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フトアゴヒゲトカゲをお迎えするまで 〜ケージ・環境整備編〜


はじめに

こんにちは。
フトアゴヒゲトカゲを飼育しております るん酸 です。
前回のnoteでは「フトアゴヒゲトカゲ飼育の楽しさ」を一心につらつらと書いておりました。

こちら、以前書いた記事です。
今回との繋がりは特にありませんので、お時間ある時にサクッとお読みいただければと思います。
可愛いウチの子が沢山出てきますので是非…!

今回の記事では、「フトアゴ飼育の準備」について書いていこうと思います。
これからフトアゴ(爬虫類)をお迎えしようとお考えの方、既に飼育されていて環境を見直そうとされている方等に向けて、本記事が届くことを祈っております。


⚠️注意⚠️

本記事は、私がネットで調べたことや、ショップ店員さんのお話をもとに作成してあります。
飼育の際は、全ての情報を鵜呑みにすることなく、ご自身で調べてから準備を進めることをおすすめします。


フトアゴヒゲトカゲの飼育準備

1.ケージを探す

1-1 ケージの大きさ

フトアゴヒゲトカゲをお迎えしたい!
まず最初に何をしよう!…となった時、基本的にはケージを探すところから始まるのではないでしょうか。

しかし、ケージにも様々な種類があります。
ここで1つ確実に言えることとしては
ケージは横幅90cm、奥行45cm前後のものを選びましょう
ということです。

フトアゴは、大きい個体だと頭から尻尾の付け根までで凡そ40cmにもなる爬虫類です。
大きい個体が横幅60cm程度のケージの中に居ると、運動不足やストレス等が大きくなってしまいます。
アダルトになった時にある程度の運動スペースを確保しておく必要があることを考えると、最低でも上記のサイズは必要でしょう。
120×60のケージを使用している方もよく見かけるほどです。(広ければ広いほど良いとは限らないので、個人的には90×45をおすすめします)

私の飼育ケージは90×40のものです。奥行きが少し狭いですが、実際に飼育してみると、この程度であれば問題ありません。ご参考までに。


1-2 ケージ購入

では、ケージは一体どこで何を買えばいいの?
…という問題に直面するかと思います。

結論から書きますと、個人的には
メルカリのハンドメイドケージが圧倒的におすすめです

ここに関しては様々なご意見があるかと思いますので、あくまで個人的な見解となります。

メルカリでケージを購入することの大きなメリットは以下2点になります。

・費用が安い(1万円程度)
・カスタマイズができる

フトアゴ飼育の準備にはなかなかの費用が必要となります。恐らくケージが最も大きい割合を占めますが、その費用が既製品よりもいくらか抑えられるのはメルカリの大きなメリットです。
既製品は色々と嬉しい機能が付いていることもありますが、その分値段が弾んでしまいます。相場で言うと1.5万〜2万円程度でしょうか。
送料等を含めても、メルカリで買った方が安い事がわかります。

また、ケージを設置する部屋によっては、既製品だと大きすぎる…というようなこともあると思います。実際、私がそうでした。
メルカリに出品されているものは、大半が購入手続きを終えた後に制作されます。
そのため、事前にコメントで「90×40で制作していただくことは可能でしょうか?」と希望サイズを伝えることが可能です。

メルカリのリンクって貼れないんですか…?
有識者の方教えてください………

私はOKA CAGE様でケージを購入しました。

費用をかけたくない、サイズをカスタマイズしたい…といった方にはメルカリはおすすめです。
(出品者のプロフィール等を見た上で購入判断をしましょう!)

