOLに深く関与すると思っているので超リサーチかけて行きます。

その中で美味しかった記憶に残っているところも載せておきますね!

※ただし完全に独断と偏見


【ヴェネチア(イタリア)】ど定番の人気にはワケがある。 


あっクオリティがまだまだな頃の写真も織り混ざってしまうのですが、全て自分で撮った過去の物ですのでご了承をば・・・。

ヴェネチアは数少ない完全な旅行で行った旅先。

街のあちこちに水路が張り巡らされたその景観はあらゆるメディアでも紹介されていますが、切り取られた写真を見るのと訪れてその景色の中に身を置き体感するのでは、記憶への刻まれ方が雲泥の差です。

ベネチア本島には150近くの運河が張り巡らされ、300近い橋で繋がれています。

よって車は入れません。(手前のリアルト橋付近まで!)

徒歩以外は上の写真のようなゴンドラという伝統的な舟、もしくはヴァポレットと呼ばれる水上バスが運搬・移動手段。


私が特に記憶に残ってるのは、この水の都、雨も似合う、ということ。

あんまり土砂降りしてしまうと洪水状態になってしまうのでちょっと大変ですが、霧掛かった空気の中にぼんやりと浮かぶ街並みは、他の街には感じない妖しい美しさがあります。


そしてご存知の方もおられるかもしれませんが、このベネチア、「アドリア海の真珠」と呼ばれるクロアチアのドゥブロブニク旧市街に少し雰囲気が似ています。(紅の豚に出てくるあの名セリフ、ご存知でしょうか)

それもそのはずでベネチアはアドリア海に面した、クロアチアの対岸の街なんです!


さらに、本島からヴァポレットに乗って、少し足を伸ばすとまた違った景色にも出会えます。

ベネチアを構成する島のひとつ、ブラーノ島。

ヴェネチア共和国としての貿易が衰退した頃に生まれた名産品・レース編みが有名なこのカラフルな島はとても有名な観光地でありながら、現地の人たちの生活は常にオープン。

写真も映えますが、ドアがなくて暖簾のような布オンリーだったり、上の写真のように鬱蒼としげる玄関前の花々を撮ったつもりが右上にキャミソールが一枚写ってしまったり。笑

そういった暮らしの様子もぜひ楽しんでもらいたい島です。

そして食事は、もし苦手でなければイカスミを!

私はヴェネチアを訪れるまで、イカスミ食べれませんでした!が、この後どはまりして毎日・・・。

このお店はOsteria Ae Sconte (オステリア アエ スコンテ)


あとは、手長エビをぜひ!(写真がアレですみませ・・・)

こちらも何を食べても美味しくて、連日予約をとって通った Alla Vedova 。

超人気店のようで、予約はした方がベター。

ベネチア、以上!


【タリン(エストニア)】住みたいくらい過ごし良い

エストニアはIT関係の人たちの中では一時期HOTな国で、大抵「デジタル」「ブロックチェーン」あたりと一緒に思い出されるのではないでしょうか。

行政サービスの99%が電子化され、ブロックチェーンなども活用し常にセキュアな状態が保たれており、ITスタートアップのための環境整備を進め今やヨーロッパ一起業家が多いとか。

それほどデジタルフレンドリーである理由から別名「電子国家」とも呼ばれています。

とはいえ、この国の魅力はそればっかりではないんですよ

この国は多くの苦難を経て、1991年にソ連から独立に至ったという過去があります。(e-Estoniaと呼ばれる電子国家施策の成功は旧ソ連時代の60年代からサイバーテクノロジー研究所が現エストニアにあったからこそであるとも言われているようです)

