夏越の祓のこと。
明日6/22に夏至を迎えます。
最も陽に極まる日は、浄化の力もなかなかに強烈です。
この日で、去年末の冬至からの流れに一区切り。陽から陰に転じて次の流れが始まります。
さて、早いもので今年の半分が終わろうとしています。
今月末の6/30は、『夏越の祓(なごしのはらえ)』と呼ばれる神事が、京都市内の各神社で執り行われます。
半年間の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を願う大切な神事。
そろそろ『茅の輪』が設置されているところも。
茅の輪をくぐって穢れを祓うのですが、茅の輪が無い場合は、人形(ヒトガタ)に穢れを移して納めます。
大抵は、このような人形(ヒトガタ)が通常かなと思っていましたが、
先日、松尾大社にお参りに行きましたら
(ミシン目の切り取り式!斬新!車の絵も可愛い…)
初めて見る方式に、些か衝撃を受けながら納めて参りました。
半年の区切りの重要な神事ではあるのですが。
どうしても、茅の輪をくぐりに行けない…人形も納められない…という方は、和菓子の『水無月』をお勧めします。
小豆は魔を祓うものとして、三角の外郎は氷を表しており、厄祓いと暑気払いを願う縁起の和菓子。美味しく食べて、厄祓いを。
ところで。茅の輪から茅を抜いて持ち帰る方がいて、困っている神社があります。対策の為、持ち帰り専用の茅を用意されているところも。この困った民間信仰が無くなることを願います。
見ず知らずの人の厄を大切に家に持ち帰る事になります。その勝手な振る舞いで、他の方が茅の輪をくぐれなくなります。真似をされませんように。
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