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【京都】夏至の頃、夏越の祓えに向けて。

【6/19(月)朝】
まだ新月のエネルギーのうちに、伏見稲荷大社に。

この日は朝から日差しも強く、なかなかの暑さ。でもお参りをしたいので暑さ対策をして向かいます。

楼門に茅の輪が出ている有り難さ。

観光客で楼門や本殿周りは、本当にもう人でごった返していましたが…

お山の方は、かなり静かです。

鳥の囀りと、時折吹く涼しい風に癒されてのお山巡り。

人の多さに今は千本稲荷に近づくのも断念していますが、お山巡りこそ伏見稲荷のお参りの真髄。無事にお参り出来て嬉しい。

満ち足りて、お山を下りてからは、

今月末の「夏越の祓え」に向けて、半年分の厄を祓う為の人形ヒトカタを納めて、ホッと安堵。


【6/21(水)夏至】
陽に極まる日。曇り空の朝でした。風もあり、左程暑くありません。

(梅雨の中、この気候はお参り日和…)

朝ご飯を終えて、北野天満宮に。

春に梅を見に来て以来。久しぶりです


楼門に掲げられた菅公の御歌。

心だに誠の道にかなひなば いのらずとても 神やまもらむ

尊い御歌。(仰る通りです…)と頷きながら、門をくぐる。


あちこちで盛んになった花手水。こちらも毎度綺麗です。

平日の朝。人も少なくて静か。

境内には、茅の輪が。

有難く3度くぐった後、本殿でお参り。

伏見稲荷でも納めたのですが、こちらにも納めました。


今回、北野天満宮にお参りしたかったのは、こちらが目当てでもありました↓

宝物殿で特別公開されている「北野の特殊神饌」

神饌とは、神様へのお供え。特殊神饌は、その社独特の通常の神饌とは異なるお供え。これは是非伺いたいと企んでおりました。


さて、北野天満宮の宝物殿と言えば、

※宝物内の刀類の撮影は有難くも可※

やはり『鬼切丸』です。

平安時代の刀がここにある奇跡

初めて「鬼切丸」を見たのは20年くらい前。刀とはこんなに美しいものかと感嘆しました。目も心奪われた初めの一振り。美しく強く、これなら鬼も切れるだろうと納得しました。

北野天満宮の上空で、鬼切丸に救われた渡辺綱が奉納した石燈籠は境内に。

授与品・御朱印を授けて下さる前にあり。


そして、豊臣秀吉が奉納した刀も。

堀川国広
こちらも美しい!!

ここでも太閤殿下の信心深さを目の当たりにする次第。


北野天満宮と縁の深い加賀藩の当主からの奉納刀など、

その他、たくさん。

まさに宝物殿


刀にも色々あって、人をたくさん切った業の深い刀もあるけれども、奉納の為に生まれた刀はまるで違う(当然ながら)

作った人・奉納した人・大切に守ってきた人の思いが重なって、時代を超えて今此処に在る。

この宝物殿を巡るだけでも、悪いものが切られ削がれていくような心持ち。


目当ての『北野の特殊神饌』は撮影不可でしたので、リーフレットの裏より↓

神饌には、米や魚などの食べ物や季節の花などが供えられるので、実際の展示(レプリカでも)は難しいですよね…😅とは思いましたが、『神饌図録』と写真での紹介が主でした。

しかし、この『神饌図録』のイラストが本当に見事で、(この図録欲しい…)と思いながらずっと見てました。

“詩歌を読んで頂くための硯”や”手を洗って頂く為の道具”もあったりして、そんな素敵な考えと共にある菅公へのお供えに感激しました。

この『北野の特殊神饌』の展示は、菅公のお誕生日・御誕辰祭ごたんしんさいの6/25(日)迄。



お参りして、茅の輪をくぐって、人形ヒトカタも納めて、あとは夏越の祓えを迎えるだけ。

厄落としに、この時期の和菓子・水無月も食べて、次の半年を迎えようと思います。


来月7月は祇園祭!
4年ぶりの通常開催、とても楽しみです!!


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