逆に、メルカリでの購入はデメリットもあります。
裏を返せば既製品のメリットとも言えますね。
メルカリでケージを購入するデメリットは、大きく分けて以下の2点です。

・木製ケージである
・注文から届くまでに時間がかかる

2点目に関しては正直当たり前のことなので…ここでは割愛します。
ハンドメイドでのケージは基本的に全て木製のものですが、それなりのデメリットが付いてきます。

まず、温度・湿度管理が難しいです。
プラスチック等でできている既製品のケージに比べ、木製のものは木が湿気を吸ってしまいます。
またこれはショップの店員さんから伺った話なのですが、木製ケージは温度も吸ってしまうそうです。
そのため、特に冬場の温度管理が難しくなります。
温湿計をこまめに確認し、適切な温度(28度〜35度)を保てるようにしましょう。

ハンドメイドケージは、天板も木の板で作られることがほとんどです。
つまり、ケージ外からライトを当てることはほぼ不可能だと考えておいてよいでしょう。
既製品は全面がクリアになっているものが多いので、ケージの上からライトを当てることが可能です。紫外線ライト等の光がケージ内に均一に当たり、フトアゴが電球を直接見ることによって生じる「雪目」という病気を防ぐこともできます。

木製ケージには、ケージ内にライトクリップを挟むバーが取り付けてあります。
そこにライトを付けることになりますが、雪目には十分注意しましょう。
ライトの付け方やおすすめのライト等は、次の記事に記載予定です。


2.ケージを設置する

2-1 ケージの設置場所

ケージが決まったら、いよいよ設置する場所を作っていきます。
この辺りからフトアゴをお迎えする実感が湧いてくるので、準備がどんどん楽しくなってきます。
(あれこれ買いすぎて散財しないようにしましょう…私がそうでした。)

ケージは、高さ1m以上の場所に設置することを強くおすすめします。

フトアゴは、音や上からの目線等に非常に敏感です。ケージを床に置いてしまうと、人の足音、常に見下ろされる環境にストレスがかかってしまいます。
可能であれば、人間の目線の高さを目安にケージを設置すると良いでしょう。

2段ベッド上段の妹は嵐ファンです

画像は、私がケージを置くために設置したラックです。
奥行きの兼ね合いから電子ピアノと被ってしまい、下段にシェルフが設置できなかったため、別途で小さい棚を購入してデッドスペースを無くしました。
商品ページのリンクは以下になります。

3〜4段目あたりにケージを設置するイメージで購入しておくと、ケージ上に備品を置くスペースができるので良いのではないでしょうか。


2-2 設置前の保温対策

いよいよラックの中にケージを設置する段階ですが、その前に保温対策を施しておくと安心です。

お迎え前にお試しで設置してみた写真です

写真から見てわかる通り、ケージ周辺に発泡スチロールを貼りました。
木製ケージは特に温度が外に逃げやすいので、それを多少なりとも防ぐはたらきがあります。

ただ、写真ほどの厚さ(10mm)では、あまり効果は期待できません。
設置後にショップ店員さんからも指摘されましたが、薄すぎるのです。
私はほかの備品で温度管理を何とか乗り越えましたが、これから設置される方は厚さ20mm以上の発砲スチロールを使用することをおすすめします。

電化製品に頼るより、発砲スチロールの方が間違いなく安上がりです…

また、ケージ前面にはビニールカーテンを設置し、夜間はカーテンを閉めておくことで温度を保っています。

こちらのカーテンはケージサイズに合わせてハサミで切ることができるので、かなり使い勝手が良かったです。

ケージはもちろん重いので、1度設置してしまうと退かすのが大変になります。
ケージを置く前に、周辺の保温対策は万全の状態にしておきましょう。


さいごに

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
本記事では、フトアゴ飼育の基盤となる部分を解説させていただきました。
次回は、ケージ内の環境作りや温度の保ち方についてを書こうと思っています。

本記事内で質問等ございましたら、遠慮なくコメントいただければと思います。
少ない知識ではありますが、しっかりと回答しますので、是非よろしくお願い致します。(感想も待ってます…!)

ここまで1度も私の子を本記事でお見せできておりませんので、最後に9月14日に撮影した可愛い姿を載せておきますね

落ちそう

それでは、次の記事でまたお会いしましょう。
ありがとうございました!

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