それ以前はデンマーク、ドイツ、スウェーデン、そしてロシアに支配されたバルト三国の一つなんです。

そして占領されていた頃に築かれ、世界遺産である「タリン歴史地区」は、旧市街が多く残るヨーロッパ諸国の中でも類を見ないほど美しい状態で保存されています。

街並みは丘の上から見ても朗らかでやさしい美しさが・・・

住居のドアがひとつひとつ可愛くペイントされ、街を歩くだけで目にも楽しい。

歩いて回れるほどコンパクトなタリン旧市街ですが、その独特な色選びや配色、そしてそれが馴染む空気感。訪れなくては知ることができない、人や街、歴史の成分を含んだ全体像。これを言葉や写真だけで表現しようとすることこそ野暮では。と思わされてしまう〜・・・

この写真の手前の赤い屋根は旧市街、奥に見える高層ビル群はとても近代的。古いものと新しいものが支え合い、とても合理的に根付いている姿に、学ぶものは多かったです。

さてさて、上の写真に大きな船が写っているかと思います。

この海はフィンランド湾、そしてこの船は各北欧諸国へと繋ぎます。

なんと!この船で、タリンーヘルシンキ間は2時間ほど。

船のチケットも一人数千円です。

そして共にEU加盟国なので、パスポートコントロールはスルー。

基本的に物価はタリンの方がずっと安く、(飛行機代も例外ではない)日帰りも可能なので、タリンを拠点に動くのはありだと思います。

そして個人的には、食事が美味しい!!!というのがお勧めポイント。(そればっかりな気もする)

タリンではぜひELK(エルク)のグリルを。

エルクはヘラジカ。割とクセの強いお肉やチーズもイケてしまうクチなのでなんの恐れもなく注文しましたが、クセが全くないので普通のお肉が食べれればOKかと。

このお店はrataskaevu16(ラスタカエヴ16)

私は空腹で死にそうな早めのランチ時に、フラ〜と前を通ったら空いていたので入ったのですが、人気店のようですな。

この黒パンはエストニアでは定番なようですが、これがめっちゃくちゃ美味しい。どれくらい美味しいかというと、パン嫌いだった同行者がパンに目覚めました。


もう1店舗はvegan restaurant!

とはいえご覧の通りお肉もあります。

ラムを愛し、ラムに愛されたうにくまなので、すかさずラム。

野菜の使い方がうまい。ラムにキャベツ、グズベリーにスプラウト。
ディルが香る甘めのソースは合わせることで新感覚の味に。

このお店は Von Krahli Aed

今見てみたら、ここも人気店!

実はもともとは他のお店を予約しに伺ったらまさかの満席。そこのお嬢さんの友人が働いていると教えてくれたのがこちらでした。

他も数件行きましたが、ここの二店舗はお勧め度高い・・・。

コスパもよし。


【サグラダファミリア・バルセロナ(スペイン)】圧巻の宗教建築プロジェクト

はい〜ど定番〜!!!

確か私、初ヨーロッパが、フィレンツエ、ベネチア、バルセロナの三連チャンだったんです。

しかもめちゃくちゃ忙しい中行ったのもあり割とナメてかかってまして。

でも、「有名」で「マスまで知っている」建築や観光地って、それに相応しいなりの理由を持ってそこにあるんだなと知ったのがこのサグラダファミリアでした。

いろんな建物を見て思いましたが、横の比率が大きいものにはずっしり重厚な安定感を感じるのですが、これはその縦比率故か、威圧感がすごい。

いままで建物から感じたことがない威圧感。

多分その正体は一つ一つのパーツの細やかさにも起因していそう。

ぜひ写真を拡大して見て欲しいのですが、パーツ一つ一つがその部分作るだけで何年かかるの・・・・?という細やかさなんです。

そして中に入ると、途端に目を奪われて動けなくなったのが、このステンドグラスと光の入り方。

これはもう、この巨大な空間の中に身を置いて、この光を浴びに行かないとわからない。

おかしいんですよ、いろいろと。

この設計図が存在しているということ自体が、常軌を逸している。

圧倒されるものに触れる経験ってそうそうないと思うのですが、ここは完全にそれでした。ぜひ細やかなところまで見てください。

この石の階段の完全な螺旋構造とか。

もちろん他の建築もお散歩がてら見てきましたが、サグラダファミリアに圧倒された後だとそこまで刺さらず・・・。

食事には確実に行きましたし、夜はバルに行ってピンチョス食べた記憶もあるのですが、バルセロナでは現地の弁護士とハンバーガー屋さんのお姉さんと仲良くなってこれでもかと飲んでしまい、ベロベロでホテルに戻りましたので美味しかった以外の記憶がありません。

