序文

何を書くかも決めず、何をどうしたいかも浮かばずにこの文を書いている。ここに綴って行く文章が、誰に向けたモノになるのかも決まっていない。だから、実は今に至ってもこれをですます調で書くべきか否か、そんな事すら迷い続けていたりする。じゃあなんで始めたかと言うと、ある方に勧められたから、と言うのが一番直接的なきっかけだ。

ひとまず自己紹介を、とは思うのだが、自分の事と言うのは実は他人以上に解っていないのでは、と常々感じている。もちろん、所謂プロフィールは分かっている。只、じゃあお前は何をしたくて、心の奥ではどんな事をと思っているんだと聞かれると、言葉に詰まってしまう。もしかしたらここに何かを書く気になったのは、それを通して自分自身の奥底を覗き見る事が出来るのでは、という期待もあるのかも知れない。

とにかく、これから書いて行く一連のモノがどのような方向性になって行くのかは分からない。雑多な日記のようになるかも知れないし、育児の記録になるかも知れない。もしかしたら、自分の仕事の話になるかもしれない。只、そんな取り止めのない文章に対して、何処かの誰かに共感していただけたら。変な事を書いている、考えている奴がいると笑っていただけたら。あわよくば、どなたかのちょっとした助けになれたら。そう思うのは、きっと私の素直な感情なのだろう。だから、今は私の属性は何でも良い。精々子供が産まれたばかりの、未熟な父親。そんなもので良いだろう。

若しくは、今はまだ言葉も話せない小さな我が子へ。いつか成長した時に、父が何を感じ、何を綴っていたのかを知るきっかけになれば。

そんな感情に薄っすらと気付きながら、この序文を終わりたいと思う。これを見ていただいた優しい皆様。この様な駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございます。正直に言えば、序文などとご大層なタイトルにはなっていますが、只他のタイトルが思いつかなかっただけで、お恥ずかしい事この上なく感じています。もしよろしければ、今後とも暇つぶしにでも見ていただけたら幸いです。よろしくお願いいたします。

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