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身長も体重も小さい早生まれの子供にサッカーのスタメンを取らせる6の方法

はじめに

早生まれの子供がサッカーをやると、フィジカルが理由でなかなかレギュラーが取れなかったりします。

うちの子供は足元は下手じゃないんだけど、どうしても試合だとフィジカルを理由に使ってもらえないと思う親御さんは結構いるんじゃないでしょうか?

自分には2月生まれの子供がいます。身長は一番低いし、体重も最軽量、更には足も遅いし、長距離も厳しいと、フィジカル面での優位性は一切ない状態で幼稚園からサッカーをはじめました。

1年生から4年生まではたまに試合に出れるものの、剥がされてしまったり、ボールキープしきれなかったりするシーンが出ると試合で使われなくなっていくんですよね。特に低学年時はサッカーそのものが団子サッカーになので、フィジカルがないと余計に厳しいものがあります。大きい子にふっ飛ばされてる姿を見て、可愛そうだと思うことがよくありました。

現在は5年生になり、それなりの強豪チームでスタメンで試合に出られるようになりました。身長こそやっと130cm超えるようになりましたが、未だに体重は26kg程度しかなく、足もだいぶ遅いです。

それでも試合に出れるようになったのは本人の努力の積み重ねによるものですが、親の立場として行ってきた事を6個ほど並べてみたいと思います。

その1 スタジアムにつれていく

やっぱり生のスタジアムの迫力は凄い刺激になります。うちはよく味スタに行きますが、やっぱり駅からスタジムが見えてきた時の興奮とスタジアムの中に入った瞬間の音量は大人でもインパクトありますから。子供視点で行ったら脳内にこびりつきますよね。とにかくサッカーをやりたくなるモチベーションの源泉は現場にあると思ってます。

その2 毎日基礎練習をする

技術は重要です。全ての土台です。どんなに頭でわかっても体で再現できないなら結果はでません。技術は選手の時間とスペースを拡大してくれます。フィジカルの差を埋められる唯一の方法と言っても過言ではないです。そして技術は寝て起きると身についているものではありません。積み重ねの先にしかないです。なので今日から始めないといけない。たった30分親が自分の何かの時間を譲るだけでできることです。

その3 サッカーIQを上げる為に自分のプレーを動画で確認させる

サッカーはチーム競技ですが低学年は団子サッカーになりやすく比較的個人競技の要素が強く出ます。でも高学年になると一気にチームとしてのサッカーにかわってきます。その時重要になるのが意思決定の質です。選手は、どこにポジションをきるか、どこにどのスピードでパスを出すか、ボールを受けるべきか、それとも待つべきかなど試合中様々な観点から何らかの意思決定をし続けます。仮に一定の技術がついても意思決定の質が低いと、ボールに触れなくなくなるので結果にはつながりません。良い意思決定かどうかはその前後のプレー次第となるので、動画で振り返れるようにしてあげることをおすすめします。

その4 一定の間隔で目標を一緒に設計する

フィジカルの無い子供は短期的には成果を出しづらいので、どうしても諦めがちになります。高学年になったときにスタメンを取ることを目標に足元の半年をどう過ごすか?という点を一緒になって設計していました。会社で言うところの1on1に近い感じです。達成可能な目標に落とし込むのが重要です。

その5 サッカーノートを一緒につける

練習の中で、出来た事、出来なかった事をアウトプットさせる、すなわちサッカーノートを一緒に運用して、課題やカイゼン策を一緒に作ってみることをおすすめします。アオアシじゃないですが言語化はとても重要です。言語化できてることは再現ができますが、感覚的にしかできてないと安定して実行できません。真因まで突き詰める必要はないですが、なんでそう思ったのかを少し聞いてみるだけでも内容は濃くなります。


その6 最後にこれが一番重要です

子供がフィジカルが理由で出来ない何かについて絶対に文句を言ったり怒ったりしないでください。

これだけは子供のその時の努力では解決できない問題です。小さい子供は理不尽に感じてしまいます。実際にフィジカル差によって発生する事象は、当たり負けなど分かりやすいもの以外にも、パスの失敗やシュートの失敗などそこだけ切り取るとフィジカル関係なさそうなことも、局面によってはフィジカル差がプレッシャーになってミスを犯すケースもあります。とにかくフィジカルに起因するものは気にしないようにさせましょう。

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