申し訳ございません。

【ヴィエリチカ岩塩坑・ヴィエリチカ(ポーランド)】世界で最初の世界遺産

ヴィエリチカ岩塩坑、私は最近まで知らなかったのですがご存知の方も多いのでしょうか。

遅くとも1044年にはすでに岩塩坑として使われ始め、1996年まで現役だったこの岩塩坑は、全長300キロにまで伸びています。

ですので、ガイドなしでの見学は不可。「私から離れたらもう会えないわよ〜ははは〜」みたいなこと言われます。

基本わたしたちが見れるのは全体の1%くらいの、3.5kmのみ。

その中にこんな感じで、神話や時の権力者、宗教を題材にした塩で作られた彫刻や絵画が無数に並んでいます。

最後の晩餐なども。

シャンデリアのパーツは、純度の高い塩のクリスタルをつなぎ合わせたもの。

この施設は世界遺産に最初に登録された12箇所のうちの一つですが、特筆すべきは「一つたりとも観光のために作られたものではない」こと。

ヴェネチアの街並みしかり、サグラダファミリア、タリンの旧市街しかりなのですが、自分たちに必要な生活や文化のために作られたものがたまたま今に残っている。

地下奥深くに広がるこの塩の教会や彫刻は、坑夫達が自らの「信仰」のために築いたもので決して人に見せるためではなかった。

この「信仰」のパワー、私たち現代日本人にはない感覚、国ごとの文化の差、日本という国の特性を気づかせてくれます。

ポーランドのクラクフ旧市街から電車で20分ほどで行けるので、合わせて訪れるのがいいかもしれません。

食事はぜひ、冬なら温かいスープを。

ポーランドは総じてスープが美味しく、素材の味が濃厚。

写真はトマトスープですが、今まで食べたトマトスープにはない感動が!

日本でいう食べるスープは具沢山なイメージだけど、これは素材の味をぎゅっっっと凝縮させた感じでした。

Restauracja Szalone Widelce というお店です。


あと、うにくま餃店としてぜひお勧めしておきたいのが

ポーランドにも餃子があるのだ!!!

その名もPierogi(ピエロギ)
皮の食感は日本でいう水餃子のようなモチモチ系。具はバリエーション豊かで、レバーをはじめとしたお肉はもちろんマッシュルームなどのヘルシー系やブルーベリーなどのデザート系まで。
ポーランド料理屋さんでも食べられるし、専門店もあるし、クリスマスマーケットの露店にももちろん!
ちゅるんとした皮の食感と、具に入るハーブの香りがたまらない〜!

それではうにくまピエロギコレクションで、このnoteを締めたいと思います。


その他の旅行については yukimizo.com 、


もしくはインスタにも軽めの文章とともに定期的にあげています!


旅券やマイルのことは、うちの旦那氏が鬼です。

私の出張関係も全て手配は彼に任せていますが、もう私何言ってんのかわかりませんのでだれか聞いてあげてください。


今年もすでに2カ国決まっていて、母を連れてさらにどこか行こうと思っています。

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旅のことは話しませんが登壇あります。

長谷川さんの半・分解展です。

何を話すか決まっておらず、いや決まっているのかもしれないが共有されずのGOするらしい。登壇の後にフリータイムもあるそうです。


1/18の19:00〜です〜お待ちしておりやす。




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